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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(飾る…)

2012-03-05 20:24:32 | 夢屋王国

世の中「桃の節句」を迎えておりますが、後片付けが遅くなると娘の婚期が遅れるなどと申しまして、そそくさと片付けられてしまう「お雛様」であります。しかし、我が家の「お雛様」は、まだ飾られておりません。何故なら、我がオッカーの実家、山形県河北町谷地は「享保雛」など「お雛様」で有名な町でありますが、今でも旧暦で「お雛様」を飾るからであります。ただし、「お雛様」は飾っておりませんが、『お皺様』は暦に関係なく、毎日飾られております^^;
毎年、この時期になると「かた雪(硬雪)渡り」をご紹介しております。前日の好天で表面がザラメ状に融けた雪が朝の冷気に固められて、雪原は抜かることなくどこまでも歩いて行くことができます。我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』も、今日は失礼してリードを外し、どこまでも続く雪原をお散歩であります。

昨日、『雪下白菜』を掘った穴に『柴犬コウ』を放り込んで驚かせてやろう…などと考えてみても、賢明(犬明)な「さくら」は穴に近づいてくれません。思わず、自分自身が穴の中に入って「さくら~♪助けてくれぇ~!」などと叫んでも、彼女はどこまでも続く雪原を我が物顔で走り回るだけであります。(お前もオッカーと同類かぁ…!)

お隣の『お皺様』…失礼^^; 「さっちゃん」もトイプードルの『くうちゃん(9月生まれで黒いから…)』と「かた雪」渡りのお散歩でありますが、この着飾った『くうちゃん』…トイプードルのはずなのに、どんどん大きくなって行くのであります。お手入れも行き届いた彼の…おチ〇チ〇もズームインして写るほどの快晴の日曜日…『夢屋国王』は一念発起して、何故かさらに穴を掘るのでありました。
(続く…^^;)

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夢屋王国(掘る…)

2012-03-04 17:52:22 | 夢屋王国

「裏の畑でポチが鳴く…♪」
確かおとぎ話の世界では、正直じぃさんが掘れば大判小判がザ~ックザ~ック♪ザック・ジャパン!となるはずなのだから、『夢屋じぃさん』もスコップ片手に約80cmの積雪を掘るのであります。正月過ぎに掘ったキャベツの畝沿いの穴は、その後に降り積もった雪で完全に埋もれ周囲との区別が付きません。秋作業をした時の位置感覚とキャベツを掘った時に残した一本の竹棒を頼りに、半径2mのエリアを掘る、掘る、掘る…^^;
大判小判の代わりに出てきたのは、雪の重みで潰れてしまったハクサイ4株であります。降雪前の12月に大きめのハクサイを7個ほど収穫し、新聞紙に包んで玄関先に保存していたのでありますが、私の計算通り2月で食べ尽くしてしまいました。キャベツと違って、ハクサイの場合は雪の重みで潰れてしまうことが予め分かっていることではありますが、春先とう立ちするハクサイの花茎のお浸しが甘くて美味しいので、わざと雪の下に放置しているのであります。とは言え、買って食べるのもバカバカしい(近所のスーパーでは1/2カット148円)…しかし、ここまで潰れてしまうと鍋物に使っていただくしかないですねぇ^^;

12月初旬までミニトマトが生っていたお手製のテントハウスも雪の重みでヒシャゲテおります。そろそろ単鋼管が曲がってしまう恐れが出てきたので、これも骨材の周囲を掘る、掘る、掘る…^^;
今年の課題は、ご近所の廃園となった畑のハウス骨材を頂戴して、メロンと秋野菜、ホウレン草の周年栽培に挑戦したいと考えているのでありますが、この雪を見ていると少々気分が萎えかけて参ります。不思議なもので、雪を掘ったり融雪剤(炭屑など)を撒いても、春先土が顔を覗かせるのに、さほど違いが生じないのでありまして(1週間程違うかなぁ…)気温や地温の上昇がないと雪解けは進まないのであります。お日様の力には叶わないんですなぁ^^;
そう言えば、裏の畑で鳴くはずの『ポチ(本名:さくら)』は…ようやく、こたつから抜け出して外を散歩することに喜びを感じ始めたようでありますが、『夢屋じぃさん』の隠れ家である『第2サティアン』前で危険を察知して、自宅へひとり帰ってしまいました。察するに『夢屋農園』には大判小判が眠っていないということか…。しかし、彼女はしっかり、大と小の贈り物だけは残していってくれたのでありますよ…とほほ。

