個人差と肩こり

医者に行く。
「どれ位で、治りますか？」
「個人差がありますからねぇ。
　はっきりとは」

あるいは。
「私、太りやすいのですが」
「同じ物を食べても、
　太る人と、そうでない人がいます。
　個人差があるから」

何でも個人差と言う、
言葉で片付ける。
身長、体重に始まり。
人は、体質が異なる。

病気なら、かかりやすい人。　
なりにくい人。
あるいは、抵抗力が少ない人。　
子供や老人。

回復力も違う。　　
一応の、メドはある。
しかし、通常の倍以上かかる。　　
そういう人もいる。

すると治らないから。　　
おかしい。　
今度は、また新たに検査。

１人、１人の為に。
きめ細やかさがない。
元気な人。　　
病気に、ならない人。
何の影響もない。
病気がちな人は、よけいに長引く。

肩こり。　
なる人と、ならない人がいる。
ならない人は、
どんな状態なのか？
理解出来ない。　　

自分に関係ない。
無理のない事だ。
肩こりのない人が、とても羨ましい。
重い錘が、肩に乗っている。
そう言えば、わかるだろう。

その人の体質。　　
それを、個人差と言う。
あいまいな言葉で、
すりかえている。