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大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

軍港舞鶴

2025年04月10日 | 史跡
先日舞鶴へ行き、改めて舞鶴の歴史と現在もなお軍港としての役割を果たしていることを認識しました。

舞鶴港は、若狭湾西部の舞鶴湾にあり外海に対して入り江で、平均水深20m、湾の出入り口は約700mと狭く、「みずなぎ」と呼ばれるほど湾内は極めて静穏である。またその地形から湾内の干満差もほとんどなく(最大でも30cm)、また四方を400m程度の山々に囲まれるなどし、冬場でも強風・荒天を避けることのできる天然の良港として知られている。
写真上の右奥の港が東港(海上自衛隊舞鶴地方隊母港)

写真上・護衛艦(哨戒ヘリコプター用空母)ひゅうが全長197m・速力30kt(時速55km)
古来より北前船の寄港地とも知られ、明治時代に日本海側唯一の海軍鎮守府舞鶴鎮守府が開府し、軍港として飛躍的に発展した。

写真上左護衛艦ふゆづき全長151m・右護衛艦やはぎ全長133m速力30kt
日露戦争の際、そのほとんどの船がここから出港した。戦時中も東港には旧帝国海軍舞鶴工廠の伝統を受け継ぐ造船所があり(現在も自衛隊桟橋の先に造船ドックがある)軍港として、西港は対岸貿易拠点港として整備され、朝鮮や満州への定期航路を有するまでに発展した。

写真上左護衛艦せきとり全長137m・右掃海艇あいしま全長54m
戦後はシベリア抑留等からの引き揚げの際、昭和20年から13年間引き揚げ船が舞鶴港に帰港している。

写真上ミサイル艇はやぶさ全長50m速力44kt(時速81km)
現在は、東港が海上自衛隊舞鶴地方総監部が鎮座する軍港として、また近畿圏と北海道を結ぶ長距離フェリーを中心とする国内旅客港としても機能している。
一方で、西港は海上保安庁第八管区海上保安本部の海上警備の拠点港として、また対中国・韓国・ロシアなど対岸諸国への定期コンテナ航路をもつ国際貿易港としている。

写真上補給艦ましゅう全長221m
訪問した日も多くの自衛艦が停泊しており、港めぐり遊覧船で湾内を一周しましたが、空母をはじめ護衛艦・ミサイル艇・補給艦・油船・曳船の大きさとミサイル等の砲筒等を目の当たりにし、これらが使われることのないよう願うとともに自衛官の勤めの重大さを実感しました。
同時に、自衛官の待遇面の充実に是非配慮を願いたいものです。

写真上左油船・右曳船



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