
この間の句会でお仲間のひとりが今年の2月100歳で亡くなられた日本画家、堀文子さんのお言葉を集めた本を貸して下さいました。
本に納められているお言葉の多くは堀さんの画文集の文章に見られます。

今回お借りした本で特に興味深く見入ったのは堀さんが49歳以来お住まいだという大磯のお家です。
このお庭で見かけた野の花を堀さんは多く描いていらっしゃいます。

それから本の中にあらかじめ印刷されていた堀さん直筆の名前の書体は彼女の凛とした生き方が現れているようで憧れます。

タイトルは枯れたひまわりを見て「解脱の風格」を感じたことから付けられたようです。
この枯れたひまわりについては画文集に絵と文章が書かれています。

今日の森の散歩で見かけた野の花や実を堀さんだったらどんな風に描かれるかしらと思いました。
自分に絵心がないのを残念に思うのはこんな時です。

