その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「行楽」とは幸楽である^^;

2021-12-23 06:40:28 | 転職

「一杯のかけそば」は1972年の北海道のこと…

1989年に「一杯のかけそば」というお話が話題となった。1972年頃、東京の「かけそば」のお値段の平均が120円くらいだったという調査がある。日清のカップヌードルとほぼ同じ値段で、袋麺なら3袋は買えたような記憶であります。大晦日の晩に亡き夫が好きだった「北海亭」の「かけそば」を母子3人で分け合って食べるという設定が涙を誘ったということらしい。物語であるから、子どもたちは立派に成人し、最後は3人で「かけそば」を三杯頼んだというハッピーエンドとなるのではあるけれど^^;
1979年、学生街の立ち食いソバ屋では、「かき揚げそば」で270円くらいではなかったかと思う。貧乏していても「かけそば」は食べなかった…だって力が出ないもの^^; 力が出なければ、バイトで苦労する。そうそう、1972年頃ならば、生卵1個20円で、二回に分けてかけたら、丼飯2杯は十分食べられた…『おやじぃ』はこうして炭水化物の塊で育ってきたのである。そうして昨日の朝は、SAで定番の「かき揚げそば」…いつの間にか610円になっていた。これは「貧乏して」という涙の物語ではなく、これ以上食べたら、眠気が差してしまうであろうことへの安全対策でありまして、結局、約14時間車の中で過ごすこととなりましたよ。(いや~やっぱり草津温泉は遠いなぁ^^;)遅い昼ご飯は、「ぎょうざ定食」だったから、炭水化物中心の生活は、昔も今も変わっていないのでありますよ。


草津よいと~こ一度でいいよ~

「草津節(湯もみ唄)」も「一度でいいよ。」と替え歌にしてしまう^^; 昨年から3度目かなぁ…今回は運転手だから、助手席で寝ている訳にもいかず。お荷物を届けたら、早速、無料の公衆浴場で眠気を覚ましましたけれどね。草津温泉は、今の時期は客足が少ないんだそうですよ。(地元道の駅の店員さんの話…年末には増えるらしい。)そうそう、「道の駅」といえば、草津町にひとつ、八ッ場サイトにひとつ、ダム下の吾妻狭にひとつと、たかだか10㎞の範囲内に3ヶ所も設置されておりましたよ。さらには、新たに『水の駅』なるものも存在しましてね…ダム建設に絡む「見返り施設」なのでありましょうか?マーケティングのコンサルタント業務を仰せつかっている訳でもありませんが、それぞれが特色を出さないと、同じようなお土産品の販売では、遅かれ早かれ共倒れしてしまうのではないかなどと、他の街のことを心配しております。ダム建設に伴う取り付け道路整備は、「利便性が向上し、都市部からの集客効果を高める…。」という大人たちの夢物語とは裏腹に、利便性の向上は、地元の若者たちを都市部へと誘う…これを『ストロー効果』という、なんてね。地方では、こんな日常が繰り返されるのでありますよ。一度目は「草津温泉」というネームバリューに誘われて助手席に座り、4tトラックが進入できないという理由で、荷を積み替えただけで引き返し、二度目は草津温泉の「街並み」を見ていないという理由で助手席に座り、三度目は「遠くて嫌だけれど、お金のために」という理由で運転手を引き受けた^^; 移動距離(苦)<興味(楽)という、不等式が成り立たないと容易には旅先に選ばない。例え一杯の「かけそば」でも美味しさ(楽)や女の子との思い出(幸)があればねぇ…『おやじぃ』には無いな(笑)

コメント
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