ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

温暖化の影響

2007-02-14 21:56:08 | ニュース 
記録的な暖冬が続いている。今日の氷雨も本来なら雪になるのだろうが初雪にはならなかった。
一月の日本の平均気温は平年を1.44度も上まわっている。過去では4番目の暖かい冬になった。
今朝の新聞の「温暖化した日本」を読んで暖冬異変の影響を探して見た。

今冬の各地のスキー場の雪不足は深刻だ。スキー場のオープンが遅れ、競技大会やイベントが中止に追い込まれた。
逆に例年雪の為に閉鎖されるゴルフ場が賑わっている。新潟県の日本海ゴルフ場はゴルフ愛好家が大喜びでプレーしていると報じられていた。
例年豪雪で知られる、富山県内の11のスキー場のうち4スキー場は雪不足で現在、開店休業状態らしい。
富山市の1月の平均気温も4.7度、平年よりも2.2度も高いと言ふ。
気温が3度上昇すると、北海道以外のスキー場は客数が半分以下になり大打撃を受ける、との予測も出ている。
群馬の榛名湖(標高約1080m)は例年なら、湖全体が凍って氷の厚さが15Cm以上になり、氷に穴を掘るワカサギ釣りで賑わう。ところが今季は1月末でも3分の1が凍らず、ワカサギ釣りは中止になった。漁協組合長は「戦後、氷上のワカサギ釣りが中止になったのは初めてだ」とショックの色は隠せない。

暖冬の直接的な影響か分からないが、本来なら冬眠をする筈の熊が年明け以降も各地で出没し、被害も出ている。
今年は雪が少なく、まだエサ探しができるため熊が冬眠しないとの見方もある様だ。一方で「一度冬眠した熊が、エサ不足の影響で空腹に耐えかねて起きている可能性もあるらしい」
渡り鳥にも影響が出ている。いつもならもっと南にいる筈の「マガン」が2月でも見られる。あと数週間で北帰行が始まるならば、北海道のウトナ湖が初めての「越冬地」になるらしい。

温暖化が進むと、生態系に深刻なダメージを受ける例が出てくる様だ。世界の平均気温が1度上がると、サンゴの80%で、死滅につながる白化現象が起きる。2度上昇すると、ホッキョクグマなどの生物種の15~40%が絶滅する危機がある等の恐ろしい研究結果も発表されている。

人間の排出する二酸化炭素(CO2)の影響で気温は日本全体で1度、東京はヒートアイランドの影響で3度上昇していると言はれる。温暖化での異常気象が頻発されるとの見方もある、恐ろしい事だ。

寒さに弱い小生等は暖冬は歓迎だ。花粉の量も少ない予想なので、今年の春先は元気で過ごせそうな予感がする。


コメント
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