大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

大槻能楽堂・ビジター向けモデル公演

2019年02月14日 | 伝統芸能
2月12日、大阪市主催、受託者(株)ジェイコムウエスト、平成30年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業として大槻能楽堂においてビジター向けモデル公演「音と美しい衣装で楽しむ初めての能楽の世界」が大槻能楽堂において行われ、相棒と共にお手伝いを兼ねて鑑賞して来ました。

観覧者へ配布の資料を準備し来場者を待ちます。
開場前から多くの来場者があり18時過ぎから開場、19時開演。

公演プログラム
①能と能舞台の説明②お囃子の紹介と演奏及び体験③能面の紹介④装束の紹介⑤謡の体験⑥能楽「高砂」の一部鑑賞⑦アンケート記入。

わかぎゑふさんの司会により進行、まず大槻裕一氏による舞の実演のあと、
①を大槻文蔵氏(シテ方観世流能楽師・人間国宝)が、能の歴史、舞台の構造、演者(シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方は各々専任で兼ねることはない(小鼓は小鼓のみ)等説明、
②は大倉源次郎氏(囃子方・人間国宝)の説明の都度笛・小鼓・大鼓・太鼓の実演があり、最後には小鼓のエアー体験、掛け声は拍子毎に「ヤ」「ハ」「ヨーイ」「イヤー」という4種類のかけ声がありこの掛け声で全員が演じる、
③では女性の能面の実物4種類を説明(小面・17~18歳、深井・30~40歳、姥・神の化身、鬼・女性は角がある)、
④では、高砂の姥の衣装を舞台上で3人掛かりで着付けるの見ながら説明、
⑤高砂の歌詞を観客全員で大きな声で練習、
⑥能楽「高砂」を大槻裕一氏が実演。

外国の方にも理解できるように英語、中国語、韓国語による字幕もあり、解説はそれぞれ丁寧で笑いも取りながら判りやすく、能楽650年の歴史を90分間で説明頂き、きっとファンも出来たのではないかと思わせる楽しい一時でした。

大阪へのインバウンドは多く、今年はラグビーワールドカップ、G20会議もありオリンピック、万博と大きな行事が続いており、伝統芸能への関心を持ち日本文化の素晴らしさを理解して頂くのも市民として大切であることを再認識させて頂きました。
有難うございました。

コメント
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