初春から縁起の良いことに、私の出稼ぎ先で1,000万円の札束が配られました^^;
友人『貧乏父さん(H.N.)』にも一束献上したいところでありますが、数に限りがあるのであります。最近、常宿となっている某旅館の年始のご挨拶…メモ帳なのであります。さて、この札束を見て考える。これって刑法148条(通貨偽造及び行使)に抵触しないのだろうかと。
通貨偽造罪とは、行使の目的を持って通用する貨幣、紙幣を偽造または変造することを内容とする罪であることから、流通する一万円札と同サイズで100万円と表示し、メモ帳として使っても犯罪として構成要件を満たさないようであります。また、行使とはいえど、テレビドラマに出てくるように身代金として偽造した札束を渡す行為も通貨偽造罪には問われないとされているようであります。しかしながら、不心得者が、この札(メモ用紙)を両替しようとしたり、自動販売機に投入した段階で通貨偽造罪が適用されるようなので注意が必要です^^;
貨幣とは、経済学的に「価値の尺度」「交換の媒介」「価値の保存」という三つの機能を持つモノなのでありますが、無ければ無い成りの生活を送るものであり、有っても邪魔になるモノでもないので、有ることを拒む人はほとんど居ないと思うのであります。しかし、程度の問題がありまして、相続したモノと嘯いてポンと4億円ほどを土地購入費として支出したり、40代でファミリー企業から80億円を越える無担保融資を受ける輩が現れるなど、庶民の貨幣感覚とは縁の無い所で生活されている方も居るらしいのであります。
縁起を担ぐという点では春先の100万円とは裏腹に、私が亡父からお土産として貰った「数珠」が友人の葬儀の最中にプツリと切れてしまったのであります。幸い珠は飛び散りませんでしたが、縁起が悪いと嫌がる人は嫌がることでしょう。私の場合は、結ってある紐が劣化して切れてしまったもの…その程度の認識なのでありますが、困ったのは、さてどこで修理すれば良いのだろうかということでありまして、どうやら仏具店に持ち込めば修理してくれるらしい事は分かったのでありますが、切れてからそのままにしておりました。ガラクタで散らかってしまった部屋を片付けながら、いつまでもパソコン台に乗っている数珠を眺め、本日、自ら修理をしたのであります。房を取り付けるための中央の珠に糸を通すのが難しく、かなりの力で締め付けないと数珠はスカスカになってしまうのでありまして、まだ完成しておりません。(因みに中央の般若は、恐らく初代「夢屋」である私の曽祖父が使っていたと思われる根付でありまして数珠とは関係ありません^^;)
数珠や般若が登場しましたのも、最近ハマッてしまっている「源氏物語」第四帖夕顔で、物の怪のお話が出て参りまして、平安時代の信仰や風俗にまた一段と興味を抱きだした結果なのであります。あれれ、今日のお題の始まりは100万円のお話だったはずでありますが、「物の怪」も「100万円」も私には縁の無い世界ということでご勘弁を^^;
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