冬の華

野に咲く花は、数々ありますが・・・。
『雪囲い』というと、金沢「兼六園」の雪吊りをイメージされる方が
多いのですが、ここ山形の湿った重い雪から、植木や家を守るには、
やっぱり『雪囲い』しかありません。
結構上手でしょう？職人さんにお願いしたわけではないのです。
家の『大八さま』である私の作品です。
結び目は、通称『男結び』と言われる結び方で、百姓作業にはポピュラーな
結び方なのですが、最近は農作業も縄を使わなくなってきているので、
農家の後継者でも結べない息子が増えています。
タイトルの『冬の華』・・・もう、お解りのこととは思いますが、
縄の切り目が、降霜とともに、パッと開くんですよ・・・華のように。