大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

四天王寺石造物(石鳥居・鳥居笠・石棺蓋・石槽・石舞台)

2017年02月01日 | 四天王寺
今年初めての四天王寺までのウオーキング、お参り後境内にある巨大な石造物を相棒と共に巡りました。

一番多くの参詣客が出入りする西門の大鳥居は、日本最古の石鳥居で国の重要文化財。
鳥居の創建は平安時代中期と推定され、元は木造だったが永仁2年(1294年)当時別当だった忍性上人により木造から石造に改められた。

掲げられる塵取りの形の扁額には「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」と書かれており、平安時代の昔から四天王寺は 西方にある極楽浄土へ向かう東門にあたるとされた。

石鳥居も幾度の災害により伽藍同様被害を受け、その度に修復を重ねて今日に至っています。その修復時取り替えられた笠石も宝物館前に保存されています。
笠石とは鳥居の最上部のことで、本品は忍性建立時の石鳥居笠石の一部と伝えられている。

宝物館の前には、石棺の蓋も置かれている。
この石棺蓋は荒陵(あらはか:現在の茶臼山付近)から出土したものとされ、四天王寺の山号荒陵山はこの荒陵から来ていて、江戸時代にはその形態から巻物石、蛙石とも呼ばれていた。

石棺の蓋の近くに石槽(府指定有形文化財)があります。
これは、花崗岩の一材をくりぬいて造った石槽で、もと四天王寺西大門の西南外に手水鉢として使われていたものです。

亀の池の中ほどを覆う形で設えられた石舞台(国の重文)は、1623年それまでの素木(しらき)造りから石造りに変えられ、その舞台上では毎年4月に1400年の伝統を誇る聖霊会舞楽が催されている。
住吉大社の石舞台・厳島神社の板舞台と共に日本三舞台と呼ばれている。

てんのじ寄席のチケットをお土産にして帰りもウオーキング。
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