ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「相棒」・杉下警部の災難

2011-02-24 09:39:42 | TV DVD
 テレビ朝日の水曜日21時、警察・刑事ドラマに先鞭をつけた「相棒」が面白い。毎週視聴率では8週連続で20%超を記録して上位を占めている。キャリアの警察官でありながら閉鎖的な警視庁のあり方を批判し続ける杉下警部に喝采を送り続ける視聴者は多い。このドラマがシーズン9まで続く人気番組に育っているのは当然だと思う。

 そしてこのドラマ、もちろん主人公の杉下右京警部(水谷豊)の魅力はあるが、シーズン7から新たな相棒となった神戸警部補(及川光博)とのコンビがしっかりと板に付いてきた点も大きいと思う。さらに毎週脚本が斬新であり、今週はどんな展開が待っているのかなあと興味を繋いでいるのも魅力のひとつになっている。

 昨夜も特命係の杉下右京警部が、差出人不明の手紙で告発され、監察室が彼の周囲の人々から聴取を開始することから始まる。実は鑑識員の米沢がたまたま特命掛りの室に来ている時、電話で呼び出しのあった殺人事件の捜査に立ち会うことになるが、それが捜査権を持たない特命係がどう捜査に関与しているのかの調べが続く。

 捜査と並行して行われる監察員の徴取、なぜこの段階で急に杉下警部を職務執行法違反に問う告発文が届いたのか。殺人事件の捜査は杉下警部の推測通りに解決の道を辿るが、最後に監察員に呼び出された杉下警部と監察員が対峙する。

 杉下警部の存在を快く思わない上層幹部の動きがあるのか、最近公開の映画で悲劇的な最後を遂げてしまった小野田官房長の庇護が外れたことにようものか?。最後の最後に今回の送られてきた告発文の秘密が明らかになる。

 このドラマの脚本が、毎回練りに練られていることに感心するのである。中にはやや凡作ではと見られるモノもあることは否定できないが、長寿番組である由縁ではないかとも思っている。

TVの画面から
     
コメント (2)
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