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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

今日はここ

2025-01-25 15:18:18 | 観たもの
松竹座でにざたまでございます。今日は奮発して一階席です。やっぱりよく見えます。(当たり前ですが…)

今から「神田祭」です。見る前からニタニタしてしまいます。ちょっとアヤシイおばちゃんになっています。
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今日はここ

2025-01-19 12:39:25 | 観たもの

新国立劇場で菊五郎劇団のお正月公演でございます。菊ちゃんの六助、時蔵さん(梅ちゃん)のお園です。とても評判が良いので楽しみです。

【追記】

とても良いお席でした。二列目通路から三つ目のお席、プログラムを置いてあるところです。こちらの花道はL字形になっていて、スタッフの方が立っているところが鳥屋口になります。役者さんが目の前を通られます。迫力あります。

ホントはね、三等席を取りたかったのだけれど、通常の発売日では取れなくて、二等席もど真ん中しかなくて、仕方なく一等席になったんです。予定外の出費だけど、これだけ良い席なら許します。と言いつつ、にざたまをこの席で見られたら、と失礼なことを考えてしまったけれど。
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今日はここ

2025-01-18 18:22:39 | 観たもの
今日は歌舞伎座で通しております。朝一の「対面」はまぁ調子良かったのですが、だんだん疲れてきました。「封印切」は扇雀さんの忠兵衛でした。これまで藤十郎さんとがんじろはんでしか見たことがなかったので、ちょっと衝撃でした。周りのお客さんは「よかったねぇ〜」っておっしゃっていたので良かったんでしょうね。ワタシ的には結構“強い”忠兵衛で、こういう人ならもっと計画的に動くように見えました。

今から「二人椀久」です。これも鬼門の演目なので、濃いコーヒーを飲んで備えます。
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今日はここ

2025-01-17 17:30:51 | 観たもの
新春浅草歌舞伎に来ています。今年から出演者が一新、こっそり贔屓の鷹之資さんがメンバーに加わりました。演目の目玉は「太十」を昼夜配役を入れ替えて上演!ってことなんですが、「太十」はワタシの安定の寝落ち物件、配役が変われば!とちょっと期待しましたが、残念ながら昼夜とも記憶はまばらになっています。

これから鷹之資さんの「棒しばり」です。頑張ります!
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今日もにざたま

2025-01-13 23:05:17 | 観たもの
 今日は松竹座で「片岡仁左衛門坂東玉三郎初春公演」を見てきました。2日連続で孝玉コンビでございます。うふっ

 孝夫さん、玉ちゃん、それぞれ年に一度松竹座にお出ましなんですが、孝玉コンビ揃ってのご出演は19年ぶりだそうです。松竹株式会社の山根さんも番附で「この特別な機会に大阪松竹座で眼福のひとときをお過ごしいただけましたら幸甚でございます」とご挨拶されているのですが、はい、眼福のひとときでございました。

 番附がとてもよかったです。マストバイですよ、奥サン!孝夫さんと玉ちゃんの写真がたっぷりありました。お二人へのインタビューは亀岡典子さんでした。インタビューの素顔のお写真もお二人ともステキでした。衣装協力:ポール・スチュアートとありました。お二人がポール・スチュアートをお召しとはちょっと意外な感じがしますが。玉ちゃんのネクタイ、可愛らしいです。

 お客さん、よく入っていますね。出演者も増えたので、ロビーの番頭さんの数も増えて、賑やかでした。25日にもう一度伺います。

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今日はここ

2025-01-12 23:47:46 | 観たもの
 シネマ歌舞伎「ぢいさんばあさん」を見てきました。平成22年(2010年)2月の歌舞伎座公演です。自分のブログを辿るとこの月に歌舞伎座へ行ってました。ただ、夜の部だけで「籠釣瓶」を見てました。「ぢいさんばあさん」は昼の部でした。今なら昼夜通し、それも2回ずつ見ると思います。

 15年前なんですね。皆さんお若いです。孝夫さんと玉ちゃんはさほど変わりないのですが、周りの方が一瞬わからなくて「誰?」って感じになりました。

 下鴨を勘三郎さんがお勤めでした。勘三郎さんを見るとちょっと泣きそうになります。パンフレットに載ってた玉ちゃんのインタビューによれば、勘三郎さんのほうから「じゃあ、僕が出よう」とおっしゃったそうです。夜の部の「籠釣瓶」も三人ごいっしょでした。玉ちゃんの旧歌舞伎座の写真集に孝夫さんと玉ちゃんと勘三郎さんがとても楽しそうにお話されている写真があるのですが、この月だったんでしょうかね。本当に仲良しだったんですね。勘三郎さんが60歳になったら「助六」を演りたいとおっしゃってて、その時は揚巻を玉ちゃんがなさるお約束をされていたと聞いたことがあります。もし実現していたら、孝夫さんが髭の意休で出るっておっしゃったかもしれません。言っても詮無いことながら、いろいろ妄想が膨らみます。

 あ、「ぢいさんばあさん」ですね。ラブラブの綺麗なご夫婦でございます。そんなん、言わなくてもわかってますよね。本当にしみじみと温かい気持ちになるお芝居です。ステキでした。上にも書きましたが、孝玉コンビ、年を取りませんね。年を取るのを忘れてる?この孝玉コンビで見ると、他の方のは見られませんね。先月の南座で中車さんと扇雀さんで見ましたが、「何か違う」と心が拒否してしまい、意識を失ってしまいました。スミマセン。

 朝9時始まりでした。会社へ行くより早く家を出ました。10時20分に終了、せっかくなので阪急百貨店の金沢展に行ってきました。
 
 甘いものばかり買ってきました。髙島屋の畑さんのTwitterで「きんつばの中田屋さんがいちごのきんつばを売ってる」っていうのを見たので行ったのですが、それは日本橋三越限定だったそうです。阪急は五郎島金時(さつまいも)だそうで、それを買ってきました。売上の3%が被災地に寄付されるそうです。17日(金)までです。
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今日はここ

2025-01-04 14:51:57 | 観たもの
初春文楽の第二部に来ております。人間国宝お三方がお揃いです。満員御禮ではありませんが、お客さんはよく入っています。「忠臣蔵」の八段目と九段目です。頑張ります。

 
 
 
 お正月感満載でした。

 
 第3部の「本朝廿四孝」の狐です。第3部は遅くなるのでパスです。

 
 帰りは阪急電車、当たり!でした。
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坂東玉三郎初春お年玉公演

2025-01-03 22:12:33 | 観たもの
 2015年の初芝居でございます。玉ちゃんで明けました。

 演目は以下のとおりです。
 「口上」
 「地唄残月」
 「長崎十二景」

 「口上」からです。
 緞帳が上がると、舞台真ん中の緋毛氈の上に玉ちゃんがお座りでした。女形の拵えで大和屋さんの柿色(でしたっけ?)の裃をお付けでした。背景はゴールド、「初春」と書いた大きな扇が真ん中に、カラフルな餅花があしらわれていました。餅花の中には小判、凧、独楽、千両箱などおめでたいモチーフが散りばめられていました。

 「おめでとうございます」というご挨拶から始まりました。お正月の松竹座には2021年から5年連続でご出演だそうです。それより前も壱太郎さんとか七之助さんとかとご一緒の公演がありました。それも見た覚えがあります。2021年はコロナ真っ只中、道頓堀には人がいない、客席も半分しか座れない、と暗い雰囲気の中、お客様に何か華やかなものを見ていただきたいと始まったのがお衣裳の解説でした。揚巻のお衣裳を見せてくださいました。これの評判がとても良かったので、南座、熱海座、八千代座とお衣裳の解説という演目が続きました。そして、とうとうロンドンのオックスフォード大学で玉ちゃんのお衣裳の展覧会が開催されることになります。今年11月までの会期で、そのため玉ちゃんのお手元に今はあまりお衣裳がなく、いつもあるものがないとちょっと寂しいとおっしゃっていました。ただ、展覧会の評判があまり聞こえてこなくて、「どうかしら」と思ってらしたそうですが、昨年暮れに「リピーターが多いです」というのがわかったそうです。

 ここで「ということで、今年は衣装の解説はございません」と、なぜか急に話題が変わり、そのまま演目解説に移りました。ちょっとビックリしましたが、玉ちゃんらしいっちゃ玉ちゃんらしいのかなぁ。今日は初日、ほぼ初めての演目のせいか、最初から緊張気味、新年のご挨拶もカミカミだったんです。

 「残月」は峰崎勾当が作曲した作品です。名曲の「雪」を作曲された方です。門下のお嬢さんが亡くなられたのを偲んで作られました。途中、転調で手が華やかになるそうですが、若い頃の良い時を思い出してという意味があるそうです。

