万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3215 白栲の3027

2019年06月27日 | 万葉短歌

2019-0627-man3215
万葉短歌3215 白栲の3027

白栲の 袖の別れを 難みして
荒津の浜に 宿りするかも  

3027     万葉短歌3215 ShuF797 2019-0627-man3215

しろたへの そでのわかれを かたみして
  あらづのはまに やどりするかも
=出典未詳。
【編者注】問答歌(3211-3220、10首)の第5首。男。
【訓注】白栲(しろたへ=白妙)。難み(かたみ=難見)[困難]。荒津(あらつ)[下記注。15-3660可牟佐夫流 安良都能左伎尓(かむさぶる あらつのさきに)]。宿り(やどり=屋取)。
【依拠本注-荒津】大宰府の北方、博多湾に臨む福岡市西公園付近にあった港で、大宰府の外港として官船が発着した。