
南座の藤山直美さんの公演です。今回の「太夫(こったい)さん」は3年前に新橋演舞場で見ましたが、“直美さんご出演”って聞くと無条件に見に行ってしまいます。
直美さんはタイトルロールのお役なんですが、実際は女将のおえいさんの方がメインっぽいような気がします。これは3年前にも感じて、せっかく直美さんがいらっしゃるのにあまり出番がないというか見せ場がないというか、ちょっと物足りなく感じるんですよね。もちろん、直美さんが登場すれば面白いことは面白いんですが。いつも見ている人情喜劇のドカンと笑わせた次の瞬間にジワッとと泣かせるっていうのがいまいちなくて…。元々が新派のお芝居のせいだからでしょうか。何となく「直美さんの無駄遣い」って思ってしまうんですが…。
おえいさんは演舞場の時は波野久里子さんで、南座は三林京子さんでした。お芝居の舞台は京都島原の廓、三林さん、上方nativeなので安心して見ていられました。久里子さんもまあまあ頑張ったはりましたけど…。今回、おえいさんのお役が三林さんにチェンジしたのも見に行こうと思ったきっかけでした。三林さん、インスタで舞台のセットをupしてくださってて、伊藤熹朔さんの細部までこだわったとても素晴らしいセットなんですが、ワタシは“安定の三階席”、それも一番てっぺんなので、オペラグラスで見てもそこまでは確認できなくて、ちと残念でした。
直美さんと必ずいっしょに出られる大津嶺子さん、前回より出番が減っていました。ずっと出ずっぱりっていうのはお大変なんでしょうかね。大津嶺子さん、上方の匂いのする役者さんなので、直美さんも「いっしょに出て」って思われるんでしょうか。
プログラムのインタビューで、直美さんが「おえいさんを演りたい」っておっしゃっていて、ワタシもそれ見たい!って思いました。きっと人情味あふれる女将さんになるのではと思います。あ、久里子さんや三林さんに人情味がないってわけではないのですが。よりたっぷり見せてくださるような気がして…。
27日(日)まで、3等席なら4000円です。当日行っても余裕でお席あります。
《かべす》


南座お隣の祇園饅頭の栗赤飯としんこです。南座のワンパターンになりつつあります。


切通しの進々堂でお茶しました。左はババロアです。懐かしかったです。
以下、高島屋の銘菓百選でgetしました。

長五郎餅の栗大福

御鎌餅
細長い大福です。テレビで紹介されて髙島屋でもいつも売り切れていましたが、ちょっと落ち着いたのか残っていました。

松鶴堂の三度栗

寶月堂の栗饅頭
《定点観測》


相変わらず外国の人ばかりでした。
直美さんはタイトルロールのお役なんですが、実際は女将のおえいさんの方がメインっぽいような気がします。これは3年前にも感じて、せっかく直美さんがいらっしゃるのにあまり出番がないというか見せ場がないというか、ちょっと物足りなく感じるんですよね。もちろん、直美さんが登場すれば面白いことは面白いんですが。いつも見ている人情喜劇のドカンと笑わせた次の瞬間にジワッとと泣かせるっていうのがいまいちなくて…。元々が新派のお芝居のせいだからでしょうか。何となく「直美さんの無駄遣い」って思ってしまうんですが…。
おえいさんは演舞場の時は波野久里子さんで、南座は三林京子さんでした。お芝居の舞台は京都島原の廓、三林さん、上方nativeなので安心して見ていられました。久里子さんもまあまあ頑張ったはりましたけど…。今回、おえいさんのお役が三林さんにチェンジしたのも見に行こうと思ったきっかけでした。三林さん、インスタで舞台のセットをupしてくださってて、伊藤熹朔さんの細部までこだわったとても素晴らしいセットなんですが、ワタシは“安定の三階席”、それも一番てっぺんなので、オペラグラスで見てもそこまでは確認できなくて、ちと残念でした。
直美さんと必ずいっしょに出られる大津嶺子さん、前回より出番が減っていました。ずっと出ずっぱりっていうのはお大変なんでしょうかね。大津嶺子さん、上方の匂いのする役者さんなので、直美さんも「いっしょに出て」って思われるんでしょうか。
プログラムのインタビューで、直美さんが「おえいさんを演りたい」っておっしゃっていて、ワタシもそれ見たい!って思いました。きっと人情味あふれる女将さんになるのではと思います。あ、久里子さんや三林さんに人情味がないってわけではないのですが。よりたっぷり見せてくださるような気がして…。
27日(日)まで、3等席なら4000円です。当日行っても余裕でお席あります。
《かべす》


南座お隣の祇園饅頭の栗赤飯としんこです。南座のワンパターンになりつつあります。


切通しの進々堂でお茶しました。左はババロアです。懐かしかったです。
以下、高島屋の銘菓百選でgetしました。

長五郎餅の栗大福

御鎌餅
細長い大福です。テレビで紹介されて髙島屋でもいつも売り切れていましたが、ちょっと落ち着いたのか残っていました。

松鶴堂の三度栗

寶月堂の栗饅頭
《定点観測》


相変わらず外国の人ばかりでした。
それなら大津さんの「おえい」で観たかったです。
今回は久里子さんも絶賛された大津さんの「仲居頭・お初」をお目当てに行きました。
ところが「お初」を後輩の川奈美弥生さんに譲り、「仲居・おくら」でのご出演。
舞台上手でほぼ出ずっぱりなのですが、動きや台詞は少なかったです。
二幕大詰めに「きみ子」と「おえい」を見送るところは流石に舞台が引き締まりました。
直美さんのお芝居はなかなか機会がなくて・・・
早く観たいと願っております。
大津さんが登場され、あの声で台詞をおっしゃると、何だかホッとします。何とも言えない柔らかい上方言葉です。
私も演舞場の時に「大津さんのおえいで良かったんちゃうん?」と思ったのを思い出しました。それでは商業演劇的に何かあるんでしょうけど。
直美さんのお芝居は唯一無二だと思います。ぜひ生の舞台をご覧くださいませ。
商業演劇では家系やテレビ出演による知名度が重視されていると思います。
同じお役でも演者によって、筋書 (パンフレット) やチラシの序列が大きく異なります。
松竹も「劇団四季」のようにスター主義でなく実力主義なら良いのにとつくづく思います。
それによって上方歌舞伎会の役者さんが、大劇場でも大役に抜擢されるのではないでしょうか。
「文学座」も以前は杉村先生や太地喜和子さんが看板でしたが、今ではネームバリューでなく実力主義の劇団だと思います。
集客のことを考えると、スター主義にならざるをえないのかなぁと思います。
それでも、菊ちゃんが吉太朗クン、幸四郎さんが千壽さん、玉さまが千次郎さんをと抜擢してくださっているので、これからに期待します。
髙島屋の和菓子バイヤーの畑さんのおかげです。Twitterで呟かれたお菓子をホイホイ買っています。