島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

73.笹屋伊織の「どら焼き」

2024-08-28 | 菓子たくさん

 1716(享保元年)年(徳川吉宗が8代将軍に就任した年です)創業の笹屋伊織の「どら焼き」。

皆さまが知ってるドラえもんの好物「どら焼き」は、その形がお寺の銅鑼の形に似てるので、そう名付けられたようです。

 しかし、笹屋伊織の「どら焼き」は、熱した銅鑼の上で焼かれたので、そう名付けられました。

 江戸時代末期に、京都東寺のお坊さんから、副食になるような菓子を作って欲しいとの依頼を受け、お寺でも作れるように、銅鑼の上で焼くことを思いついたようです。

薄皮を銅鑼の上で焼き、棒状にしたこし餡を乗せて、くるくる巻いて竹の皮で包みますので、和風ミルフュールと言う感じです。

 その美味たる品は町中の噂になり、忙しくなったために、東寺弘法大師の命日である毎月21日だけ販売したそうです。

以後もその製法は変えてませんが、販売期間はイオンのように20・21・22日の3日間に増やしています。

 1本3000円近くしますが、意外とそれほど甘くなく、やや粘調なしっとりした薄皮の歯ごたえも良く、美味しいですので、まあお値打ち品です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする