ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「じいじサンタ」のプレゼント

2007-12-21 17:53:18 | 
今年もクリスマスの時期になりました。例によって「孫」からは11月中にプレゼントのリクエストがありました。
昨年に続きプレーステーション2の新しいゲームソフトが欲しいとのことでした。
いいかげんにゲームソフトではなくほかの物にしたらどうだと伝えましたが、どうしてもゲームソフトが欲しいという。
それならパパやママに相談してごらん、「OK」が出たら考えてあげるということにした。
その後、どんな風にパパやママを説得したのだろうか?「パパもママも良いと言ってるよ」との返事でした。
そこで12月20日に発売される「NARUTO」のゲームソフトをプレゼントする事になりました。
あらかじめ予約すると「予約特典」があるとの事だった。「孫」はその特典もどうしても欲しいという。
小生宅の近くのゲーム屋に飛び込んだら、「予約特典」は必ずお渡しできるか約束が出来ないという。
そこで娘に購入を頼み新宿のデスカウント店で予約したのでした。そして本日無事にプレゼントが「孫」の手に。
学校から帰った「孫」からは早速にお礼の電話があったのでした。何しろ昨日には発売のゲームソフトなので、一日も待てないとのたっての願いで早めのクリスマスプレゼントになりました。
どうも「孫」には学校から帰宅したら、先ず習い事のサッカー(週2回)バイオリン(週1回)を休まない。そして宿題を早めに終わらす、バイオリンの稽古も必ず毎日励行する。その上でゲームも時間を決めて終わるなどの約束をした様でした。

明日からの3連休、千葉の幕張メッセで開催のアニメ「NARUTO」(ゲームソフトもこのアニメのもの)のフェアを見る為に、娘と「孫」が我が家にご入来の様である。また賑やかになる。今回は将棋を教えて欲しいらしい。



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貪欲な巨人Gの戦略

2007-12-20 16:37:32 | 野球
今シーズンセ・リーグでリーグ優勝を果たしながら、CSで中日Dに敗退。日本シリーズ進出を逃した巨人G。
ドラフトでは入団枠の指名制度が廃止され、ことごとく有力選手の指名が出来なかった。
そこで勢い他球団から自由契約になった選手の獲得に乗り出した。目玉はFAの中日Dの福留選手だが、彼はMLBに入団することになり頓挫した。
しかし同じリーグの最下位チームのヤクルトから、リーグ最多勝を挙げたグライシンガー選手と123打点で打点王になったラミレス選手を獲得した。さらに4位の横浜Bからは何と31セーブの抑え投手のクルーンを獲得した。
福留選手をFAでの獲得が出来なかった代わりに、7年間で982試合に出場、通算打率3割1厘、211本塁打、752打点、今季は実に204安打を打った強打者ラミレス選手を獲得することになる。
問題は球界のパワーバランスが崩れはしないかなとの懸念である。既に巨人Gには、小笠原、高橋由、李、阿部等の他のチームでは充分に4番も打てる打者が揃っている。それにラミレス選手が加入することで試合が一方的にならないだろうか。こんな豪華な選手層を擁して、来季も日本一に成れなかったら原監督や球団首脳陣の責任問題であろう。その結果では、有力選手がいないチーム同士の試合は益々フアン離れをを招く結果になりはしないだろうかと心配だ。

さらに巨人軍の外人選手の優遇振りが問題である。グライシンガー投手は推定年俸4600万円だったが、2年総額5億円に跳ね上がる。李(イ・スンヨブ)選手は4年契約で4億9千万増の年俸6億5千万円となるらしい。
ラミレス選手には如何ほどの年俸を用意するのだろうか?

巨人、阪神、中日などの財政的に豊かな球団は獲得は自由競争だからと主張するに違いがない。しかし日本人選手ならFA権を得ても結べるかどうかの契約を、短期間に外国選手に与える不平等は有力選手がMLBに移籍する原因のひとつになっている。このままでは益々MLBに力のある選手が流出する現象が続くだろうと思う。
日本野球は実力的には、世界のトップクラスに位置するところまで来ている。今後の球界での検討課題になるのではないかと思う。どちらにせよ両リーグの各チームの力が拮抗して、迫力のある戦いをフアンに見せて欲しいものだ。

