大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

第393回上方落語の会

2019年02月16日 | 伝統芸能
2月14日、NHK大阪ホールでの第393回上方落語の会へ相棒を伴って行って来ました。

本日の出演者は、
笑福亭智丸 犬の目・・眼を患った患者に対し目をくりぬき洗浄した目を陰干ししている間に犬に食われ、代わりにその犬の目を患者に埋め込んだところ、よく見えるが電柱に出会う度足を挙げるようになったとの噺。

桂 華紋 ふぐ鍋・・ふぐを頂いた家の主人、食べたいが当たるのが怖く来客に食べさせようとするが客も怖くて手が出せない。食事の余りを取りに来た乞食にふぐを与えて食べるのを確認したのち二人で食べる(乞食はふぐの身だけは食べていなかった)。その様子を見ていた乞食が大丈夫であったか、とふぐを食べるのが落ち。

桂文 我 高台寺・・飴屋を訪ねて飴を一文で買いに来る女の客、それが毎日続き店主は不審に思う。六夜続くと幽霊と思い七夜目買いに来た女が金がない(三途の川の渡し賃六文を使いきった)というので飴を持たせてやったあと、その女の後をつけて行き高台寺の墓場で女の姿が消える。赤ちゃんの泣き声の聞こえる新しい墓を掘り返してみると死んだ女の傍らに赤ん坊がいて口元には飴の欠片がついているのを見つけ、「子ォ大事(高台寺)」が落ち。
中入り
桂 雀太 胴乱の幸助・・けんかの仲裁が道楽の幸助は仲裁後二人に酒を飲ませて収める、そのことを知る酒の飲みたい二人の男が喧嘩の振りを始める。案の定止めに入った幸助に酒をご馳走になる、という噺。
桂 小春団治 大名将棋・・ある藩の殿様が将棋に凝りだし、将棋のルールを無視し桂馬の動きを何度もしたり、金が銀の動きをしたり、王が義経の八艘跳びと言って盤の下に隠したりして必ず勝ったうえ、負けた家来の頭を鉄扇で打つことを続けているため家来は困り果てている。長く病気療養をしていた先代に仕えていた家老が出仕、そのことを知り殿と将棋を指しルール外の手をすべて禁じたため殿は敗戦。将棋に懲りた殿の次に凝ったのが落語、しかし余りにつまらない小咄に家来は閉口する。家来は鉄扇でたたかれず痛くはないが「今度は頭の中が痛うございます」と言うのが落ち。

笑いの連続の満員の観客も大笑いの私達も満足して帰宅。
司馬遼太郎記念館でのボランティア仲間N氏より頂いた招待券のお蔭で大いに笑い楽しませて頂きました。
Nさん有難うございました。
コメント
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