旧市街は市壁でぐるりと囲まれています。
旧市街にあたる一部は、もとは小島で、
11世紀に本土と小島を隔てる水路が埋め立てられて、ひとつの町になりました。
町のほぼ全体が防壁に囲まれたのは、13世紀。
その後、ベェネツィア統治が終わると、オスマントルコの脅威から町を守るために、
さらに堅固な砦や要塞が次々と築かれたといわれています。
港の入り口から市壁へ上がり、一周してみました。
まずは砦をめざして坂を登り、息を切らしながら階段を上がります。
今まで歩いていた町が一望の下。
波静かなアドリア海とオレンジ一色の屋根の町。
「アドリア海の真珠」とたとえられる、世界遺産の旧市街です。