鮫(サンオ)韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤) | |
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この作品、BGMが良いですねぇ 特に、BoAさんが歌う曲は、ドラマの切ないシーンのバックに流れてよりいっそうの効果を上げてるように思います。
Amazonではまだ在庫がありますが、韓国盤にしてはお高い。別のサイトでは、売り切れ続出で、在庫切ればかりでした。残念
イスが生きていると確信したへウ。
ふらふらと歩いてると、様子がおかしいへウに気付いたジュンが近寄って来るのが見えました。
へウにはそれがイスに見えたのです。
へウが顔に手を伸ばした時、ジュンは、自分の事をイスだと知ってしまったのかと誤解したかも。
でも、そのままへウは意識を失ってしまいました。
「ここの海にサメはいますか?」
気がついた時、へウは、そう聞きました。
海を見ながらへウは言いました。
この海を見ながら何を考えていたのでしょう、何を考えながら、耐えていたのでしょう・・・。
辛そうなへウを見て、ジュンが言いました。
「怖いなら、全力で逃げればいい。」
怖がってるように見えますか?・・・とへウ。首を横に振りました。
「ただ凄く嬉しいんです。生きていてくれてありがたいです。でも、何故こんな形で私に知らせしかない・・・そう考えると、イスが恨めしい。その一方で申し訳なくて・・・。」
この言葉、ジュンにとっては意外だったのかも。へウの正直な気持ちが響いて来たように見えました。
へウは、ジュニョンに打ち明けました。イスが生きている・・・と。
ジュニョンは、一瞬意味が分からなかったようです。へウから話を聞いて、言いました。
「事件から抜けろ。」
もしイスが事件の黒幕なら、自分たちが知ってるイスとは違う・・・とジュニョン。
へウの身に危険が及ぶ事を感じていたのです。心に傷を負う事も・・・。
でも、へウは、イスに会いたかったのです。事件から手を引いたら、イスとは絶対に会えないと感じているのです。
闇の中にいるイスを救う事は出来ない・・・とね。
ジュンはジュンで混乱していました。
顔は変わり、年齢を重ね、性格を変え、外見はイスではなくなったけど、心は変える事は出来なくて。
大丈夫だと思って再会したへウを、まだ心は忘れていなかったという事が痛いほど感じられてるのです。
パク女史は、真実を知って以来、へウ父の事はもとより、へウ祖父のことも信じられなくなっていました。
彼らの言動に注意を払い、真実を探ろうとしてるようです。
イスが死んだとは思っていないし、残されたイヒョンのことも、我が子のように守ろうとしています。
ある日、久しぶりにへウ祖父を訪ねて来たイヒョンは、話の流れで、兄イスの事件の時に現場にあった鍵が、父が残した鍵とは違っていたということを話してしまいました。
すぐに食い付いたへウ祖父。
その様子を見ていたパク女史は、巧みに話題をすり替えましたよ。
イヒョンは、屈託が無い明るい子なんだけど、もしかしたら何か病気?
鼻血を度々出してるようですし・・・。母親が何かの病気で亡くなったんだよね?同じ病気とかじゃないよね?
へウ祖父、流石です。
イヒョンの話から、状況をすぐに察しました。イスならやりかねない・・・と。
チョン元刑事の事件は、上層部からの指示で、適当な理由をつけて収束させられました。
表向きは、どうしようもない・・・てな感じで、ピョン刑事も捜査を辞めました。裏では捜査を続ける覚悟なんですけどね。
それはへウも同じでした。
へウから、イスが生きてると聞いたピョン刑事は、ジュニョンと同じように、へウは捜査から抜けた方が良いと言いました。
イスが黒幕なら、チョン元刑事殺害犯の可能性が高いからです。
でもね、へウの性格を考えたら、それは無理なことで。
結局、へウはイスの行方を追うことにし、ピョン刑事は、これら一連の事件の根底にある例のカン・ヒスが手にした書類を追うことにしました。
へウは、イスが生きているのなら、イヒョンに会いに行かない筈が無いと指摘。
その時、ピョン刑事は、高価な望遠鏡の一件を思い出したのです。
で、送られてきた経緯を探ってみると、行きついたのはカン・ヒスが所属していた「歴史を正す会」・・・。
そこの職員は、ピョン刑事が事件の担当刑事だった事を覚えていました。
依頼者は、身体のどこも悪く無かったし、いい人そうだった・・・と職員。この職員、本当はジュンと親しげですけど?
