島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首20

2013-05-10 | 奈留島百人一首
  
 20. わびぬれば 今はた同じ 難波なる
             みおつくしても あはむとぞ思ふ

                    元良(モトヨシ)親王(890~943)
 13番の歌の作者第57代陽成天皇が退位させられた後に産まれた皇子が、この歌の作者元良親王です。
本来なら第58代天皇に成ってもおかしくないはずですが・・・。
 宇多上皇の寵愛した褒子(ホウシ)と、身を滅ぼす覚悟で愛し合った時に詠ったのがこの歌。
「悩み苦しんでいるので、もう今となっては身を滅ぼしてもいいからあなたにお逢いしたい」恋に生きる!いいですね!
  
 20. ペンキぬれば 今また作る ゴミ箱の
             ゴミあつめても きれいにとぞ思ふ

           ぬれば・今・た・ても・とぞ思ふ   13字同じ
 あの栄光の奈留島121ヶ所ゴミ箱霊場観光巡りのことを憶えておられるでしょうか?
結願して早3年近く、月日の経つのは早いものです。
奈留島散策の折りに寄ってみると、そのままの姿で残っている霊場もあれば、新しく造りなおされたり、ペンキを塗りなおされたりしている霊場から、もう使われなくなって朽ち果てたような霊場まで、色々です。
 それでもどの霊場も管理が良いのか、整理整頓されて清潔のままであるのは嬉しい限りです。
  
 ただしあれほど栄華を誇っていた大本山清巣Zンターも、老巧化でダイオキシン濃度が基準値を超えたので、昨秋から焼却がストップしています。
121ヶ所ゴミ箱霊場から集められた浄財は、全て福江島まで運んで焼却されるようになってしまいました。
この4月からは、燃える浄財集めの回数も週2回に減り、もうしばらくするともっと細かい分別もしなければならなくなるようです。
 世界遺産候補の奈留島121ヶ所ゴミ箱霊場も、歴史の大きな波に洗われるようになってきています。

    返事
花水木さん:我が家の羊飼いはB型、おとなしい羊はA型です。
喜珍さん:ごみと落ち葉、区別つきにくい時もありますが、
    何はともあれ、落ち葉焚きで手が後ろに廻らなくてほっとしました。
コメント (2)
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