追記)ちなみに、『夢屋国王』が昨日行った復旧作業状況は…

こんな感じであります^^;


 

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夢屋王国(怒り…)

2012-03-03 20:12:11 | 夢屋王国

スタインベックが描いた「怒りの葡萄」は、高校時代の生物の教師に勧められ、神田の古本屋で手に入れた文庫本を貪るように読みました。パールバックの「大地」もタイトルに興味を持ち、長編ではあったけれども読みながら人生の無常を感じたものであります。住井すゑさんが書いた「橋のない川」は、当時高校3年生の姉からの推薦図書?として小学6年生の私に単行本7巻が手渡されたのでありますが、余りにも長編であり第1巻で何度も挫折し、学生時代に文庫本を手にして何とか読破しました。
こうしてみると、地方の農民社会における怒りや差別、無常といったものが、私の人生観を語る上で、大きな影響を与えていることは確かなようであります。少なくとも社会に対する憤りが強力な推進エンジンとなり、今ではアルコールという補助燃料で咆哮のボルテージを上げている…がしかし、冷たいビールで暴発する自分を冷却している節もあるのではありますが^^;
さて、『それでも日本人か、恥を知れ』という伊集院静氏の発言が物議を醸し出しております。早朝のラジオからコメンテーターが繰り返し被災地の復興を呼びかけるのでありますが、伊集院氏のコメントだけが一人歩きし、ソースが何処かも分からない。(スポニチへのコメントのようでもありますが…。)同じ東北地方という括りの中に暮らしているのだから、何かお手伝い出来る事はないだろうかという気持ちもあるのではあるけれど、列島の中央を走る奥羽山脈を挟んで、大気中の放射線量が上昇していないことに安堵する毎日であることも事実なのであります。

我が在所、山形県高畠町は北緯38°線が走っており(目に見える訳ではありませんが^^;)、これが何を意味するかと言いますとイデオロギーの違いによって南北朝鮮が機械的に分断された緯度であります。したがって、根拠は別として、私は子どもの頃から亡くなった祖母から、場合によっては日本もアメリカとソ連に分断統治されていたかもしれないなどと繰り返し聞かされたのであります。自称日和見平和主義者であるから、軍備などということには無関心…しかし、頭上を『将軍様のてぽどん』が通過するのに、へらへらとしても居られないのでありまして、日和見平和主義者であっても頭の回りを飛び回るハエは手で払おうとするのであります^^;
正直なところ平和ボケしている私などは、首筋に匕首を向けられて初めて恐怖に慄くのでありまして、平時から安全・安心・平和などと経文を唱えている訳ではありません。同様に「市民の安全を護るのが首長の役割…」などと言って、瓦礫処理を拒否している首長は『市民の安全』ではなくて『首長の座の安泰』を願って拒否しているのでありましょうから、小市民としての立場は何ら変わるところが無いのであります。

立派な言葉を並べてみても、自分の所の安全さえ確保できていればという感覚を、誰も否定することは出来ないとも思うのであります。情けないなぁ…俺…こんな風に自分の内面に怒りの矛先を向けると落ち込んでしまうのでありまして、首長や漠然とした『日本人』という括りに怒りをぶつけないと遣り切れない毎日…羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提娑婆呵…」…今日も般若心経に逃げ込むのであります^^;

追記)加茂水族館の「なまず」…当分の間騒がないでいてください^^;

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夢屋王国(願い…)

