おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

ローズのジレンマ

2008-11-02 23:39:18 | 観たもの
 シアタードラマシティで「黒柳徹子主演海外コメディシリーズ第22弾『ローズのジレンマ』」を見てまいりました。出演は黒柳徹子、草刈正雄、錦織一清、菊池麻衣子でした。

 黒柳サンはテレビでは司会ばかりですが、もともとは女優さんです。年に一度は必ず舞台をされているようです。ナマ・黒柳さんは初めてでした。当然のことながら、あの特徴あるお声とあの特徴あるしゃべり方です。どうも“舞台”を見に行った気になりにくいです。テレビを見ているような気になります。そのせいか、どのせいかわかりませんが、前半は爆睡でした。たぶん、BGMのような感覚に陥るんでしょうね。

 それと、翻訳モノっていうのがどうも馴染めません。シェークスピアやチェーホフというような古典の台詞は「そういうもの」と思って聞くのであまり気にならないんですが、現代劇は“翻訳臭”が非常に気になります。劇の途中で「あ、これってひょっとして○○○の訳?」とか思ってしまうんです。

 でも、「あて書きか?」と思わせるほど、役柄と俳優さんのキャラはよく合っていました。黒柳徹子(主人公ローズ)はピュリツァー賞を受賞したことがある大物女流作家、草刈正雄はローズの恋人で、女性にモテモテの人気作家、錦織一清は斜に構えながらお調子者の新進作家、菊池麻衣子はローズのしっかり者の秘書、とそれぞれは違和感なくお役を演じていらっしゃました。それでも、寝てしまうって、何が悪かったんでしょうか・・・。

 客席の客層は本当にバラバラでした。私なんかはニッキ目当てのジャニーズファンばかりかしらと思っていましたが、そうでもなく、結構年配の方もいらっしゃいました。黒柳サンは毎年この海外コメディをやっていらっしゃるので、その固定客の方もいらっしゃるのかもしれません。

 ちょっと興ざめだったのは、カーテンコールの時に劇場関係者と思しき人が「ブラボー」と言ったり、指笛を鳴らしたりされていたことです。カーテンコールを盛り上げたい気持ちはわかりますが、そんな“サクラ”はいけません。かえって、こっちは引くというか、何だかイヤ~な感じでした。それにつられてなのかどうかはわかりませんが、カーテンコールが5回くらいありました。そこまでするほど素晴らしかったのかしらと、天邪鬼なワタクシは思ってしまいました。

 とりあえず、ナマ・黒柳徹子を見たということで・・・。
コメント (2)
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