ひと月以上前に電子書籍で読んだのですが、ブログに記すのが遅れてしまいました。
この書籍を購読しようと思ったのは、独訳本を夫が読み始めたからです。
独訳本のタイトルは『2』です。
これ以前にドイツで出版された『64(ロクヨン)』や『半落ち』はそれぞれ独訳本では
『64』と『50』という数字のタイトルでした。
『64(ロクヨン)』はそのままをタイトルにして、
『半落ち』は容疑者が全てを供述しない(半分だけ)ということでの『50』というタイトルになったのだろうと
納得したのですが、今回の『2』はどういう理由なのだろうと不思議に思いました。
これは単に『陰の季節』に収録されている4つのエピソードから2つだけが独語本に収められていることから来ているようです。
原著には以下の4つのエピソードが収められています。
この中から「陰の季節」と「黒い線」だけが独語版に載っています。
できれば4本全てを掲載した方が良かったと思います。
これまでの2冊(『64』と『50』)の評判が良かったので出版を急いだのかもしれないと穿って考えてしまいました。
夫もこれまでの2冊は読み応えがあったが3冊目はあまり印象に残らなかったとの感想です。
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