2012-03-02 17:21:39 | 夢屋王国

昨日、特製の「入れ歯」が気に入ってしまった我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』が生まれて間もなくの頃の写真です^^;
本当に子どもたちの成長は早いもので、自分自身の鬢の辺りに白い物が交じり始め、いつの間にか一本々々抜いていたのでは間に合わない状況になっていることにも気付かないまま仕事を続け、ふと気付けば末っ子の長男『ポン太郎君』でさえ、今年21歳なのであります。友人である『貧乏父さん(H.N.)』の長女『お姉ちゃん』も昨日、目出度く高校の卒業式を迎えられたようでありますが、今春より専門学校へ通うであろう彼女への仕送りなどを考えると、『貧乏父さん(H.N.)』というペンネームを『崖っぷち父さん』と改名する必要があるのではないだろうかなどと、他人事ながら心配してあげるのであります^^;
「這えば立て、立てば歩めの親心」などと申しますが、子どもの頃身長が低かった『ポン太郎君』の頭にゲンコツをくれてやれば、その反作用で身長が伸びるのではないだろうかなどと、からかって楽しんでいた息子も一丁前に顎に髭が生え、今では「断りも無く(身長が)親を超えやがって…!」などと、愚にも付かないことを言っては楽しんでおります。

萩の葉に芸術的な模様を残すハモグリバエの食痕も、その成長の証なのでありますが、未だ成長しきれない『夢屋国王』は、長男『ポン太郎君』にひとつのお願いをしました。
「今度の日曜日、イグルー造りを手伝って欲しいのだが…」(夢屋国王)
50歳過ぎたオヤジが、21歳の息子にお願いするような内容でもないのでありますが、雪のブロックを3段ほど積み上げると必ず崩れてしまう「夢屋イグルー」を内部から支えて欲しいと頼み込んだのであります^^;
夕食のひと時、「塩を使って接着すれば良いんじゃないの…。」(オッカー)とか「かまくらで良いじゃん…。」(長女)などと、我が家の女子どもは現実路線を勧めるのではありますが、「オラはイヌイットが造るようなイグルーが造りたいんじゃ~!」と家族会議でも我を通すのであります。
外気が緩み始めた3月、真冬の『夢屋観光・体験ツアー第1弾』…イグルー造り
造り方のノウハウ本は色々出ているのでありますが、見るのとやるのとでは大違いでありまして、微妙な内側への角度付けが難しい…今週末は、この冬のイグルー造りのラストチャンスなのでありますよ^^;

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夢屋王国(抜ける…)

2012-03-01 18:55:44 | 夢屋王国

「摩訶般若波羅密多心経 観自在菩薩…」

突然、パソコン上で写経を始める『夢屋国王』であります。こうした唐突な行動は、今に始まった事ではなく、場合によってはクロッキーブックとパステルを取り出して意味も無く下手な絵を描く場合もあり、時として、ジャズに合わせてケーナ?を吹く。注意力散漫・興味津々…何でも手を出すものの、ひとつとして満足にこなせる物が無いのであります^^;
昨夜は、ごみの山から出てきた「写経本」を手にした途端、書棚に埋もれた「端渓硯」を思い出し、墨を磨り始めただけなのでありますが、好奇心旺盛な我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、筆立てをくわえ離さないのであります。彼女は人間ならば小学校高学年の年齢相当で、乳歯が次々に抜けているのでありますが、筆立てをくわえた姿は、入れ歯をした姿を連想させ、大爆笑…清浄無垢な境地から一気に俗世に連れ戻されて、写経など忘れてしまいました。
今日から弥生3月…畑の雪は、まだ80cmほど積もっておりますが、少しずつ春を予感させるような陽気であります。無駄な事とは思いつつ、ハウス周りの雪をかき出してみました。

雪が融けたら、早めに溝を切って土を乾燥させ、トンネル栽培でホウレン草の早出しが出来ないだろうか…今年挑戦したい事は、この冬『黒革の手帳』にアイディアだけは書き込んであるのですが、その内幾つ実践できるのでしょうか?
やる気満々・注意力散漫…人と同じ事をやっていては、人と同じ結果しか得られないのでありまして、人とは違った視点で畑仕事をしようと思うのでありますが、周囲の人から見ると『夢屋国王』の行動は、実に奇人の如く映るのではなかろうか…それはそれで良しとして取り組んでいる節はあるのですが^^;
『柴犬コウ』の歯が抜けるのは成長の証でありますが、中年男の
歯も
髪の毛けてしまうと、もう後が無いのでありまして、これは成長とは呼ばず老化と呼ぶのでありましょうが、アイディアだけは生えてくる(湧き出してくる)。後は、気力と体力が持つかどうかの勝負でありますが、私の昨年の手帳を見る限り、春先の勢いが11月位から一気に減退しているような気がするのであります。さて、4ヶ月間の冬の充電期間を経た『夢屋国王』は、春の陽気で「やる気」という芽生えが起こるのでありましょうか?
あれま…本日のお題は「抜ける」であって「生える」では無かった^^;
この辺りからして、既に知能は一部「抜けて」いるのでありますが、私の名誉のために申し上げておきますと、私の髪の毛は、まだ抜ける本数より生える本数が同数か上回っているようであります。

