大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

和光寺

2018年08月07日 | 史跡
阿弥陀池で有名な和光寺での、普段非公開の阿弥陀三尊の特別公開へ参加。

和光寺
浄土宗。

境内の阿弥陀池は、信濃善光寺の秘仏本尊である、百済から日本に最初にもたらされた仏像・阿弥陀如来が出現した難波の堀江の地とされ17世紀の中ごろから信仰を集めてきている。
一節には、排仏派の物部氏が百済から伝わった仏像を遺棄したが難波の堀江から出現した、と伝わっている。

阿弥陀池のほとりに信濃善光寺の特別の末寺として元禄11年(1698年)建立。
その際、信濃善光寺から本尊として銅造阿弥陀如来立像(高1尺5寸・鎌倉時代・部分の写真下左)がもたらされ祀られました。その阿弥陀如来像が現在の本尊である。脇侍仏の観音菩薩と勢至菩薩は江戸時代の作。

境内の堂宇は、先の戦災により焼失、内部に祀られていた仏像も大半が失われた。焼失を免れた地蔵堂と土蔵の地中に保管した本尊は焼失を免れ現在に至っている。
他に、木造阿弥陀三尊立像・木造阿弥陀如来坐像・木造釈迦涅槃像・紙本著色釈迦誕生図(部分の写真上右)と涅槃図(何れも約3m四方)・木造地蔵菩薩立像・銅造地蔵菩薩坐像(写真下右)等多数。

落語に阿弥陀池(あみだがいけ)という演目があり、和光寺(通称阿弥陀さん)に入った盗人を捕まえ「根っからの悪人ではなかろう、誰に盗みに行けとそそのかされた」、盗人は「阿弥陀が行け(池)と言った」が落ちです。
落語に聴いていた阿弥陀池(写真上左)が現実にあることを確認でき、有難い仏様にも多く出会え暑い中でしたが出掛けて良かった、と思いながら帰途に。


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