2019-0611-man3199
万葉短歌3199 海の底3011
海の底 沖は畏し 磯みより
漕ぎ回みいませ 月は経ぬとも ○
3011 万葉短歌3199 ShuF781 2019-0611-man3199
□わたのそこ おきはかしこし いそみより
こぎたみいませ つきはへぬとも
○=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第20首。女。
【訓注】海(わた)。沖(おき=奥)。畏し(かしこし=恐)。磯み(いそみ=礒回)。漕ぎ回み(こぎたみ=水手運)[「こぎたみ」は、ほかに、01-0058榜多味、03-0273榜手回]。