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夢屋王国(注ぐ…)

2012-02-29 20:12:34 | 夢屋王国

「男はグラスの中に自分だけの小説を書くことが出来る。」

1980年代…森山周一郎さんのナレーションが綴る「サントリーローヤル(ROYAL)」のコマーシャルは、お子ちゃまの私には付いて行けなかった。「ホワイト・1,000円」(当時)から卒業出来ない貧乏学生は、就職しても中々「オールド・2,400円」(当時)の扉を開けることが出来なかったし、「ローヤル(?,???円)」…値段さえも出て来ない高貴な方の贈答用のウイスキーなどと言うものは高嶺の華であって、決して手を触れたり声を掛けてもいけない、学生時代の憧れのマドンナのような存在なのでありました。
「角」→「オールド」→「リザーブ」・・・「ローヤル」と私が歩んだ人生を思い返しながら、ランクを上げて行くべきなのでありましょうが、久し振りに立ち寄ったパチンコ店で「水戸黄門様」が天下無敵の印籠を出してくれました。昨日感じた幸運の予感は、コレだったのよねぇ~とばかり、一気に昇格して「ローヤル12年・2,814円」を手にしておりました^^;
近くて遠い存在である「山崎10年」は次回の勝負に夢を託し、「山崎12年」は天王山を征した時のために取っておきましょう。
我が家の古老が体調を崩し亡くなって、以来2年以上パチンコなどというものから離れていたのでありますが、旧知の仲間から調査費9,000円を預けられ、これで東京・仙台・新潟の中から、お勧めの色香漂うお店を探しておけという命令を受けたのではありますが、調査費としては少々心もとない…ここは一発、昔取った杵柄でとばかり9,000円を全額勉強のために投資しました。ようやく傾向をつかみかけた『夢屋国王』は、小勝ちながらも二連続で勝ちを収め、調査費以上を回収した一部が今夜の「ローヤル」に化けているのであります^^;

男の人生なんて、ギャンブル的な要素が多分にあるものなのですが、ギャンブルは必ず胴元が儲かるシステムが出来上がっているのであります。したがって、いたずらに射幸心を煽ることがないように公営以外の賭博は、刑法186条(常習賭博及び賭博場開帳等図利)で懲役3ヶ月以上5年以下の刑が科せられることが規定されております。一方、風営法によって規制を受ける「パチンコ業界」は遊戯と解されるのであります…遊戯であっても胴元が儲かるシステムに変わりはありません。単純に勝つか負けるかという確率論からすれば、胴元が取得する利益の残を遊戯者が分配する訳ですから敗者の数が多いことは自明の理なのでありますが、それでも自分の勝ちを信じて賭け事に興じるのは、万国共通のことのようであります。「宝くじの収益金は、地方の振興に役立てられております。」などというキャッチよりも、貴方も5億という「取らタヌ」キャッチのほうが人間の本性を突いているのでありまして、我が友人『貧乏父さん(H.N.)』は必ずグリーンジャンボを買うことでありましょう…分配の法則は、必ずしも平等な分配を保証している訳ではないので、勝つための方程式を考えなければならない。本日のお題『注ぐ』…私『夢屋国王』は、遥か彼方の5億円よりも、近間の10,000円を稼ぎ、お先に「ローヤル」をグラスに注いで、自分だけの小説を書くことにするよ^^;

追記)モクズガニをつまみに出来る身分になったら、『父さん』をご案内しましょう^^;

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夢屋王国(恋する…)

