大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

庚申堂

2018年09月19日 | 四天王寺
昨日、JCOMさんのタブレット教室からの帰り道、四天王寺の南門から庚申街道を南へ300mの庚申堂へ立ち寄ってきました。

庚申堂
総本山四天王寺庚申堂。
日本最初の庚申尊出現の地で、本尊は青面金剛童子(秘仏・60年毎ご開帳で次回は22年後)。
現在の本堂(写真上右)は、千里万博時休憩所であった建物を移築したもの。

大宝元年(701年)正月七日庚申の日、四天王寺の豪範僧都が疫病に苦しむ多くの人々を救わんと一心に天に祈ったところ、帝釈天のお使いとして童子が出現し除災無病の霊験を示され、以降1300年、年に6~7回の庚申の日及びその前日(宵庚申)に本尊に祈れば、必ず一願が叶うと尊崇されている。

「病に勝る」「魔も去る」という三猿堂(写真下左)の加持を受ければ、痛い所もたちまちに治るといわれ、広く庶民から信仰を得ている。

庚申の日には本尊に代え青面金剛童子像の掛軸(写真上右)が掛けられている。

「庚申(かのえさる)」は道教の影響を受けた日本人の信仰のひとつで、人間の体内には三尸(さんし)という3匹の虫が住みつき、その人の行動を監視している。そして庚申の夜、眠っている人の体から虫が抜け出して、その人の罪や過ちのいちいちを天帝に告げるという。そこから、庚申の日に眠らず「庚申待ち」という慣わしが生まれたとか。

お参りの後、門前の創業94年の青山納豆店さんで猿の形の庚申最中(写真上中)と甘納豆をお土産にし帰途に。
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