大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

岸和田市山直地区散策

2018年11月11日 | 史跡
11月10日、岸和田市山直(やまだい)地区を散策。
南海本線岸和田駅から南海バスで沢峯バス停へ。

岸和田ボランティアガイドのご案内で山直地区の文化財を相棒と共に巡ります。
コースは、
山直神社御旅所⇒山直神社⇒積川(つがわ)神社(昼食)⇒稲葉薬師堂跡⇒稲葉菅原神社⇒極楽寺⇒井坂酒造場。

参加者24名を3班に分け絶好のハイキング日和の中、沢峯バス停10時出発。

山直神社御旅所
山直神社の祭礼時の神輿を仮に鎮座しておく場所(写真上右)。
祭りの日、宮入りした地元のだんじりの前で白の装束に身を包んだ厄年の男衆が「ちょうさや、ちょうさや」との掛け声で神輿を担ぎ山直神社の急斜面の石段(写真下左)の参道を行きつ戻りつした後、だんじりを従えてお旅所まで渡御する。

山直神社
古代、山直郷を支配した豪族山直(やまのあたえ)氏の祖神を祀った。
檜皮葺きの本殿は桃山から江戸期の建築で府指定文化財(写真下左)。
また、社叢は市指定天然記念物(写真下右)。


積川神社
第十代崇神天皇の御代に創建。
牛滝川の水利神として地域住民の信仰を集めた神社で和泉五社の四宮。
和泉五社・・一宮・大鳥大社、二宮・泉穴師神社、三宮・聖神社、五宮・日根神社の五社と総社としての泉井上神社(和泉の由来となった湧水を有する)。
豊臣秀頼が再建した本殿は檜皮葺で国の重文(写真上左)。
淀殿が修理をしたという神輿は室町時代の作(写真上右)。
鳥居にかかっていた扁額の「正一位積川大明神の」文字は白河院宸筆で府指定文化財(写真下右)。
正面の鳥居前の椋の木は、樹齢約800年で市指定天然記念物。
両袖柱を持つ木造の鳥居は、厳島神社の鳥居と同じ形で見事なものでした。

稲葉薬師堂跡
南北朝時代の宝篋印塔は市指定文化財。
榧の木は市指定文化財。

稲葉菅原神社・稲葉山城
当地の産土神である春日社を祀っていたが、天神信仰の流行により文明10年(1478年)稲葉城の初代城主稲葉元春が京都北野天満宮より勧請して稲葉天神として祀った。
本殿の背後に城跡が残っていて堀に囲まれている。天正8年(1580年)石山本願寺に味方して織田信長と戦ったが敗れ落城。

極楽寺(麻福山大門坊)
菅原神社の境内に建つ。奈良時代の僧智光(幼名麻福田磨)開基。
奈良元興寺に残る板絵智光曼荼羅は国の重文。

井坂酒造場
文政元年(1818年)創業。
昔、店の古井戸から清水が湧き出て、その霊泉を活用して清酒醸造を始めた。
昔ながらの手作り製法にこだわっている清酒の試飲も楽しみました。

素晴らしい秋晴れの中、歴史ある文化財に触れるウオーキングを相棒と共に過ごすことができました。
お世話頂いた皆様方に感謝です。
特に第3班のご案内をして頂いたボランティアガイドのF氏の的確なご説明のお蔭でより楽しく巡れたのはラッキーでした。本当に有難うございました。

お土産に晩酌のお酒を購入、重いリュックも苦にならず帰途に。
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