2012-02-28 18:35:23 | 夢屋王国

「恋に恋する時もある。」…今夜の『夢屋国王』の路線は艶っぽく…な訳は無い。大体、巻頭画像からして、「恋」では無く「鯉」なのだから^^;
鯉の口元を良く見てみますと、立派な髭が二対あることはご存知と思いますが、口を開くと口唇は下を向くような構造をしているのであります。「受け口」の反対を何と表現すれば良いのでしょうか?俗に、好色な人の様子を「鼻の下を伸ばす。」などと申しますが、『鯉オヤジ』は決して女人好きで、好色な訳ではありませんけどね。「叶わぬ鯉(恋)の滝登り」などとも揶揄される鯉ではありますが、川底の餌を採るのに便利な構造になっているだけなのであります。
さて、顔に似合わないお題『恋する…』などというテーマを選んだ理由は、先週訪れた「藤沢周平記念館」での出来事がきっかけになっております。徳川幕府第11代将軍「徳川家斉」は「寛政の改革」以降、賂を認める腐敗政治へと繋がり、藤沢周平の故郷である庄内藩(山形県鶴岡市)は、川越藩の財政破綻を契機に「三方領地替え」を強行される運命にあったのでありますが…ここから先は、著書「義民が駆ける」にお任せします^^;
さて、この徳川家斉という将軍は、一説では44人の側室(特定されるだけでも16名)と53人の子どもを儲けたと言われております。

こうした歴史的背景の記載を見ると、オジサンの興味は、果たして側室の名前を総て覚えていたのだろうか…などという下世話な方向へ向かうのであります。15歳で将軍職に就き69歳で没するまでの50年間、将軍が政務に無関心であっても幕府の権勢は絶頂期であったとされ、当の本人は大奥に入り浸っていたというから恐れ入ります。将軍職に就くにあたり、実家である一橋徳川家より子女を多数儲けることとの訓戒を受けたためとも言われておりますが、自らの血で、徳川家や諸大名の血族化を図ろうとするなんざぁ…とても下賤の身では想像もつかない離れ業なのであります^^;
大体、御歳52歳を迎える『夢屋国王』は、女人に対して興味も体力も残っておりませんから…と言うよりも色恋沙汰などという男女の厄介な関係は、面倒臭いだけなのでありまして、決して好色家では無いなどと聖人君子ぶるつもりはありませんけどね^^;
「恋」・「鯉」・「来い」…春よ来い。何か本日は、大きなチャンスを引き寄せる予感がするのですが気のせいでしょうか?

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夢屋王国(当てる…)

2012-02-27 15:56:09 | 夢屋王国

土曜日の朝、まったりとした休日を楽しんでいると突然の電話…グループホームに入所しているお袋の様子が変であるとの呼び出しであります。認知症が進み、私が息子であることも分からなくなってしまった彼女でありますから、苦しみや痛みを訴えるということも出来ず、気付けば体調不良を起こしているなどということがあります。私が「彼女」と表現するのも、彼女は私たち家族に介護という苦闘を与える前に、自ら、私たちと別の世界に身を置いたからに他なりません。世間体を気にして無理矢理こちらの世界に連れ戻そうとしても、私たち家族の苦痛と彼女の混乱があるだけですから、ある時期から私は、彼女の世界で平穏に余生を生きることが最も幸せなことであろうと勝手に解釈するようにしております。
一過性脳虚血症…貧血を起こしたのかもしれません。とは言え、今年82歳でありますから、症状が頻発するようであれば、脳梗塞を起こす可能性も無い訳ではない…手足の麻痺や言語障害の無いことを確認してから往診していただいた医師と面談し、経過観察することで両者納得したのであります。山形市内に住む姉に、ひと通りの経過を電話で説明し、「彼女」もこちらの世界に居た時は、只々延命のためだけの処置はして欲しくないという事が「彼女」の意思だったのだから、私もその意思を尊重し積極的な延命治療は望まないとの、今は私の意志を伝え了承を得る…「彼女」の人としての尊厳だけは護って上げたいのであります。
こうしたドタバタで土曜日は、あっという間に過ぎてしまい。本日、日曜日は昨年の農業所得(自家消費分)を積算し、収支内訳書を作成して終わってしまいました^^;