 「長崎十二景」は初めて作ってから50年近く経つそうです。お友だちの竹邑類さんといっしょに作られました。ダンスの上手い人でご自身でカンパニーもお持ちで、「屋根の上のバイオリンひき」の初演時に屋根の上のバイオリンの妖精のお役で出演されていたそうです。今回は当代の花柳壽輔さんにご相談なさって振付を考えられました。竹久夢二が描いた「長崎十二景」をもとに男女の出会いと別れを描かれました。南座、演舞場、サンシャイン劇場で上演されています。
 
 で、またいきなりの〆のご挨拶となりました。「わたくしもこの年齢なのでいつまで華やかなものをお見せできるかわかりませんががんばります」と。そして「隅から隅までずずずいーーーーーと希い上げ奉りまする」で終わりました。

 ここまで10分でした。予定では15分でしたが、あっという間に終わりました。まだ初日なので、これから楽に向かってお話の中身も増えそうな気がしますが。遅刻は厳禁ですね。聞き逃す恐れがありますよ。お気をつけくださいませ。

 幕間は10分で「残月」です。お衣裳はチラシの通り、金銀白のワントーンコーデでした。お着物は白地で地模様あり、裾に向かって銀の箔押し?刺繍?が施されていました。帯は金色、扇は片面が銀色、もう片面は白?かすかな金色?で銀色の満月が描かれていました。地唄舞なので、前半はそれこそ“畳半畳で踊る”でしたが、玉ちゃんがおっしゃっていた転調で、明るくテンポも速くなると畳1畳?2畳ぐらいのスペースで、芸者さんのように派手に踊られていました。ここは背景にも銀色のお月さんが浮かんでいました。

 「長崎十二景」は大道具とかお衣裳、お化粧が変わるせいか、幕間は30分でした。長崎の遊郭の中のどこかの部屋という設定です。お化粧がいつもの玉ちゃんとは全然違っていて戸惑いました。↑チラシでは鬘は異国情緒あふれる?って感じですが、今日はお顔が、竹久夢二の美人画に寄せていらっしゃいました。たれ目なんです。ヤホーニュースで今日のお舞台の写真が上がってたかと思いますが、遠目でわかりにくいのですが、目の周りが紅色、例えがおかしいかもしれませんがパンダの顔って目の周りが黒いでしょう?黒いところが紅色と想像してください。すごいたれ目で、マシュマロ米吉クンを思い出してしまいました。何分か見てて、「あ、これって竹久夢二の美人画なんですね」ってわかりました。ただ、玉ちゃんって鏑木清方とか上村松園とかの美人画の人なんですよね。竹久夢二ではないように思うのですが。違和感ありました。←個人の感想です。

 ストーリーのあるお芝居ですが、全て舞踊で表現されます。台詞は一切ありません。廓の遊女とお客の痴話喧嘩みたいな内容(←身も蓋もない言い方でスミマセン)なので、台詞を言うと一気に安っぽくなるかもしれません。舞踊できれいに見せていらっしゃいました。ただ、ワタシはとにかく玉ちゃんのお顔に釘付けになってしまい、お芝居に集中できませんでした。

 ちょっとパントマイム?って思えたりしました。玉ちゃんが朝帰りした場面で、あくびをなさるのですが、まぁ、それが何とも言えず優雅なあくびでして、そこは「さすが玉ちゃん!」って「大和屋!」って心の中で大向うをかけました。
 
 舞台上でお着替えの場面があり、髪もほどいて櫛を当て、それを再び結われるのですが、ピン1本でピタッと結い上げられ「ホホホーホーッ」って声が出そうになりました。帯は遣り手役の玉朗さんが結んでいらっしゃいました。いつもお手伝いされていると思いますが、舞台上でお客様の前でって緊張するのでは?と思っておりました。玉朗さん、先月とは打って変わって黒っぽい地味なお着物でした。

 相手役は小波津亜簾さん、ミュージカルの方のようです。Wikipediaを見ると沖縄のご出身だそうで、ちょっとエキゾチックなお顔立ちでした。

 次の孝夫さんとのご公演の関係もあると思いますが、玉ちゃんのところの玉雪さん、功一さん、玉朗さん、松嶋屋さんの松十郎さん、千次郎さん、佑次郎さん、松四朗さんがご出演でしたが、台詞はもちろんなく、動きも歩くだけ(←この歩き方も決められているとは思いますが)で、ちょっともったいないような気がしました。

