映画「杉原千畝」を見てきました

今日の午後、久しぶりにカミさんと映画「杉原千畝」を見てきました。ドイツのナチスがユダヤ人の迫害を続ける中、リトアニアの領事代理だった杉原千畝氏は、本国の承認を得ることなく約６.０００人のユダヤ人に、日本国の通過ビザを発行した事実を基に描かれている。

外務省の職員だった同氏は、諜報活動を通じてロシアの動向に多大の関心を持ちながら、リトアニアに領事館設置を命じられて赴任する。そこで見たのはユダヤ人への理由のない迫害の実態である。本国の承認は得られないが、禁止された訳でもないと出国する間際までビザを発行し続ける。

そんな杉原千畝氏は外務省からは弾き出されるが、「日本のシンドラー」として海外でも称賛されるようになり、ようやく２.０００年に名誉が回復される。戦後７０年を振り返る中で、この様な日本人が存在したことを誇らしい気持ちで拝見したのでした。

映画の場面の多くは実際にリトアニアで長期に亘って撮影され、監督も米国人が務める。主演の唐沢寿明さんは淡々とした演技で好演、映画はやや冗長に過ぎるきらいもないではないが、映画の出来は　Ａ　ランクだと思う。多くの方の必見をお勧めする。

二つの写真展

今週から、来週に掛けて二つの写真展を掛け持ちする。

例年、３月に開催されていた生涯大学写真クラブの今期３回目の写真展。いなげ市民ギャラリーの会場が、どうしてもこの時期にしか取れなかったのである。１０月に千葉市科学館の「きぼーる」で２回目の写真展が開催されたばかりであり本当にせわしない事である。そこで今朝は１０時までに会場に作品を搬入することになり、先ほど帰宅したばかりである。１３日の日曜日の午後には搬出する。

二つ目は、１２日から１７日まで、東京千代田区一番町の公共施設で開催する元の企業ＯＢの写真仲間との写真展示会である。１２日午前に２作品を搬入し、１７日に搬出して打ち上げ会兼忘年会を行う。この写真展の作品選びには相当に悩んだのだが何とかこぎ着けている。

本当に今まで無い事に二つの写真展がバッテングしてしまった。忙しい事である。