春休みで帰省している長男『ポン太郎君』と久し振りにワカサギの穴釣りでも楽しもうかと思っていたのでありますが、雪もチラついていることであるし、自動車運転の訓練を兼ねて、彼と近くのスーパー銭湯に出掛けたのであります。横浜市内で暮らす彼は、ペーパードライバー状態…休みを利用して運転させないと運転を忘れてしまうのではないだろうかという親心(風呂上りのビールが飲みたいなどと不埒なことは考えておりません^^;)で、彼の運転する車の助手席に乗ったのでありますが、正直生きた心地がしません。ハンドルを握る彼自身もかなり緊張しているようであります^^;
事故を起こさない程度の簡単な注意を与えて、運転中は決してアレコレと言わない…これもまた、かなりの苦痛であり、思わず私の右足が助手席のブレーキ?を踏んでいるのであります。
さて、今日のお題は『当てる』…「当たる」ではなく「当てる」であります。『ポン太郎君』が事故を起こした訳ではありません。我が在所「スモークファイン」というお店が造っているソーセージ…本場ドイツの国際食肉加工コンクールで、金賞を受賞している作品であります。近所に住む若手「片平君」が「当てた(自発的・能動的)」作品でありますが、無能なオジサンたちは「当たる(他発的・受動的)」ことを待ち望んでいるのでありまして、創意工夫というものが感じられない。こんな状態だから「当たる」ことを期待して購入するスクラッチも1,000円投資して、1,100円の返しで喜んでいる始末であります。『夢屋王国』建国3年目に突入する今年は、果報は寝て待つ「当たる」に期待せず、果敢に挑戦して「当てる」方策を考えてみるのであるよ…^^;

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夢屋王国(夏耕冬読)

2012-02-26 12:07:32 | 夢屋王国

『クラゲラスな生き方』(←夢屋の造語)を考えながら一週間…冬至の頃に比べれば、日は格段に長くなり、日中も3月の陽気を思わせるような日々が続いております。肥料や農薬の予約注文票が送られてきたり、水稲共済細目書が配布されたりと、また農作業の季節が少しずつ近付いていることを体感させてくれるのであります。そして、今は確定申告の季節…昨年の農業関連の支出を集計していたら、収入に対して異常なほどの経費過多であります。経営面積に対して、春と秋の機械作業委託代金がその大半を占め、少なくとも『夢屋国王』の公用車である軽トラックの維持費(車検代金)だけを考えてみても、それは経営面積に不釣合いな動産であることがひと目で分かるのであります。
さらに、昨年は『夢屋王国』の王宮である『第2サティアン』建設とその周辺整備までやってしまったので(農業経費ではありません。)、夢屋がセコセコと出稼ぎに出かけて稼いだお給金をかなり使ってしまっております^^;
農業所得をマイナス計上し、確定申告で源泉徴収税額の還付を求めることも出来るのですが、当面、『夢屋王国』建設のための研究費用として処理し、その経営が傾きかけている日本という国家に寄付してあげることにします^^;
「おばあちゃん♪どうして、おばあちゃんの耳は長いの?」(夢屋)
「赤ずきんや、それはお前の声をしっかり聞くためだよ^^;」(さくらばあちゃん)
暇を持て余したオッカーが、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』に毛糸の帽子を編んであげました。本人は、とても迷惑顔なのでありますが、おばあさんに化けたオオカミに良く似ていたので記念に一枚…彼女は、最近、次から次へと乳歯が抜けております。昨年の11月にやって来た「お嬢さま」は、生後5ヶ月程で、人間で言えば小学5年生位まで成長しているんですねぇ…50年も生きて来て、一向に成長していない国王にとっては羨ましい限りであります。

農業所得を計算していると、ため息が出て来そうですが、元々趣味から発展したものですから、当面の経営改善点と畑作物の売上を伸ばすことを目標に技術力を高める…『夢屋王国』の経済的自立を達成するためにあと4年…国王の勉強は続くのであります。
さて、本日のお題である「夏耕冬読」…夏は朝から農作業で、本など読む気力も出て来ませんが、冬は除雪作業以外、これといった仕事が無いのでありまして、珍しく小説などを読んでおります。今は北方謙三さんの「楊令伝」…「水滸伝」全19巻に続く、全15巻の氏の大作でありますが、重税と賂で腐りかけた「北宋」という国家に「梁山泊」を建設していく過程に引き込まれ、貪りつくように読んでおります。単行本は2年前に出版されているのですが、ご予算の都合で文庫本が出てから読むということを繰り返しているので、現在第9巻を読み終えたところでありまして、このままのペースでは、夏の農作業の期間に掛かってしまうと思っているのであります。この本の面白いところは、「梁山泊」といった国家が、単なる武勇伝で終わることなく、国家建設のための経済活動…「塩」や「青磁」の交易といった部分にまで言及されているところであり、理想国家の建設という「夢」だけに留まらず、現実の財政問題にも触れられているところでしょうか。『夢屋王国』という独立国家の建設を目指して始めた生産活動も、財政運営でつまづいている…国王はまた、電卓を弾き始めるのでありましたとさ^^;

