大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

アカザ

2018年09月15日 | 植物
先日、岐阜の妙照寺で芭蕉の詠んだ句「やどりせむ あかざの杖に なる日まで」にアカザの杖の言葉があり、その杖が床の間や玄関に立てかけてありました。
また、そのアカザが庭に植えられているのも見てきました。


アカザ(藜)
アカザ科の一年草。インド、中国原産といわれ古い時代に渡来し食用として栽培された。
世界中に広く分布し、比較的乾いた荒れ地等によく見られる。高さ1m以上になりよく分枝する。

茎は、直立して縦にすじがあり秋には木質化し、太く硬く丈夫なため杖の材料にもされ、アカザの杖は最高級とされる。
水戸黄門の杖は、これと言われる。

葉は、菱状卵型で赤紫色または白い粉をつけたように見え、夏から秋にかけて茎の先が枝分かれして、黄緑色の小花を密につけ、平たい円形の果実がつく。
ゆでて食べることができ、同じアカザ科のホウレンソウによく似た味がする。

水戸黄門の杖は、アカザ製であったようですが、TVでは立ち回りに使うため竹製品を使っているそうです。
庭のアカザの背丈は1m位でしたが、これが倍くらいになり且つ杖に使えるくらい太くなるとは、とても信じられませんが・・。
お寺にあった杖の実物を見ますと本当のようです。


コメント
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