今年のFAの目玉の福留選手、シカゴ・カブスへの入団が決った。 

             
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53年映画の著作権

2007-12-19 17:45:43 | 映画
2003年に映画の著作権が50年から70年に延長された問題で、文化庁は1953年度に発表された映画も著作権が延長されたとの見解を示していた。しかし最高裁はその主張を退けて著作権は消滅したと断じた。
訴訟は名作西部劇の「シェーン」の著作権を持つとされるP社と日本での権利を譲り受けたT新社が、2003年に格安DVDを製造販売した会社を訴えていたものだ。
1993年に公開された映画には「ローマの休日」などの名作もあり、今回の訴訟の結果が注目されていた。
これで格安DVDとして製作公開された1993年の映画は正式に認知されたことになる。

そして改めて今日の新聞で1953年の主な映画のラインアップを見て驚いた。
当時の映画はもちろん白黒映画の時代だったし小生は中学生だった。しかしその映画の中では「シェーン」「ローマの休日」「恐怖の報酬」「君の名は」などは見ている。
その中で一世を風靡した「君の名は」は公開当時に近くの小学校の講堂で、巡回公開されたものを見ている。
その他の映画は後年に映画館やTVでの鑑賞である。

そして中学生の当時、幼馴染の友人(残念ながら3年前に急逝してしまった)のお兄さんが、小生と彼をイギリス映画の「ハムレット」(ローレンス・オリビエ主演)に連れて行ってくれたことを思い出した。小生が初めて洋画を見たのがこの時だった。邦画しか見たことがなかったので字幕の映画を見て驚いたことも同時に思い出した。

今日の新聞記事を見ながら、50年程前の遠い昔のことなどにも思いをはせてしまいした。

          




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絵本「バスラの図書館員」のこと

2007-12-18 17:47:06 | 勉学
昨日の生涯大学の講義は、NPO法人の活動を紹介するものでした。
講師の先生のおひとりB先生は、主に子どもたちに本の面白さを伝える活動を長く続けられておられる方だった。
保育園や幼稚園、学校、児童館、子ども病院、保健センターなどで子どもたちに「絵本」の読み聞かせをされている。
そして講義では私達が「孫」たちに是非読んで上げて欲しい本を20冊程紹介してくれた。

そのなかで特に印象に残ったのが次の絵本だった。
「バスラの図書館員」-イラクで本当にあった話ー 晶文社 ジャネット・ウインター著 長田弘訳

           
     
作品の舞台となったイラクのバスラは、イラク南部の港町の油田の多い土地で、イラク経済の生命線と言はれた地域だった。
米国軍がバグダッドへ侵攻を開始した2003年3月、バスラの図書館員の「アリアさん」は戦火の広がることを懸念して、図書館の本を安全な場所に移すことを願ったが、聞き入れてもらえませんでした。
ついにアリアさんは自分で行動することにしました。閉館後に本を少しづつ車で運び出し自宅に保管しようとします。
そしてついにバスラの街にも爆弾がおそってきたとき、アリアさんは隣接するレストランの友だちや、そこで働く人びとの協力で本をレストランや自宅に避難させます。実に3万冊の本を運び出したのでした。
そしてその9日後に図書館は爆撃で焼失してしまいます。
そして戦争が終わりましたが、アリアさんは平和で自由な新しい世が来ることを信じて、今も図書館の本を守り続けているそうである。
表紙の絵に見られるとおり、絵本の中身は図案風の表現であざやかな色で描かれている。そんな絵本なのですが図書館の「本」にはイラクの歴史がつまっている、黄金の山より価値あるものとして守り抜く為に、決して「のぞみをすてない」と言ふアリアさんの気概が伝わってくるようだ。

実際にあった話として、NYタイムズの記者が紹介した記事からこの絵本が生まれたそうである。
日本では既に昨年には発売されている。子どもさんに、お孫さんに是非読んで聞かせて欲しい本だと思う。


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無残なり「風林火山」

2007-12-17 18:33:29 | TV DVD
昨夜でNHK恒例の大河ドラマ「風林火山」が終了した。

どうも今年の大河ドラマは完全な失敗作だと思った。内容が暗すぎて、笑いが全然ないし、登場人物も地味すぎたのではないだろうか?。織田信長や豊臣秀吉、更には徳川家康による全国統一の前の時代だし、甲信越地方の群雄が割拠した頃の話だから、どうしても権謀術策うずまく物語になるのは仕方がない話なのだろう。親も実子も抹殺してやまない武田信玄の暗さだけが目だってしまったのではないだろうか?
そして主人公の山本勘助役の内野聖陽にTVドラマ「蝉しぐれ」や映画「あかね空」の時のような精伶な感じが全然ないのだ。そして女優陣にも魅力が感じられない。しかし後半から登場の上杉謙信役のガクトが、自ら龍神を名乗る不思議な透き通る様な魅力を持っていたのが救いだと思った。このガクトの登場でドラマが2回分延長されたとの報道もあった。

