宮崎の嵐山と言われた、美しい杉安峡がある川は一ツ瀬川です。
平成17年に大型台風が来て、堤防が決壊したり、覆水したりで大被害を及ぼしました(一ツ瀬川の改修は予算がつき、いよいよ大規模改修に入ります)。
その時一ツ瀬川の濁りがなかなか解消せず、西都市民や下流側の新富町宮崎市の住民は憤りました。
現在濁水防止の策が色々となされ。また議員には定期的(2週に一回)に濁水状況の報告がなされています。
その濁水に関する意見交換会と現地調査が本日行われました。参加者は宮崎市・新富町・西都市の首長、県議会議員(三地区選出の)、市議会議員、町議会議員、森林組合、土地改良区、商工会議所、漁協、住民代表の皆さんです。西都市の橋田市長が会長を務めます。
会は西都市の総合政策課を事務局として、宮崎県の担当課の説明、九州電力の説明と続きます。どのような説明かザックリといいますと
*上流域の短期的対策として・裸地化を防ぐためにシカ防止ネット・計画的な伐採と造林・伐採現場パトロール・のり面緑化工・作業道搬出コンクリート舗装・崩壊地対策
*上流域の長期的対策・放棄地の公有林化・下刈り除間伐の支援・土砂流失防備保安林に指定・伐採の方法を小区画群状伐採又は帯状皆伐・複層林施業・天然林の保存・土砂流失に配慮した森林管理技術・作業道の工法改善・自然渓流の石組みを基本・透過型の治山ダム砂防ダム・自然再生地域の振興を推進・地域の人材育成、意識啓発
*中下流域の対策・上部取水と下部取水の切り替え・一ツ瀬ダム、杉安ダム非常用放流設備・流域情報監視システム・宮崎市佐土原地区上水道設備・水質、動植物調査モニタリング・中下流域対策計画スケジュール作成
また杉安ダム底部放流設備新設工事説明、下流域のアユ産卵場調査及び付着藻類調査の説明がなされました。
その後現地調査です。
まず杉安ダムに行き、底部放流設備新設工事の現場見学
そして一ツ瀬川の下流域のアユ産卵場調査及び付着藻類調査
鮎の卵と稚魚がいます
黒く筋になっているところが、アユが食べた跡です
こういった瀬のところで産卵します。残さなくてはいけませんね。
以上の二点を行いました
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