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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

今日はここ

2024-12-21 21:01:13 | 観たもの
南座の顔見世です。“安定の”三階席の最後列です。何か落ち着く貧乏性なワタシ…。

今年の観劇納めとなりました。孝夫さんの内蔵助とこっそり贔屓の鷹之資さんの越後獅子、大変結構でした。これで後顧の憂いなく、年が越せます。
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朧の森に棲む鬼 + 十二月大歌舞伎

2024-12-19 23:00:55 | 観たもの
 
 
 演舞場の「歌舞伎NEXT朧の森に棲む鬼」です。もともと劇団新感線が苦手で見に行かなくていいかなと思っていたのですが、しらたまやさんで「朧がね」って皆さん盛り上がっているのを見て、何となく見ておいた方がいいのかなと思いまして…。松也さんがライの回を見ました。できれば17年前の初演時に主演された幸四郎さんのライで見たいなぁと思ったけれど、歌舞伎座との順列組み合わせの関係で仕方ありません。両方見るほどは思い入れもないので…。

 「リチャード三世」や「マクベス」をモチーフに「酒呑童子伝説」を加えて構成された作品だそうです。最初に朧の魔物が3人出て来て、「あ、マクベスの三人の魔女?」ぐらいはわかりましたが、それ以外はとんとわからず、無知無教養をさらけ出してしまいました。でも、わからなくても、フツーに楽しめました。テンポよくスルスルとお話が進むので、ダレルこともなく面白く見ておりました。

 時蔵さんが検非違使の長、戦場にも立つ「格好良い女性」のお役なんですが、立ち回りの格好良いこと!日頃から鍛えていらっしゃる?今回のメンバーで一番よく動いていらっしゃったように思います。もう一人の女性のお役、シキブを演じられた新悟ちゃんも良かったです。ちょっと笑かすお役なんですが、あんなにコメディエンヌの才能があったとは!今回、女形さんの新しい可能性みたいなものを見せていただけたように思います。

 美少年染五郎クンも大活躍でした。一作ごとに成長されて、見るたびに“ご立派になられて…”って言葉がでます。なんだか親戚のおばちゃんの気分になります。声も良くなってきました。1月の浅草も楽しみです。

 主役の松也さんは本当に悪い男でした。息をするようにウソを重ねていきます。メインでOKでした。ロビーでお母様をお見かけして、こちらのお家も結構苦労されているので、「松也さんも出世されてよかったですね」って心の中で思っておりました。

 2月は博多座であるそうで、このメンバーが博多へ移動するって、やっぱり博多座ってお金持ちなんですね。松竹座や南座には絶対来てもらえませんから。

 
 歌舞伎座の「十二月大歌舞伎」です。12月は3部制です。

 第1部は「あらしのよるに」でした。「9月に南座で見たばっかりやん」って思っていましたが、南座とは少し変わっていました。最初にガブとメイの小さい頃って言う場面があって、獅童さんところの陽喜クンと夏幹クンが出てきました。メイが菊ちゃんになりました。松也さんとも壱太郎さんとも雰囲気が違いますね。折り目正しい山羊になっていました。

 途中で、國矢さんの精四郎襲名の口上が入りました。御曹司じゃない役者さんの幹部昇進、そして「口上」の場面が設けられるって、すごいことなんでしょうね。客席も涙涙になっていました。名題さん、名題下さんの希望の星ですよね。芝のぶさんあたりが継ぎに幹部に昇進しそう、ともっぱらの評判です。読売演劇大賞の特別賞まで受賞されましたからね。近いうちに、だと思います。

 「あらしのよるに」は何度見ても感動します。2015年初演で、10年余りの間に5回上演って、それだけ評判が良く、集客にも貢献しているんでしょう。

 第2部は松緑さんの「加賀鳶」と七之助さんの「鷺娘」でした。「加賀鳶」は初めてではないのですが、どんな話か全く覚えてなくて、最初、花道で皆さん名乗りを上げる場面、お席が3B の下手側だったので全く見えなくて、誰が誰やらわからなくて、結局最後まで松緑さん以外は識別できなくて、お話についていけませんでした。ちょっと残念でした。

 「鷺娘」はあの広い間口の歌舞伎座の舞台で一人で踊るってよほどの技量がないと難しいんですね。七之助さんはちょっと残念だったかもしれません。舞台の使ってない空間っていうのがよく見えるんです。そう思うと「船弁慶」をかけたこっそり贔屓の鷹之資さんは凄かったんですね。一人であの空間を支配していましたから。七之助さんのもうひとつ残念だったのは、着付けです。上半身がすごくもったりしていて、お相撲さんみたいになっていました。引き抜きがあって、下に重ねているから?と一瞬思いましたが、他の方の「道成寺」を見てもそんな着ぶくれている人見たことないし…。保っちゃんも劇評に書かれてて、みんなそう思ってたんですね。

