吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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八代妙見祭での玄武神、霊符神、龍王神考察 No037

2009-11-23 19:47:37 | 日記
本日は妙見祭があったので、久しぶりにオートバイで出向いてきた。
昨日は天気が悪く心配していたが、
さすが八大龍王神も関与する祭りで雲一つ無い快晴の日本晴れとなった。
妙見宮は参拝するだけでも長い列が出来ていて気が滅入ったので、
まずすぐそばの山の裾野にある鎮宅霊符神社にまず参拝することにした。
それから横の鳥居から妙見宮に入り
横から賽銭を投げ入れお祝いの言葉を祈りすぐに人ごみを離れた。
顕祭である神輿行列と飾り馬のお祭りは
熱気があってそれはそれでいいのだが人にもまれるのは苦手だ。
祭りそのものは一度観ているので今回はパスして
八王社とも言われる八大龍王神を祭る浅井神社に向かった。
妙見祭関連では11/15に獅子組と神馬のお祓いが
この浅井神社で行なわれるそうである。
途中道に迷いながら走らせていると竹原神社という鳥居の前を通過した。
引き止められる感じがしたので引き返して参拝してきた。
妙見神は浅井神社に上陸したと思っていたのだが、
この神社の由緒を見るとこの竹原神社がある竹原の津に上陸したと記載されている。
八代妙見宮は、妙見神を祭る上宮中宮下宮の三社と
鎮宅霊符神を祭る鎮宅霊符社に八大龍王神を祭る浅井神社で
成り立っていると思っていたが、それだけではないようだ。
この竹原神社にも重要な役目があったのではないかと感じさせるものがあった。

※後日迷い込んだ道にあった植柳元町の植柳神社元地の公園も上陸候補地であると知った。

百済の聖明王の第三王子の琳聖太子が来朝したという伝承と妙見神伝承は重なっているが、
複数の伝承地は琳聖太子が社を構えたところなのかもしれないと感じた。
妙見神は北斗七星と北極星を神格化した神霊であるが
琳聖太子はこの星の神霊に始まり玄武の神霊、霊符神、龍王神と広めている。
星の神霊は北辰太一神(泰一・太乙とも)であり紫微宮に住まう神と言われている。
この紫微宮は日本では天之御中主神の住まう社といわれている。
それゆえに妙見神=北辰太一神=天之御中主神となる訳だ。
ちなみに紫微宮の主催者は天之御中主神であるが管理者は少彦名神となっている。
霊符神は七福神でいうところの福禄寿と考えて良い。
つまり太一神が北極なら対極は南極と考えると
南極老人星=福禄寿=霊符神となるのではなかろうか。
ちなみに福禄寿の眷属は鶴と亀と言われているが
八代妙見宮のガメはそういう意味からは福禄寿の乗り物である。
実は霊符の神霊といえばまずは太上老君が挙げられる。
太上老君は老子のことと言われている。
老子は七福神でいえば寿老人ということになろう。
寿老人の眷属は鹿である。
鎮宅霊符神=太上老君=老子=寿老人であるが
太上老君は天に昇り南極老人星になったともいわれている。
妙見信仰では道教の北極星と南極星の二つを合せた対極図(陰陽図)を
妙見神と鎮宅霊符神で表しているのだと考えられる。

追記になるがガメについては
別の考え方をすると
亀と蛇の玄武とすると北方の神となる。

史記の天官誌に北方に玄武在りと記載されており
後漢書には「玄武は北方の神の亀蛇の合体也、この神は水神也」ある。
また文選の註には「亀蛇と交わるを玄武という」とある。
朱子語類には、「玄は亀 武は蛇」とあり、
元は虚宿危宿星の形と同形で北方を名づけて玄武七星と云うとある。
つまり北辰太一神=玄武七星ともいえよう。
北極星は北だから玄武とする当たり前すぎる説となる。
またこの神を水神とするところから
八大龍王神の信仰につながったのだと思われる。
もうひとつの霊符神を福禄寿とするところの龍王伝説については別途記述したい。
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自分にとって相性のいい神社と悪い神社 No036

2009-11-21 21:22:29 | 日記
人生50年 信仰心もそろそろ円熟の極みに達すべし
という時期となってきたが、
未だに自分にとって相性のいい神社と悪い神社がある。
というかそれが30代の時よりもはっきりしてきたと
言った方が良いかもしれない。
この話を持ち出した訳は、例えば奈良の橿原神宮は
何度か足を運び布施に大枚をはたいたこともあるが
すごくいい氣を持つ神社なのになかなか感応が無い。
ここの祭神は神武天皇となっている。
ところが同じ祭神の宮崎神宮はなぜか非常に相性がいい。
祈りの息が合うというか祈願に偽善が混じらずスッと通る。
この理由がやっと分かった。
自分の氏神は健磐龍命を祭祀する阿蘇神社なのだが、
宮崎神宮は健磐龍命が建立した神社となっている。
氏神社を通したネットワークの内側にある神社では
やはりなんらかの加護が常に働いているのだろう。
ただ40歳を超えたときに相性を超えて向かうべき
宿命を持つ神域を知り、現在それに取り組んでいるが、
自分の取り組むべき道が定まるとそれ故に
相性も出てくるのはしかたがないことなのかもしれない。
今はまだ過程だが、最後にどう流れるのかも興味がある。