 最後は凧あげをしてる場面ですが、その手元も玉ちゃんはとても優雅、あんな上品な凧あげはないのではないかと思いました。

 カーテンコールは1回でした。ご出演の方全員が出て来られました。小波津さんは最後に舞台中央から呼び出されて、「すっげー特別扱い!」って思ってしまいました。外部の方への礼儀なんでしょうか。大きな声では言えませんが、踊るわけでもなく、演技って言うほどの演技もなく、見た目重視なんでしょうかね?玉ちゃんの相手役は時々不思議です。

 「長崎十二景」はまたどちらかでかかるのかもしれませんね。松竹座でかかるとその後いろいろなところからお声がかかるようなので…。でも、6月の南座は勘弁してほしいなぁというワタシの心の声でした。

 
 お正月初日ということで、お客さんも多かったです。

 
 2階ロビーです。
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77

2024-12-31 17:08:04 | 観たもの
 年末恒例の今年観たお芝居の数です。ただし、この数字は劇場へ行った回数です。とりあえず“たくさん”見ました。観たお芝居の数って、複数回見たのもあるし、歌舞伎って一つの部の中で違うお芝居が3本かかってたりするので、厳密に数えるとなるとその前にその基準をちゃんとしておかないといけないのかなぁと思うのですが、たかだかワタシ如きのブログでそこまでする必要はないので。常々申しておりますように拙ブログはワタシの“老後の楽しみ”で、「あぁ、行ったなぁ~」ってわかればそれでOKかと…。

 ただ、今年は何か仕事が忙しくてなかなかブログの更新ができなくて、“老後の楽しみ”のお芝居の感想文がほんとupできていない状態で、それがちと悲しいです。来年4月からはもう少し余裕が出てくると期待しているのですが…。

 内訳ですが、ほぼ歌舞伎見物です。歌舞伎ぢゃないお芝居は文学座の「オセロー」、NODAMAPの「正三角関係」、劇団ヒトハダの「旅芸人の記録」、文学座の「摂」、内野聖陽さんの「芭蕉通夜舟」の5本です。どれもとても良かったです。特に文学座の2本は文学座の底力を見たような気がします。あ、内野さんも元文学座です。来年もとりあえず文学座は見ようと思っています。

 お江戸遠征は5月と11月を除いて10回でした。ほぼ毎月行けるって、仕事があるからこそなので、あまり「仕事忙しい」って文句を言ってはいけません。来年も歌舞伎のために身を粉にして働きます。

 孝夫さんは2月、3月、4月、6月、10月の歌舞伎座、7月の松竹座、12月の南座でした。いずれも拝見しております。玉ちゃんとのご共演は4月と10月、それ以外は2月「籠釣瓶」の栄之丞、3月「御浜御殿」の綱豊卿、6月「三笠山御殿」の豆腐買いおむら、7月松竹座の「すし屋」の権太、12月南座の「仙石屋敷」の内蔵助でした。おむらさんを除けば、どれもこれも孝夫さんの当たり役でございます。あちこちのインタビューでいろいろおっしゃっていますが、“人生の集大成”みたいな感じなんですけね。あ、おむらさんも、ワタシは孝夫さんの女形(加役)は初めてだったので、「やっと見られた」ってちょっと嬉しかったです。

 玉ちゃんは1月の松竹座、4月の歌舞伎座、6月の御園座、6月の南座、9月、10月、12月の歌舞伎座でした。こちらもいずれも拝見しております(コンサートや小朝さんとの共演はパスしております)。1月「お年玉公演」「はるのひととき」「コンサート」、6月「怪談牡丹燈籠」、6月「阿古屋」、9月「吉野川」の定高、12月「天守物語」の富姫でした。定高は何年か前の秀山祭で吉右衛門さんとのご共演を見ましたが、昨年、時蔵さんに教えられたので「もうなさらないのかなぁ」と思っていたら出ました。富姫も昨年七之助さんに教えられたので、教えると演りたくなるんでしょうかね?若手の方、玉ちゃんに演ってもらいたいお役を習いに行ってくだされ~。ヨロシクです。

