今年の議会も明日で終了です。もう一年経ったんだと思ってしまいます。ほんと一年が経つのは早いものです。
今議会で決まったことは、明日報告します。お楽しみに
さてちょっと前のことですがBSで映画を見ました。映画監督の山田洋次が選ぶ100本の日本映画みたいな番組です。
見たのは「三代目社長」という映画でした。あるシーンに「エッ」と驚きました。それは街角のシーンです。
何に驚いたか?それは自転車が走っているシーンです。勿論昭和三十年代の映画ですから自転車も当然あるし、あるというか移動手段の主力だったので、映画に出てくるのは当然ですが。
驚いたのは自転車がどこを走っているか、みんな車道を走っています。そのシーンは歩道もある道路だったのですが、一台として歩道を走っていません。
車道は自動車がしっかりと走っています、それでも当然のように自転車は車道を走っています。昔の映画なのにとても新鮮なシーンでした。
自転車が未来の乗り物として脚光を浴びていますが、そのためにもっとも大切なルールが自転車は左側、車道を走るというものです。それがあって初めて自動車に比肩する交通手段に成り得るでしょう。
そもそもママチャリなるものが発明され、走行速度が極端に遅くなりました。それに加え自動車の爆発的な増加によりインフラ整備の遅れ、自転車は車道から歩道へと追いやられました。弱者がいる歩道を当然のように自転車が走る姿はやはり異常ですね。
危険だし(自転車と歩行者の事故が多い上、自転車は自動車のように保険に未加入が多い)、自転車の走行性能がスポイルされ、自転車の魅力、可能性を失っています。
私が50年前に作られた三代目社長を見て驚いたように、50年後の未来の人が歩道を自転車が走るシーンが写った現代の映画で見てビックリするのではないでしょうか。
自民党はインフラ整備をうたっているようですが、このような交通手段の多様性を補完する整備を考えて欲しいですね。