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悪竜伝説 No035

2009-11-21 21:02:19 | 日記
悪竜といえば
①素盞嗚尊に退治された八岐大蛇
②万巻上人により改心した芦ノ湖の九頭竜明神
③天女によって改心した江の島の五頭竜
④文殊菩薩によって千年かかって改心したという天橋立の八大龍王
⑤丹後半島の悪龍を退治するために経典を納めたという経ヶ岬の伝説
⑥慈照寺の開祖の真翁宗見禅師が
円頓戒の秘符により改心させたという竜王潭に住む悪竜
⑦蘇我馬子が悪竜を追い払ったという伝承の龍泉寺
⑧坂上田村麻呂が退治した埼玉東松山市の岩殿(物見山)の悪竜
⑨埼玉県入間の悪竜も改心して龍穏寺に祀られている 
⑩飛騨の両面宿儺の悪竜退治
⑪真澄によって退治された熊本味生池の悪竜

ざっと見ても悪竜伝説と悪竜の改心伝承がいくつもある。
いったい竜とはどういった存在なのか?
人間にとって善龍も悪竜も捉え方の違いで根は同じなのかもしれない。
龍についてはもう少し実態を捉えて感応を高めたいと思う。
ただ神霊界と現実世界の間を取持ち
具体的な力を発揮する存在であることには違いない。
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神龍八大龍王神社の功徳 No034

2009-11-21 10:30:18 | 日記
菊池市の竜門ダム直下の神龍八大龍王神社は
幣立神宮の妙見宮八大龍王社と同じく下り宮になっている。
阿蘇の草部吉見神社も國龍命を祭祀していて
この三社は熊本三大下り龍神社だと勝手に思いながら信仰している。
ところで数年前より龍門の神龍八大龍王神社に参拝すると
宝くじが当たるとの話がある。
宝くじに夢を託す自分としてもあやかりたいものだと常々思っている。
ところがどうしたものか自分は射幸心を煽るものには
学生時代よりぜんぜん運が無い。
先日、嫁と久しぶりに神龍八大龍王神社に参拝した際
嫁がそういえば今日の午前に買い物に行った際に
宝くじを買ったという。
参拝は昼に急に決めたので偶然の出来事だ。
これは龍王の導きかもしれないと思って2億円当選に期待した。
しかしその後の結果は残念ながら600円の配当に終わった。
祈願が悪いとも思わないし
個人的な祈願内容にケチをつけるつもりもない。
ただ自分としては祈願した以上は
当たるも八卦当たらぬも八卦といった考えは無い。
神霊界に祈願する以上は適わないとすれば適わない理由と
問題があることを反省したいと思う。
その反省の結果として
因果応報の法則を超えた無茶ぶりな願いだったんだという
当たり前のところに行き着いた。
実際に宝くじが当たった人間と自分とで
参拝での神霊の功徳が違う訳ではなかろうが、
こと宝くじに関しては当たったという人間は
もともとリーチが掛かっていて神霊が少し背中を押してくれたという
意味合いに考えるべきだろうと考えた。
だとすると自分もリーチが掛かったら即、
神龍八大龍王神社直行だと思うが
よくよく考えてみるとリーチが掛かっているかは分からないわけで
日頃の信心と定期的参拝が一番の近道だろう。
それなら個人的な祈願より皆の幸せを願うほうが
よほど気持ちがいいというものだ。
まあ感謝7割、地域社会の安寧祈願2割 個人の祈願1割程度で
これからも神恩感謝を第一としていきたいと思う。








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龍宮界の乙姫と八大龍王神 No033

2009-11-17 10:01:53 | 日記
ある北海道の方のブログで
龍宮乙姫と八大龍王神が再び結ばれたと記されている。
ある沖縄の方のブログでは
八大龍王神が天界にお戻りになられたので
水の女神が母なる龍宮へお戻りになられたと記されている。
龍宮の乙姫が豊玉姫と玉依姫であり
綿津見神であることは間違いの無い話であるが、
自分としてはこの二つの正反対の意味の両方が理解できる気がする。
神霊界の再編の中でその土地を離れる龍王神が数多くいる。
信仰心の欠如により祭祀と思いが伝わらなくなって
龍王神が離れていっているのは間違いないだろう。
ただ八大龍王神の顕現が強く現れ出てきている地があるのも事実。
神霊界との霊線を取持つ八大龍王神への感謝を忘れまじ。


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