武田信玄の成長期から、上杉謙信との川中島合戦の時期までに軍師として武田信玄を助け、武田勝頼の成長を見守った山本勘助は不思議な人物だった。実在さえ疑われる人物だが川中島の合戦で倒れてしまう。
かの織田信長さえ恐れた武田信玄勢だが、京に攻め入る寸前の三河城の戦いを前に病に倒れる。跡を襲った武田勝頼もやがて織田、徳川勢に蹂躙されて甲斐から武田武士は消えていく。この時期まで軍師の山本勘助が生き延びていたなら時代は変わっていたのだろうか?

そんなことを考えながらドラマの最終回を見てしまったが、次回作(来年の「篤姫」)に期待しよう。

今夜のクスリ
今日は生涯大学の2学期の終業の日。午後は自主企画の学級活動という名の忘年会でした。

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ミステリー「チーム・バチスタの栄光」

2007-12-16 17:55:15 | 勉学
心臓外科に於けるバチスタ手術のことは、何年か前にNHKプロジェクトXという番組で紹介されたのを見た。海外で武者修業を積んできた「神の手」と言はれる南淵明宏先生のことだった。まだ日本では一般的でなかったバチスタ手術で心臓病患者の多くを救っておられたのだ。
そして今週木曜に最終回となる、TVドラマ「医龍」の朝田医師もこの「神の手」を持つ心臓外科医の話だ。

小生は今回、ミステリー文庫本「チーム・バチスタの栄光」を読んだのでした。著者は現役の医師の海堂尊である。
何と映画化されて、来春封切りとなるらしい。主演の阿部寛や竹内結子が記者会見で披露していたのを見ました。ミステリー小説なので最後の結末まで読んでしまったので、映画を見ても詰らないなーと正直何か損をした気分である。

さて小説であるが、通称バチスタ手術とは肥大した心臓の一部を切り取り、小さく作り直すという手術だ。成功率は6割と云うほど難しい。舞台となる大学病院では、米国から帰国した桐生助教授がこの難解な手術を受持って一年になる。その間の手術の成功例から世間では「神の手」と持て囃すが、30例の手術を終えた時点で、3例の術中死が発生してしまう。桐生助教授は手術中に何ら問題はないと確信しているが、病院長と相談して第3者の監察を願う。そこで選ばれたのが大学病院で出生競争を諦め、自ら陽のあたらない部署を担当する神経内科医(通称を愚痴内科)の田口講師だ。30例のカルテの点検、手術チームの担当者のヒァリングを実施するが、特に問題点は見つからない。
そして新たな手術が実施され、その手術にも立ち会うことになる。順調にすすんだ手術だが患者は術後も生還せず死亡する。困った病院長はリスクマネジメント委員会を開催して、田口講師の監察を公にする。さらに厚労省から、新たに白鳥技官を招き再度原因調査に乗り出すことにする。
田口講師と白鳥技官の手術チーム全員へのヒァリングの模様が面白い。手術中に一体何があったのか?術中死後の解剖も残された遺族の気持を考えると実施できない。
暗礁に乗り上げたかに見えた原因追求だが、白鳥技官はほぼ原因が掴めたという。そして次回予定の手術は延期するように言い置いて病院を退出し、国会図書館に籠もってしまう。
しかし次回手術予定患者の容態が急変。緊急手術に踏み切るしか方法がなかった。その結果果たして患者は術中死してしまう。急ぎ戻った白鳥技官は、解剖に代わる方法で死亡原因の特定をする。そしてついに犯人が炙り出される。

実にスリリングな物語の展開は予想を超えた面白さだった。推理小説の常道の探偵物語風の心理劇の様相も含んでいる。さしずめかの名探偵シャーロック・ホームズが白鳥技官なら、ワトソン役は田口講師ということになるのだろう。
医学界を良く承知している作者ならではの、医療行政への批判も含めている。最近では出色のミステリーだと思う。
久しぶりに夜更かしをしてしまった。