 第3部は勘九郎さんの「舞鶴雪月花」と玉ちゃん、團子ちゃんの「天守物語」です。「舞鶴雪月花」は舞踊で、勘九郎さんが桜の精、松虫、雪達磨と変化されます。「『鷺娘』も勘九郎さんでよかったんちゃうん?」と思ってた失礼な客はワタシです。やっぱり踊りお上手ですよね。

 「天守物語」は玉ちゃんはもうかけるつもりはなかったのに、「ヤマトタケル」の團子ちゃんを見て俄然ヤル気になられたそうです。團子ちゃん、姿も声も形もみんなきれいです。玉ちゃんからビシバシしごかれたようですが、ちゃんとそれに応えて舞台に立ってるってすごい役者さんです。小さい頃から将来は猿之助を継ぐという自覚を持ってらしたようなので、お役に対する意気込みも違うんでしょうね。

 玉ちゃんも孫ほどの年齢の團子ちゃんと並んでも遜色なく、驚異の若さと美しさでした。去年の亀姫もよかったけれど、やっぱり富姫のほうがしっくりきます。侍女もお綺麗な方で揃えられ、このあたりも玉ちゃんの美意識の現れなんでしょうね。
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昨日はこことここ

2024-12-16 09:19:52 | 観たもの


昨日は演舞場の「朧」からの歌舞伎座の「天守物語」でした(勘九郎さんの舞踊含む)。かなり濃ゆい1日でした。どちらも意識を失うこともなくずっと面白く観ることができたので、演目も出演者もとても良かったんだと思いました。←どういう基準?

美少年染五郎クンと團子ちゃん、ほんとちゃんとまっすぐ大きくなって、ちょっと感慨深いものがありました。美少女左近ちゃんとの三人の勉強会?があるとかないとか聞いたことがあるので、おばちゃん楽しみに待っています。
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今日もここ

2024-12-07 11:33:04 | 観たもの
 南座顔見世の昼(朝)の部です。特に贔屓が出ていないので、純粋に「歌舞伎見物」してます。今のところ、ボヤッとしながらもちゃんと?観ております。新作の「蝶々夫人」、確かに歌舞伎にはなっているけれど…、って感じです。イケメンパパの錦之助さん、弾けています。三の線、お好きなんでしょうね。
 
 
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今日はここ

2024-12-05 20:57:30 | 観たもの
南座の顔見世の夜の部です。孝夫さんの内蔵助は圧巻でした。泣けます。

こっそり贔屓の鷹之資さんも我らが吉太朗クンもなかなか良いお役で、大変結構でした。演目発表時は「出演の役者さんが薄い!」とブーたれておりましたが、そのおかげもあるのかなと思いました。若手にはチャンスの顔見世です。

愛之助さんは結局今月は休演となりました。残念ですが、忙しすぎる役者さんなので、このあたりで少し休みなさいということなんでしょう。ここまでのポジションになれば、少々休んでもその立場が脅かされるってこともないでしょう。ゆっくりしっかり治してください。
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芭蕉通夜舟

2024-11-30 22:58:38 | 観たもの
 改めまして内野聖陽さんの「芭蕉通夜舟」です。完売御礼でした。ワタシは一応こちらのホールの先行会員になっているので、先行発売日に何とかgetしました。今月16日には西宮北口の芸文劇場でもあり、本当はそっちに行きたかったのですが、前売りに出遅れてしまい仕方なく地元になりました。

 40年にわたる芭蕉の俳人としての人生を、一人語りを中心に富士三十六景になぞらえて全三十六景で描くお芝居です。内野さんはもちろん主役の松尾芭蕉です。そして、“狂言回し”っぽい若者4人が内野さんに絡みます。若者は全員文学座の俳優さんでした。演出が文学座の鵜山仁さんだからでしょうか。内野さんも楽しみでしたが、文学座の4人っていうのもとても楽しみになりました。

 NHK大河ドラマの道長くんの剃髪が話題となっていますが、内野さんも自前の坊主頭でした。パンフレットを見ると「汗っかき」で坊主頭の鬘をかぶるのが嫌だったそうです。確かに汗っかきで、始まって2、3分でそんな台詞もまだしゃべっていないのに、汗びっしょりでした。座席は前から2列目の中央だったので、汗も唾も全部見えました。