へウは、イスだという確かな供述を得られず、残念に思いました。でも、いい人そうに見える・・・というのは、イスにも言えることで。
へウは、ピョン刑事と別れて母校にたちよりました。
丁度、ジュンも来ていました。
少し先をジュンが歩いていました。思い出を辿る道の・・・。
このシーン、ちょいと違うけど、また「冬ソナ」を思い出しましたよ。自分がチュンサンだと知ったミニョンが、ユジンとの思い出に浸りながら高校を歩くと言うシーンありましたよね?なんか、この作品、「冬ソナ」とかぶる事が多いように思えます。
図書館での思い出が一番多いのかもしれません。
へウは、あの時と同じように机に頭を乗せてみました。隣には、イスがいて・・・。
その時、ジュンも図書室の中にいました。
へウが来たのを知って、隠れたようです。
同じように思い出に浸るへウを見て、手をぐっと握り締めていました。声をかけたい衝動に駆られてるように思えました。
このシーンのバックに流れるのが、BoAさんの歌声。切ないです。
へウはふと思い出しました。イスの写真があったことを。
湖に行った時撮ったモノでした。
その映像を、沖縄の老人に送り、顔を確認してもらったのです。それが一番ですよね、イスだと確認するためには。
でも、老人は、違うと言いました。雰囲気は似てるけど、顔は違う・・・と。
ジュニョンは、へウが“あなたが思うよりもっと多くの人が関係してる”と言ったこと、父が突然会社に来てへウ父と話をしていたこと、その時自分が来た事に戸惑ってる様子が見られた事・・・等々を考え、もしかしたら、父もこの事件に関係してるのでは?という疑いを持ち始めています。
この親子、とても善人なんですよ。
オ地検長は、へウ祖父との関係で、どうしても断り切れずに一度だけ意に反する事をしてしまった・・・。そんな自分を悔いているようです。
今回、チョン元刑事の事件を適当に収束させた事が頼みを聞く最後であってほしいと願ってるようで。
だから、自分の責任を全く感じてなくて、ノー天気に自分勝手なことを言いまくるへウ父には、相当な怒りを感じているようです。
清廉潔白な検事であるへウの事も認めてます。
そんな父を、ジュニョンも信じてるし尊敬もしてます。亡き弟の分まで父には孝行したい・・・とね。
この作品、悲惨な事件を扱っていますが、取り巻く人たちが根は善人で、でも社会的なつながりでどうしようもなく事件に巻き込まれてしまうわけです。まぁ、へウ父が一人残念な人物だと言えます。
へウ祖父は、過去相当酷い事をしてきたようですが、今は、それを悔いてかどうか、正しい人間であろうとしてるのが見えます。ただ、過去をどんな手を使ってでも抹消したいと思った事が、今回の事件を大きくしてしまったわけで。
人間性は変わって無かったってことでしょうか。表向きは変えられても・・・。
ある日、ジュニョンとドンスがお酒を飲もうということになりまして。
そこに、ジュンも呼んだのです。ドンスは雇い主と一緒なんて・・・と文句を言ってましたが。
へウは仕事が忙しいからと参加しない旨伝えていたのですが、キム捜査官から勧められて、やっぱり出席することにしました。
で、ホテルのバーに向かう時、前をジュンが歩いているのに気が付きました。
左肩を痛めてるように動かし、足も少し引きずってるように見えました。老人の証言にあったのと同じです。
これまで、ジュンの言動が、イスと被った事が多々あった事を思い出しました。
「あなたは誰?」
「私が誰かは、チョ・へウさんがよくご存じでは?」
えーっ言っちゃうのまさかね・・・。