2019-0614-man3202
万葉短歌3202 熟田津に3014
熟田津に 船乗りせむと 聞きしなへ
何ぞも君が 見え来ずあるらむ ○
3014 万葉短歌3202 ShuF782 2019-0614-man3202
□にきたつに ふなのりせむと ききしなへ
なにぞもきみが みえこずあるらむ
○=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第23首。女。
【訓注】熟田津(にきたつ=柔田津)[「愛媛県松山市の和気町・堀江町付近の港。」 出現は、ほかに 01-0008熟田津尓 船乗世武登(にきたつに ふなのりせむと)、-0138(長歌)柔田津乃 荒礒之上尓(にきたつの ありそのうへに)、03-0323飽田津尓 船乗将為(にきたつに ふなのりしけむ)、の3か所]。