 内野さんなので、問題なく間違いなく期待通りの芭蕉でした。“自在”に演じられますよね。時々「何食べ」のケンジ?って思えるところがあったりして、芭蕉を描くってもっとストイックで暗いのかなと思っていたのが良い意味で裏切られて、楽しく面白く見ました。周りの4人も頑張っていました。お芝居だけでなく大道具係、小道具係も兼ねていて、あれだけの手順を覚えるのって大変だろうなぁと思いました。

 《かべす》
 
 ジョフランのシュークリームです。枚方の名物です。
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今日はここ

2024-11-30 13:41:27 | 観たもの
内野聖陽さんの「芭蕉通夜舟」でございます。内野さんのお芝居はとても楽しみなんですが、場所が超地元でございます。いまいち気分が上がらないのはなぜ?劇場に行くって、前後の食事とか買い物とか、そういうのも全て含むと思うんです。それがないんですよね。お茶するなら家に帰って自分でコーヒー淹れるよな、とか、買うものって明日の食パンとヨーグルトやんな、とか、非日常、ハレ感ゼロでございます。

そういう意味では、歌舞伎座って銀座に行くという究極の最高の観劇体験になるんですよね。

とりあえず劇を観ることに集中します。
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今から口上

2024-11-04 17:52:25 | 観たもの
「袖萩祭文」が終わり、今から永楽館名物の「口上」です。楽しみです。
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本日も晴天なり その2

2024-10-15 12:32:38 | 観たもの
今日もとても良いお天気です。歌舞伎座の昼の部でございます。夜の部は全日売り切れでどこもかしこも人で溢れておりましたが、昼の部は打って変わってゆったりとした空気が流れております。われらが吉太朗クンの晴れ姿! 誠に結構でございました。お江戸の皆様も大絶賛でございます。おばちゃん、ウレシイです。
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錦秋喜劇特別公演「太夫さん」

2024-10-12 23:15:16 | 観たもの
 南座の藤山直美さんの公演です。今回の「太夫(こったい)さん」は3年前に新橋演舞場で見ましたが、“直美さんご出演”って聞くと無条件に見に行ってしまいます。

 直美さんはタイトルロールのお役なんですが、実際は女将のおえいさんの方がメインっぽいような気がします。これは3年前にも感じて、せっかく直美さんがいらっしゃるのにあまり出番がないというか見せ場がないというか、ちょっと物足りなく感じるんですよね。もちろん、直美さんが登場すれば面白いことは面白いんですが。いつも見ている人情喜劇のドカンと笑わせた次の瞬間にジワッとと泣かせるっていうのがいまいちなくて…。元々が新派のお芝居のせいだからでしょうか。何となく「直美さんの無駄遣い」って思ってしまうんですが…。

 おえいさんは演舞場の時は波野久里子さんで、南座は三林京子さんでした。お芝居の舞台は京都島原の廓、三林さん、上方nativeなので安心して見ていられました。久里子さんもまあまあ頑張ったはりましたけど…。今回、おえいさんのお役が三林さんにチェンジしたのも見に行こうと思ったきっかけでした。三林さん、インスタで舞台のセットをupしてくださってて、伊藤熹朔さんの細部までこだわったとても素晴らしいセットなんですが、ワタシは“安定の三階席”、それも一番てっぺんなので、オペラグラスで見てもそこまでは確認できなくて、ちと残念でした。

 直美さんと必ずいっしょに出られる大津嶺子さん、前回より出番が減っていました。ずっと出ずっぱりっていうのはお大変なんでしょうかね。大津嶺子さん、上方の匂いのする役者さんなので、直美さんも「いっしょに出て」って思われるんでしょうか。

 プログラムのインタビューで、直美さんが「おえいさんを演りたい」っておっしゃっていて、ワタシもそれ見たい!って思いました。きっと人情味あふれる女将さんになるのではと思います。あ、久里子さんや三林さんに人情味がないってわけではないのですが。よりたっぷり見せてくださるような気がして…。

 27日(日)まで、3等席なら4000円です。当日行っても余裕でお席あります。

 《かべす》
 
 
 南座お隣の祇園饅頭の栗赤飯としんこです。南座のワンパターンになりつつあります。

 
 
 切通しの進々堂でお茶しました。左はババロアです。懐かしかったです。

 以下、高島屋の銘菓百選でgetしました。

 
 長五郎餅の栗大福

 
 御鎌餅
 細長い大福です。テレビで紹介されて髙島屋でもいつも売り切れていましたが、ちょっと落ち着いたのか残っていました。

 
 松鶴堂の三度栗

 
 寶月堂の栗饅頭

 《定点観測》
 
 
 相変わらず外国の人ばかりでした。
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