2019-0606-man3194
万葉短歌3194 息の緒に3006
息の緒に 我が思ふ君は 鶏が鳴く
東の坂を 今日か越ゆらむ ○
3006 万葉短歌3194 ShuF774 2019-0606-man3194
□いきのをに あがおもふきみは とりがなく
あづまのさかを けふかこゆらむ
○=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第15首。女。
【訓注】息の緒(いきのを=気緒)。我が思ふ君(あがおもふきみ=吾念君)。鶏が(とりが=鶏)。東の坂(あづまのさか=東方重坂)[「足柄峠らしい。・・・<東方>はここのみの用例」。20-4440安之我良乃 夜敝也麻故要弖(あしがらの やへやまこえて)]。