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気がつけばふるさと離れて34年

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堀文子著 「ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ」

2019-06-20 15:04:59 | 読書


この間の句会でお仲間のひとりが今年の2月100歳で亡くなられた日本画家、堀文子さんのお言葉を集めた本を貸して下さいました。

本に納められているお言葉の多くは堀さんの画文集の文章に見られます。


今回お借りした本で特に興味深く見入ったのは堀さんが49歳以来お住まいだという大磯のお家です。
このお庭で見かけた野の花を堀さんは多く描いていらっしゃいます。


それから本の中にあらかじめ印刷されていた堀さん直筆の名前の書体は彼女の凛とした生き方が現れているようで憧れます。


タイトルは枯れたひまわりを見て「解脱の風格」を感じたことから付けられたようです。
この枯れたひまわりについては画文集に絵と文章が書かれています。


今日の森の散歩で見かけた野の花や実を堀さんだったらどんな風に描かれるかしらと思いました。
自分に絵心がないのを残念に思うのはこんな時です。


コメント (3)
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句会と若冲

2019-06-19 15:21:45 | 日記
昨日は第85回目の句会でした。
ほぼ月に一度開かれているのでもう7年以上続いています。
壁に若冲の芭蕉図(もちろんコピー)が飾られているお部屋で開かれます。




句会の最中に新潟、山形で強い地震があったことを知りました。

東日本大震災後に被災地で開催された若冲展を訪れ、とても慰められたことを思い出しました。
家に戻ってからカタログを手に取りました。
表紙の見開きに載っている被災地の子どもたちの笑顔がとても素敵です。




日本滞在中、交通事故や殺傷事件、親の虐待など悲惨な子どもたちの報道に心を痛めました。
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メランザーネ・アッラ・パルミジャーナ

2019-06-18 11:27:34 | グルメ


いわゆるイタリア風茄子のグラタンで、レパートリーの少ない我が家の食卓によく登場します。

今回、特に美味しく出来たのはパルメザンチーズだけではなくモッツァレラチーズも加えたことと、
普段使用するトマト缶の代わりにチェリートマトの缶詰を使用したからかもしれません。


茄子は薄切りにしたつもりでしたが、盛り付けてみるとアバウトな私の大切り茄子がモロあらわれてしまいましたね(苦笑)。



お皿は亡くなった夫のお母様がお嫁入りの時に持参されたものです。
まさかイタリア料理が盛り付けられるなんて想像だにされなかったことでしょう。


我が家にはお祖母様が使用されたという年代物の料理本もあります。


ご両親共が仕事をされていたこともあり、夫はよくおばあちゃんに食事を作ってもらったようです。
それで私にもこの「おばあちゃんの料理本」で懐かしい料理を作ってもらいたかったのかもしれませんが→アマインダナァ、これが→何しろ古いドイツ語の書体で解読するのだけでも一苦労で手に取ることはほとんどありません。
コメント (2)
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2ヶ月ぶりのゴルフ

2019-06-17 14:33:07 | 日記
日本へ旅立つ前にプレーして以来なので、ほぼ2ヶ月ぶりのゴルフです。

日本では千葉の茂原カントリークラブでトランプ大統領がプレーした日、房総半島に滞在していました。
付近は警備が凄かったと宿泊したホテルの方がおっしゃっていました。
館山カントリークラブには車で通り過ぎたけれど千葉にはとても素敵なゴルフ場が多いようですね。

ゴルフは健康のためスコアは二の次→とはいってももう20年以上プレーしているのだからもう少し上手くならないものかと思ってしまいます。

今回日本で会った学生時代のテニス部仲間のひとりなどシングルです。
彼女とプレーしたら私のあまりの下手さに呆れてしまうことでしょう。

唯一パーであがった7番ホールは嬉しくて写真に納めました。



この池には私達のボールが大量に沈んでいます。


今日は2羽しか水鳥を見かけませんでした。
もう暑くて木陰に隠れてしまったのでしょうか?


カエルはうるさいくらいに鳴いていましたが。


3番ホールから4番ホールへ移動中、麦畑に咲く可憐なポピーを見かけ急いで撮しました。
(こんなことをしてプレーに身が入らないのも惨めなスコアの一因かもしれませんね)
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翻訳本2冊

2019-06-16 06:28:21 | 読書
このところ翻訳本を手にすることはほとんどないのですが、今回は翻訳者にご縁があり2冊入手しました。

一冊はエリザベート・ザントマン著「奪われたクリムト」です。

共訳者のお一人、永井さんと以前同じ職場で働いていました。

ナチスにより略奪されたクリムトの作品をモデルになった女性の姪が戦後持ち主に奪還するために立ち向かう史実に基づく物語です。
丁度「クリムト展」が開催中なのでミュージアムショップに置いてもらえれば良かったのですが、
物語の後半に返還を拒むオーストリア政府への批判が記述されていることも理由なのかショップで販売される品々のリストには載せて貰えなかったようです。

この本は帰独する機内で読みました。
内容はもとより、私は特に永井さんのあとがきと原書にはない当時の歴史状況などを説明する脚注が良かったと先日彼女と電話で話した折、伝えました。
それと人物関係が複雑なので、人物相関図などをはじめに示せば良かったかなとも思いました。

関連する映画「黄金のアデーレ」と以前このブログでも紹介した「ミケランジェロ・プロジェクト」を視聴するのもお勧めです。

もう一冊は母校の卒業生が訳したアンジェラ・デーヴィス=ガードナー著「八月の梅」です。

翻訳された岡田郁子さんとは面識はないのですが、この本を紹介した母校の同窓会阪神支部のメールを友人が転送してくれました。
翻訳した岡田さんは英文科のご出身ですが、翻訳者としては全くの素人だったので翻訳教室に通うなどして、何と8年間もかけて翻訳を完成されたということです。
偶然、母校の創立者が今度、新紙幣の表紙になるということで評判になり、現在は在庫が少なくなるほど売れているとのことです。


この本はとても厚く重いので今回購入した他の書籍と一緒に現在船便で郵送中です。
タイトルのように八月頃読書することになるかもしれません。

この本の著者は母校で教鞭をとっておられたということですが、私が入学する前で先生にはお目にかかったことはありません。

本の紹介者が先生の思い出を綴る文章に好感がもてました。
「著者は私が学生時代に教わった先生で、劣等感と自己嫌悪の固まりだった私が4年間でただ一人自分を分かってくれると感じ、救われた先生でした」
コメント (6)
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