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年賀状に取りかかりました

2007-12-15 18:06:21 | 独り言
昨日はJR駅前の郵便局の本局へ(もう民間会社だから本局と言わないのかな?)年賀状の購入に出かけた。
局内には何人かの背広姿の男性達がウロウロしている。何をしているのかなと見ていたが分からない。
民間会社になって、今まで公社で働いていたいた人達が余ってきたのかななどと思ってしまった。
年賀状の特設売場があり、研修生と腕輪をした女性が担当していた。
年賀状を購入し、他に50円切手が欲しいのでこのコーナーでは購入できないのと聞いたら、年賀状ハガキには切手は貼る必要はありませんよときた。「そんなことは分かっているわい」と女性の顔を見たら何と50代のオバサンだった。
一瞬怒鳴りつけようとキレかかったが、最近50代、60代のキレる年寄りが増えたと報道もあったのでやめた。そんな認知症になりかかった老人に見えたのだろうかと憮然としたのは確かだった。

そして今朝から年賀状作成の準備だ。何とかハガキの構図も決めて、住所録の整備にかかった。
明日中には出来上がる予定だ。その後の一言書き加える作業が大変だが、毎年の恒例行事でやむをえない。

昼からカミさんとデスカウントショップへ。おひとり2点かぎりの特売のトイレットペーパーの購入のお手伝いだ。
娘達が我が家に来た時に車に乗せて持って帰るので安売りの時に買い込んでおく。

そして陽気に誘われて散歩に。散歩で見つけた風景だ。ケイタイでパチリ。

住宅街の一画のお宅の門前にサンタさんが一歩先にご光来されていた。

               

そして開店したかと思ったら「ぷちまんじゅう」店が12/30に閉店するらしい。

                         


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学校では教えない

2007-12-14 18:19:59 | スポーツ一般
今朝の新聞で気になる記事を読んだ。スポーツを育てるとの連続コラムの記事だ。
スポーツ選手は誰でも一度はその門をくぐる。「現役引退
アテネ五輪ソフトボール代表、坂本直子さん。20歳で社会人2年目を終えた年に引退を決めた。
高校総体で2連覇を達成し、世界ジュニア選手権で優勝。実業団に入った年に、代表チーム最年少でアテネ五輪へ。
そして北京五輪では、投手兼内野手の中心選手として期待されていたので誰もが驚いた。
引退の理由は腰痛の持病の悪化もあったが、引退後の選択肢がある段階で決めたかったそうだ。
「中学生のころから意識していた。いつやめるか、やめた後どうするのか。高校進学や、大学か実業団かという選択では、常に判断の土台にあつた」
彼女が心の中で準備していたのは、競技がをやめざるを得なくなった時の逃げ道ではない。人生の中でスポーツをどう位置づけるかという分析と決断だった。
彼女はまったく別の道を選んだ。服飾関係の専門学校で学び、ウエディングドレスのコーディネーターとして働く。

サッカーJリーグのキャリア支援の八田茂さんは(選手会の要請で欧州にならって出来たJリーガの引退後の就職などを支援する制度で、引退後の人生を考えさせる研修も行なう。八田さんはそのリーダー)
「多くの学校の指導者は目先の実績ばかりを追い続ける。「今は競技に集中しろ」「実績を残せば後はなんとかなる」といい続ける。それが夢をあきらめきれない青い鳥症候群をいたずらに増やしている」と述べている。
Jリーグでも毎年120~130人が引退していく、平均年齢は26歳だ。半分は下部リーグ流れていく、そして4分の1は指導者の道を選ぶ。残りは別の世界に進むことになる。Jリーグでは6年目でようやくこの支援制度が認識されてきている。
日本オリンピック委員会も、来年1月から選手が引退後の進路について相談できる常設の機関をスタートさせる。
本来は学校教育で考えるべき部分をプロ組織や競技団体で担う構図になっている。

小生も高校や大学の特待生制度について警告したことがあった。勉学にしっかりと励むことを本分として、人格形成を図るとともに、人生をしつかり見極める力を付けさせるべきであろうと思う。
あのハニカミ王子の16歳の石川君をプロゴルフにとの話も仄聞するが、とんでもない話である。高校、大学としっかり勉強させた上でT・ウッズと戦える姿を見てみたいものだ。 
  

今夜のホロリ
12日には千葉ロッテMのエースだった、黒木知弘投手(33)が現役引退を発表したことが報道された。現役続行に意欲を持ったがどのチームからもオファーがなかった。
引退記事に曰く「ジョニーが来たなら伝えてよ 13年間ありがとう、と」
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エコドライブを心がけよう

