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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

君は『桂枝雀』を知っているか!?

2013-11-24 23:55:25 | 観たもの
 BS朝日で今夜放映されていた「君は『桂枝雀』を知っているか!?」を見ました。今朝、新聞のテレビ欄を見たら、枝雀さんの写真と「大阪・朝日放送に保存されている『枝雀寄席』などの貴重な資料映像を活用しながら~」とあったので、私はてっきり枝雀さんの落語を聞ける(見られる)と思って、9時を待ちかねてテレビの前にスタンバっておりました。で、見始めましたが、どうも様子が違う…。もう一度新聞を見てみると、続きがあって「枝雀の落語を具体的に分析する。また、桂枝雀の2人のご子息をはじめ、兄弟弟子や弟子、枝雀ファンの各界の著名人など、多くの方の証言から枝雀の人物像を構築していく。」とありました。

 ちょっと“ガクッ”となりながらも、せっかくなので、最後まで見ておりました。テレビ欄の説明どおり、「枝雀寄席」の映像は確かにふんだんに登場し、その笑いを分析し、ゆかりの方たちがいろいろ思い出話を披露されていました。

 「何かやっぱり東京の人が作らはったんやなぁ」って思ってしまいました。小佐田定雄さんやべかちゃん、ざこばさん、雀三郎、雀松、九雀のお弟子さんたち、一知さん・一史さんのご兄弟とかなり近しい濃い関係の方のインタビューが入っているのに、なぜなんでしょうかねぇ。

 「笑いの分析」が理屈っぽかったせいでしょうか。「表情としぐさ」「緊張と緩和」「スビバセンネ」「吸って、ひゃあて」「ほたら何かいな」「生物の進化のマクラ」「ショート落語」云々かんぬんと大学の講義のごとく解説されていました。このあたりのことは、枝雀さんを語った本などではよく言われていることで、確かにそのとおりなんですが、「そんなん、もうよろしわ」ってテレビに向かってつぶやいておりました。

 でも、今日のテレビで何が衝撃だったかと言いますと、お元気な米朝師匠のお姿でした。「枝雀寄席」の前半の対談にご出演の場面が何度が映されていましたが、まだまだお若くて、理路整然と枝雀さんに迫っていらっしゃるお姿を見て、ちょっと泣きそうになってしまいました。

 大阪の朝日放送さん、落語だけを聞く(見る)番組を希望します。ヨロシクです。

 
 
 携帯電話で撮ってみました。


 
コメント (8)
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