連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

田舎暮らしにあこがれる

2006-03-04 | Weblog
「おかあさん、海の傍にでも住みたいなんて思わない?」

「思う訳ないでしょ」又始まったとでも言わんばかりのオバサン。

景色の良い田舎暮らしに憧れている夢さん。

「そんな不便な所に行ってどうするの、呆れちゃうわね全く」

「これからどんどん歳をとるのよ、病気にでもなったらどうするの?」

今時病院なんか何処にだってあるよ。分かっちゃいないねオバサン。  

「第一おとうさんに、そんな暮らしが出来る訳ないでしょ」出来るよ。

はなっから聞く耳をもたないオバサンだ。

「おとうさん、そんなに行きたいんだったら自分一人で行きなさい」

「どんなものか、何ヶ月でも気が済むまで行ってみたらいいのよ」あぁそうですか。

一人で行けるくらいなら、オマイさんになんか話さねぇよ。

男のロマンが分からねぇ奴ぁ女じゃねぇな。この薄情もの!