 で、孝玉コンビでございます。4月と10月にご共演でした。4月は「於染久松色読販」と「神田祭」でした。正直「またぁ~」と思いましたが、とにかく尊いご共演、特に「神田祭」のラブラブ・いちゃいちゃはたまりません。来月の松竹座でもそれを拝見できるんですよね。10月の「婦系図」はフェイント?意外な演目でした。発表された時は「え、新派ですか?」って若干冷めた感想を持ってしまったのですが、見誤りました。申し訳ございません。この演目でのご共演は初めて、ご本人たちもとても新鮮だったんでしょうか。とにかく若い、びっくりするくらい若い、ワタシより若い、眼福ものでした。切符も最初は売れるのかしら?と思っていたら、あれよあれよと言う間に売り切れ、この月は定額制だったのに、初日から数日間は取れたみたいですが、そこから先は取れませんでした。ワタシも定額制にしようかどうしようか迷って結局止めました。自分で自分を褒めました。

 こっそり贔屓の鷹之資さんもわれらが吉太朗クンも大活躍でした。お二人は仲良し大親友だそうで、これからもいっしょに成長していかれるのを楽しみにしています。ぜひお二人の「二人椀久」を見たいです。

 若手は團子ちゃん、美少年染五郎クン、美少女左近ちゃんが今年はいろいろな舞台に立たれ、“成長著しい”姿を見せてくれました。染五郎クンはここ1、2年でほんと上手くなられました。「姿は良いけど、芸は・・・」ではないです。お祖父様、お父様がしっかりご指導されているんでしょう。この3人は今年は玉さまブートキャンプでした。玉ちゃんも教え甲斐のある人しか教えられないので、きっと見込みがあったんでしょう。来年も楽しみです。

 いつまでもダラダラと書いていてもキリがないのでこのあたりで…。

 今年も一年拙ブログをご覧くださいまして有難うございました。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお正月をお迎えくださいませ。

【追記】
 愛之助さんの「夏祭」です。4月に歌舞伎座で“上方歌舞伎”の「夏祭」がかかりました。これが本当の「夏祭浪花鑑」なんです。9月に彦三郎さんがかけられてとても評判が良かったのですが(ワタシも見に行った)、でもやっぱり愛之助さんの「夏祭」です。スッキリしちゃいけないんです。泥臭く暑苦しいのがいいんです。愛之助さんの上方歌舞伎、来年も楽しみにしています。ご回復をお祈りしています。
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當る巳歳吉例顔見世興行東西合同大歌舞伎

2024-12-25 22:09:21 | 観たもの
 “京の冬の風物詩”南座の顔見世です。「東西大歌舞伎」と言いながら、近年は小粒感が拭えず、ちと残念でございます。ワタシが歌舞伎をよく見るようになった十年ちょっと前は孝夫さん、玉ちゃん、吉右衛門さんがお揃いでしたからね。そして終演時間も11時を過ぎていましたから。今は、コロナの影響もあるかと思いますが、9時前には終演します。身体はそちらの方が楽なので、有難いっちゃ有難いのですが…。

 で、今年の顔見世ですが、昼の部は新作歌舞伎の「蝶々夫人」から始まりました。オペラの「蝶々夫人」を石川耕士さんが脚色・演出されました。1時間弱の作品でした。義太夫狂言で葵さんが語られていました。不思議な演目でした。「蝶々夫人」は何となく知ってるので何となくはわかるのですが…。イケメンパパの錦之助さんがはっちゃけてて、ウキウキと演じていらっしゃいました。がんじろはんが久しぶりに女形で、女形をされるとお福人形みたいで好きなんです。

 第1場がピンカートンとお蝶が出あう場で、芸者衆が踊りでもてなしているのですが、それをご覧になったお隣に座ってた方たちが終演後「初めのところ、本物の芸者が出てたね」と話してらして、「違う」って言ってあげたかったけれど、結構“通”ぶってる方だったので、止しておきました。

 次は「三人吉三」でタカタロさんのお嬢、イケメン隼人クンがお坊、イケメンパパの錦之助さんが和尚でした。そんなに破綻することもなく、というか、ちょっと休憩していたので、スミマセン。

