京都乙訓の大山崎にある、アサヒビール大山崎山荘美術館で開催されている「青のコレクション ピカソの青モネの青」を見てまいりました。
アサヒビールが来年、創業120周年を迎えるのに先立ち、アサヒビールカラーの「青」をテーマに、美術作品におけるさまざまな青色が紹介された展覧会でした。
副題にピカソとモネの名前があって、モネの「睡蓮」はこちらの館蔵品として非常に有名で、数点展示してありますが、ピカソは知らなくて、「わー、何が出ているんだろう」と楽しみにして行きましたが、チラシに載っていた「肘をつく女」一点だけでした。ちょっとこけそうになりました。安藤忠雄が設計した新館の大きさを考えれば、そんなに何点も展示できないのはわかっていましたが、わざわざ「ピカソ」と断わっていたので、2,3点展示してあるのかしら、と思っていました。特にピカソが好きというわけでもなく、大好きなモネさえ見られたらいいんですけどね・・・。
本館の展示室には、青色の焼物や藍染、芹沢介の染色作品など、青色のものが置いてありました。もともとが別荘として建てられた建物なので、当たり前のことですが、内部にはいくつもお部屋があり、それぞれを出たり入ったりしながら見ないといけなくて、ちゃんと全部見てきたのか、いまいちよくわかりません。
モネの「睡蓮」は、何度見ても飽きることがありません。モネは生涯にわたって睡蓮を描き続けたので、いろいろな年代の「睡蓮」があります。ここには、若い時の作品と晩年の作品の両方があります。若い時って、睡蓮のお花をきちんと一つずつ描いているんですが、晩年になると、睡蓮が咲いている池全体を描こうとしています。確か白内障の影響もあるって聞いたことがあるんですが、目を近づけて見ると、お花なのか何なのかわからず、ただ絵の具を丸っぽく塗ってあるだけみたいに見えます。でも少し離れると、やはりそれは睡蓮が浮かぶ池で、いつ見ても、何度見ても良い絵ですね。大山崎にある「睡蓮」は、パリのオランジェリー美術館の壁面一面の「睡蓮」と同時期に描かれたものだそうです。
大山崎山荘美術館の玄関です。
本館と新館「地中の宝石箱」を結ぶ渡り廊下です。紅葉とのコントラストが美しゅうございます。
新館の天井の明かり取りの窓です。コンクリートの感じが、“安藤忠雄”しているでしょう?
《オマケ》
敷地内の紅葉の葉っぱです。これは非常にきれいに紅くなっていますが、まだ全然色づいていない青々とした葉っぱの木もありました。なぜ、同じ敷地内の木で、こんなことがあるんでしょうか?
アサヒビールが来年、創業120周年を迎えるのに先立ち、アサヒビールカラーの「青」をテーマに、美術作品におけるさまざまな青色が紹介された展覧会でした。
副題にピカソとモネの名前があって、モネの「睡蓮」はこちらの館蔵品として非常に有名で、数点展示してありますが、ピカソは知らなくて、「わー、何が出ているんだろう」と楽しみにして行きましたが、チラシに載っていた「肘をつく女」一点だけでした。ちょっとこけそうになりました。安藤忠雄が設計した新館の大きさを考えれば、そんなに何点も展示できないのはわかっていましたが、わざわざ「ピカソ」と断わっていたので、2,3点展示してあるのかしら、と思っていました。特にピカソが好きというわけでもなく、大好きなモネさえ見られたらいいんですけどね・・・。
本館の展示室には、青色の焼物や藍染、芹沢介の染色作品など、青色のものが置いてありました。もともとが別荘として建てられた建物なので、当たり前のことですが、内部にはいくつもお部屋があり、それぞれを出たり入ったりしながら見ないといけなくて、ちゃんと全部見てきたのか、いまいちよくわかりません。
モネの「睡蓮」は、何度見ても飽きることがありません。モネは生涯にわたって睡蓮を描き続けたので、いろいろな年代の「睡蓮」があります。ここには、若い時の作品と晩年の作品の両方があります。若い時って、睡蓮のお花をきちんと一つずつ描いているんですが、晩年になると、睡蓮が咲いている池全体を描こうとしています。確か白内障の影響もあるって聞いたことがあるんですが、目を近づけて見ると、お花なのか何なのかわからず、ただ絵の具を丸っぽく塗ってあるだけみたいに見えます。でも少し離れると、やはりそれは睡蓮が浮かぶ池で、いつ見ても、何度見ても良い絵ですね。大山崎にある「睡蓮」は、パリのオランジェリー美術館の壁面一面の「睡蓮」と同時期に描かれたものだそうです。
大山崎山荘美術館の玄関です。
本館と新館「地中の宝石箱」を結ぶ渡り廊下です。紅葉とのコントラストが美しゅうございます。
新館の天井の明かり取りの窓です。コンクリートの感じが、“安藤忠雄”しているでしょう?
《オマケ》
敷地内の紅葉の葉っぱです。これは非常にきれいに紅くなっていますが、まだ全然色づいていない青々とした葉っぱの木もありました。なぜ、同じ敷地内の木で、こんなことがあるんでしょうか?