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夢屋王国(育てる…)

2012-02-25 16:00:23 | 夢屋王国

我が家の長男『ポン太郎君』が春休みで帰って来ました。我が家の古老は「男の身体は、二十歳の朝飯まで…。」などと、子どもの頃から小柄だった彼に言い聞かせておりました。つまり、男子の身長は二十歳頃までは伸びるのだと言うことなのですが、早熟系だった『夢屋国王』の場合は、中学2年生の頃には身長の伸びが止まってしまっておりましたので、じぃさんの言葉は懐疑的に思っていたのであります。しかし、春休みに帰って来た彼の体つきは、冬休みの時よりもひと回り大きくなったような気がします。歳を無駄に重ねていく『夢屋国王』に比べ、若者の成長は眩しい限りであります。(←意外に親バカです^^;)
鶴岡市加茂水族館は、海岸に位置する水族館であるにも係わらず内水面(淡水性)の魚も飼育展示されています。中でも「キタノトミヨ(イバラトミヨ)」は、♂が巣作りし子育てをする魚として有名であり、絶滅危惧種でありますが、小さいが故に皆さん素通りされているようです。人工的な飼育条件下(水温や餌、日長などをコントロールして…)で、キタノトミヨやオイカワの♂の体色変化(婚姻色)などを展示出来たり、巣作りや子育ての様子まで観察できる施設であれば、淡水魚といえどももう少し興味を持って見ていただけるのでは無いだろうかなどと素人は考えるのでありますが、市立の予算で展示環境を整えることはかなり難しいことかもしれません。
下世話な『夢屋国王』は、何でも金儲けの手段を考え始める…この場合、研究費を確保し、展示環境を整えて、さらなる誘客効果を高めていくと書くと少々高尚な物言いになるのであります。金儲け(研究費の確保)は、目的を達成するための手段でしかありません。水族館の果たすべき役割は、海洋(水生)生物の種の保存(ライフサイクルの解明)であったり、飼育生物の展示を通して、来館者に生命の神秘や人の暮らす環境について考えていただくこと…ここまで書くと、目的を持った金儲けは、下世話な世界から一気に昇華して崇高な使命となるのであります。我が友『貧乏父さん(H.N.)』よ!無目的な金儲けは、下賤な者の世迷言なのであるよ^^;

♀が子育てする(この場合、卵に新鮮な水を送り、守り育てるの意)と言われるタコでありますが、山形市在住のgoo友『さくら子ちゃん』が、タコ♂の生殖器(交接腕)に興味があるというので、ミズダコの水槽の前で10分近くも粘るのでありますが、彼(彼女)は中々足(触腕)を伸ばしてくれません。画像に向かって3本目が交接腕なはずでありますが、残念ながらコヤツは♀のようであります^^;
生物の観察と言うものは、気長に粘り強く続けるべきものなのですが、今回は連れもおりますので、♂♀の見分け方は次回の課題として取っておきましょう。興味の連鎖は、水族館へのリターナーを生むのでありまして、同じ展示物であったとしても、次回に興味を持たせることが重要なのであります。小さな変化を感じられたり、疑問を解決できる所が「生きた展示館」なのでありますから…。
人は、子どもから、ひとりで一丁前の大人になったような気になって、オヤジ振った言葉を発する訳でありますが、オヤジだって日々成長しているのであります。子育てなどと言いつつ、実は子どもに育てられている…「オラは汚いジジィになっても、腐ったジジィには成らないぞぉ~!」などと荒れた海に向かって叫ぶ『夢屋国王』でありましたとさ。

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