連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ほんとなんだぞ!

2006-03-26 | 高齢生活・健康
風邪気味の夢さん、朝飯の後もずっとベッドの中。

桜も開花間近だし早く治さなくっちゃ。

のんびり風邪だなんて言ってらんないんだよ。

ラジオもテレビも飽きたし、ノートを持ち込んでカチャカチャやっている。

「おとうさん、お昼よ」ドアが開いてオバサンが顔を出す。

「お昼かぁ何ぃ?」「おうどんよ」なんだぁ

うどんは嫌いじゃないけどさ。何か他にないのかよ。風邪引いてんだぞ。

何かあるだろうよほら。なんてぇのかなぁ、病人らしい喰い物がさぁ。   

「だいぶ酷くなってきたみたいだぞ」オバサンの顔を横目に窺う。

「何時までも起きてるから風邪なんか引くのよもっと早く寝なさい」関係ないね。

「心配しなくても大丈夫よ、食欲もあるんだし」クソッ信用してねぇな。

甘やかすと癖になるとでも思ってんのかな?。ガキじゃねぇんだぞ。

あーぁ、ガックリくるぜまったく。普通はもっと優しくするよな。