一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

博多で「ねじねじ」と言えば博多羊羹『わさんぼん』  【福岡・別府】

2013年12月16日 22時05分20秒 | プロも驚く『甘党』宣言!

( 「わさんぼん」店内  福岡市別府 )

 

11月2日の福岡での「ねじねじ」話しは、まだ書いてなかったので、年を越す前に書いておきたい。

「ねじ」と聞いて 半沢直樹でしょ という連想が働く人も多い今年だったが、実は、「ナイトシャッフル」という地元深夜番組で、福岡の「ねじねじ」を探せ!というのをやっていて、K先輩と行ったばかりの福岡市別府の『わさんぼん』さんが、TVに登場して驚いたのだった。

「わさんぼん」と聞いてつい思い出してしまう日本酒が、「村祐」だ。 和三盆の味わいを日本酒で表現したい。米と米麹と水だけでそれを表現しようとしてるなんて・・・ そう考えるとなかなか深いというか、麹を使う芸術作業にさえ思えてくる。

(娘さんが書くこの毛筆文字が商品を引き立てている)

 

私は、ここの羊羹や佐賀の小城羊羹を辛口の日本酒で味わうのが実は大好きで、美味しそうな羊羹を見つけてはおいしそうな辛口酒とのマッチングを楽しんでいる。 あまり大きな声で言うつもりもないが・・・

上質の小豆と砂糖の味わいが、日本酒によって増幅される。 羊羹って、本当は羊のにこごり(ゼリー)なんだけれど、四つ足の生き物を食べることを禁じていた仏教では、お坊さんたちがそれを小豆を使って再現したという裏話を子供心に憶えている。

昔の僧侶は、哲学者であり文学者であり科学者であり化学者であり食物学者でも芸術家でもあった、まさに当時の学者(インテリ)集団だ。 奈良にそうめん、清酒を生み出したのもその人たちのおかげだ。

元々は動物のゼラチンだったにこごりを考えた挙句に小豆を使って表現、これも無形遺産のひとつだ。

そんな「羊羹」こそ和を代表する伝統的なデザートといえるだろう。

さあ 残り少なくなってきた今年 ネジネジ巻いて行こう!

(寅)

 



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