情報セキュリティ大学院大学では、後期の水曜日18:20~19:50に「情報セキュリティ特別講義」という講義を設けております。これは、各界から講師をリレー講義方式でお招きし、広くセキュリティに関するご講話を頂戴して、学生の知見を深めることを目的とした授業です。授業は、遠隔で東京大学大学院、中央大学大学院にも配信しています。
今期は、鈴木幸一・インターネットイニシティブ社長、佐々木清隆・金融庁審議官、鈴木義伯・東京証券取引所専務取締役最高情報責任者などにご登壇いただきましたが、昨日は前・陸上自衛隊化学学校長兼大宮駐屯地司令、日本赤十字社事業局救護・福祉部救護担当主幹のと山澤将人様の「東日本大震災における自衛隊の活動」と題するご講話でした。
山澤様は、福島原発の事故の際に除染作業などの専門部隊である陸上自衛隊「中央特殊武器防護隊」が派遣された際、全国の化学部隊を養成する化学学校長と化学部隊の大宮駐屯地司令を兼ね、福島に部隊を送り出す立場にあった方なので、原発対応を中心としてご講話いただきました。
福島原発3号機の水素爆発が起きた際は、実は現地では相当に危険な状況であったことを知りました。
少なくとも現場には東電等からの詳細な情報が入っていなかったこと、東電からは「とにかく注水してください」といわれるもののどこに注水すればよいのか分からないような状態であったこと、注水準備のために隊長以下が給水車などを引率してちょうど3号機の近くにまで偵察に出動していたこと、爆発によって隊長車の運転手が負傷するほどであったこと、隊長の機敏な判断ですぐに全員が退避して事なきを得たことなど、貴重なお話をうかがいました。
今期は、鈴木幸一・インターネットイニシティブ社長、佐々木清隆・金融庁審議官、鈴木義伯・東京証券取引所専務取締役最高情報責任者などにご登壇いただきましたが、昨日は前・陸上自衛隊化学学校長兼大宮駐屯地司令、日本赤十字社事業局救護・福祉部救護担当主幹のと山澤将人様の「東日本大震災における自衛隊の活動」と題するご講話でした。
山澤様は、福島原発の事故の際に除染作業などの専門部隊である陸上自衛隊「中央特殊武器防護隊」が派遣された際、全国の化学部隊を養成する化学学校長と化学部隊の大宮駐屯地司令を兼ね、福島に部隊を送り出す立場にあった方なので、原発対応を中心としてご講話いただきました。
福島原発3号機の水素爆発が起きた際は、実は現地では相当に危険な状況であったことを知りました。
少なくとも現場には東電等からの詳細な情報が入っていなかったこと、東電からは「とにかく注水してください」といわれるもののどこに注水すればよいのか分からないような状態であったこと、注水準備のために隊長以下が給水車などを引率してちょうど3号機の近くにまで偵察に出動していたこと、爆発によって隊長車の運転手が負傷するほどであったこと、隊長の機敏な判断ですぐに全員が退避して事なきを得たことなど、貴重なお話をうかがいました。