2007-12-13 16:44:08 | 独り言
原油の値上げから灯油やガソリンがまたも値を上げている。こちらの消費者も音を上げている
灯油は昨年から丁度倍になったとの報道もある。これから冬季に向かってまたも庶民に逆風が吹く。
そしてガソリンの値上げも追従している。昨年は1Lが120円台だったが、今年は150円台だ。
そこで家計にも環境にも優しいエコドライブをと、JAF(日本自動車連盟)の指導員が教習会を開いたそうだ。
そのエコ運転術のポイントは次の通りだ。

▲ 発信時 
  アクセルはゆっくりと軽く踏み込む、オートマはブレーキを離して、進み始めてから踏む。
市街地では燃料の4割がこの時に消費される。アクセルを踏み込んだ時、ウィーンと高いエンジン音がするのはガソリンの無駄使いの知らせだ。

▲ 走行時
  できるだけ一定速度を保つ。信号や駐車車両など周辺状況を見て、無駄な加減速を減らす。上り坂は速度が落ちないよう手前から加速する。

▲ 減速時
  停止位置を予測し、早めにアクセルから足を離す。

▲ 停止時
  しばらく停止する時はエンジンを切る。アイドリング中にも1分間に10~30ミリリットルが消費される。

要は人に優しい運転を心がけるのが肝心だそうだ。急な加減速を減らすだけでも、同乗者の乗り心地も良くなる。
値上げされるガソリンを有効に利用する為にも、是非、今日からでもエコドライブを始めてみませんか。

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「風の果て」を読む

2007-12-12 17:52:57 | 勉学
先週の木曜日まで8回に渡り放映された、NHK木曜時代劇「風の果て」を楽しく観た。
郷里山形出身の藤沢周平の原作になるものだ。8回の連続ものになっているが中々の出来の作品だった。
佐藤浩市演じる主人公が、この作品に深みを与えていた。

小生は当然この作品は読んでいると思っていたが、ドラマを2回程見たところでどうしても内容が思い出せない。
そこで本棚の中の藤沢周平作品を取り出してみたが見当たらない。あわてて本屋で文庫本を購入して急いで読んだのでした。 
作品では、いきなり今は首席家老に就任している主人公の桑山又佐衛門(上村隼太)に古くからの友人である野瀬市之丞から果たし状が届くところから始まる。
そして話は青年期の片貝道場で、剣術稽古に励む仲良し4人組の付き合いの時代にさかのぼる。
幼少の頃、酒におぼれて雪の中で死んだ父を持つ貧乏家人の次男坊の上村隼太、元家老職の嫡男の杉山鹿之助、貧乏家人の次男坊組の野瀬市之丞、寺田一蔵、三矢庄六の5人がそれぞれに歩んだ生き様を描いたものだ。
舞台は藤沢作品に良く登場する、鳥海山が真近に見える庄内の藩である。
やがて杉山鹿之助は父の跡を継ぎ、杉山忠兵衛と名乗り藩政の中心に上がると同時に他の4人から距離を置き始める。
そして一蔵、庄六も貧乏家人に婿入りする。隼太はやがて郷村周りで、いささか変人の噂のあった桑山孫助に見込まれて婿入りする。しかし市之丞は何故か冷や飯喰いのままであった。
そして年上の妻の婿となった一蔵だが、妻の不倫の相手を斬って出奔する。藩の追っ手のひとりに市之丞が加わり親友を切り捨て帰国する。その頃から市之丞は荒れた生活を送るようになる。
やがて養父の跡を継ぎ、郷回りの役を務める事になった主人公。これまでなん人もなし得なかった、太蔵が原の開墾の大事業を担当する機会がやってくる。藩主の意向を受けた江戸の測量師による、綿密な水路の確保が出来き、さらに藩内の大手商家に開墾を請負わせる方策で2千数百町歩の水田化に成功する。
その功績で執政から中老に、さらに親友である首席家老杉山との権力争いに勝利して首席家老に昇りつめる。
そんな折り、ついには冷や飯食いの生活から脱出できなかった、市之丞からの果たしあい状だった。何故果し合いなのか、考え込む主人公に、貧乏家人の小普請組に婿入りしその生活を淡々と楽しんでいる庄六が語りかける。
市之丞は死病に取り付かれていた、一番好きだったお前に斬られることで人生に終わりをつけ様としたのだと。

名作「蝉しぐれ」と同様に、農政に邁進する武士の姿を借りながら、権力争いに取り付かれた人々の争いを描いている。
やはり藤沢周平の作品の中でも名著の一冊だと思う。

         
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