連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

小さなながぐつ

2006-03-01 | 6人の孫
2階から下りてきた夢さん。

「ん?」玄関に雨に濡れた小さなピンクの長靴、これは4孫だな。

バタバタバタバタ「ジイチャンオカエリ!」「おーぉ、4孫」

「お帰りじゃないでしょ、こんにちはでしょ」いいよいいよどっちでも。

「ママと来たの~よかったね~」「うん」

夢さんの手に掴まりぶら下がる4孫。イテテッ!引っ張るなよ。

抱っこしようとした夢さんするりと逃げられちゃった。

「おーぉ、ビックリ~」4孫に突進されたオバサンは嬉しそう。

「おかあさん、お昼なに?腹減ったよ」

「ジイチャンがオカァサンっていったよー」いいだろ、うるせぇチビだ。

「ハイハイご飯食べようねぇ4孫ちゃん」機嫌がいいなオバサン。

どっから出るんだそんな声が、まるで猫なで声だな。

腹が減ってるのは俺だ!早くしてくれ。

「もう~ほんと待てないんだからおとうさんは」

「ねぇ4孫ちゃん、4孫ちゃんの方がよっぽどお利口よねぇ」てやんでぇ