 その次は「大津絵道成寺」です。愛之助さんが怪我のために休演、代役は壱太郎さんでした。壱太郎さんも舞踊は確かな腕をお持ちなので、何の心配もなく安定しておりました。お祖父様の藤十郎さんがずっとなさっていた演目なので、遅かれ早かれ壱太郎さんがしないといけない演目だったんでしょうね。それが急遽早まったみたいな感じでしょうか。舞踊は確かに不安はなかったのですが、後見が翫政さんで、引き抜きの場面はドキドキしてしまいました。息を詰めて見ていたので、無事に上手く出来て、ホッとしました。翫政さんのサブが千次郎さんだったので、何かあってもカバーされるとは思っていたのですが…。お衣装の紋とか手ぬぐいの紋とか愛之助さんのも使ってらして、壱太郎さんのお気遣い、ちょっと感動しました。

 昼の部の最後は「ぢいさんばあさん」でした。中車さんと扇雀さんがご出演だったのですが、これってさあ、1月に孝玉コンビ
の「ぢいさんばあさん」がシネマ歌舞伎で上映されるんですよね。世界最高峰の「ぢいさんばあさん」があるんですよ。なのに、なんでこの時期にこの演目なのか、意味不明でした。「来月、見るしぃ~」って思っていたら、見るのがバカバカしくなって、半分以上寝てたような…。決して中車さんと扇雀さんに不満があったというわけではなく、松竹株式会社にこういう選択をした責任があると思うのですが。スミマセンです。

 夜の部は孝夫さんと梅玉さんの「仙石屋敷」からです。このお二人の顔合わせは平成27年に歌舞伎座であったようですが、残念ながらワタシは見ておりません。その前の平成23年の南座は見ています。ほぼ座っているだけっていうお芝居なのに、めちゃくちゃ感動したのを覚えています。今回も孝夫さんの台詞だけで泣けてきました。相手役が梅玉さんっていうのも良いですよね。鷹揚なお殿様っていうお役がぴったりでした。こっそり贔屓の鷹之資さんが主税のお役で、栄養が十分に行き渡った主税で、見た目的にちょっと「どうよ」って思ってしまったのですが。台詞はさすがで、15歳の少年でした。四十七士が何気に豪華で、夜の部は2回見たのですが、2回目で何とか主要な役者さんは見られたかと。でも、それ以外は識別できませんでした。

 次は「かさね」です。萬壽さんの襲名ご披露の演目です。相手役は愛之助さんの予定でした、休演のため萬太郎さんになりました。ワタシはあまりご縁のない演目で、吉弥さんが南座の「歌舞伎鑑賞教室」でなさったのを見たことがあります。“苦手”な舞踊、撃沈でした。台詞があればもうちょっと見てると思うのですが、台詞を清元のほうでおっしゃるので、聞いているうちにとてもエエ気持ちになりまして…。上演記録を見ると令和2年に幸四郎さんと亀ちゃんであったようなんですが、コロナ真っ只中、切符は取ったけれど状況を断念した時でした。「亀ちゃんで見たかった」と思っていた失礼な客はワタシです。

 「御所五郎蔵」は孝夫さん監修で、イケメン隼人クンが初役でお勤めでした。孝夫さんの五郎蔵は歌舞伎座で見ました。歌舞伎座は両花道で、敵役の左團次さんが台詞をおっしゃっている時も、孝夫さんを見たくてひとりだけ反対方向を見ていたのを覚えています(ちょっと恥ずかしかったけれど…)。南座は狭いので、両花道は無理で、花道と舞台上でL字形になってました。隼人クン、カッコよかったです。われらが吉太朗クンがとても良いお役で、おばちゃん嬉しかったです。隼人クンと巳之助さんって結構相性が良いように思いました。同世代で、これからもいろいろご共演されるのでしょうね。

 最後は「越後獅子」です。“苦手”な舞踊ですが、こちらは舞台上が明るくて、こっそり贔屓の鷹之資さんだったので大丈夫でした。現金なヤツと謗ってください。がんじろはんと萬太郎さんと鷹之資さんの三人でお勤めの舞踊でしたが、鷹之資さんの上手さが際立っていました。同じ振りでも形がきれいなんですよね。手を伸ばす、足を広げる、腰を落とす、どの動作も目一杯されるんです。だから、手足が長く見えて安定感も抜群なんです。最後の晒を振るところも、長い晒布の先まできれいに伸びているんです。他のお二人は手元近くはもちろんきれいに振っていらっしゃるんですが、先っぽは何となくクシャって感じになってて。これも体幹の強さなんでしょうか。大変結構でした。明るくて華やかで良い打ち出しでした。
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