2012-1107-man0773
万葉短歌0773 言とはぬ0707
言とはぬ 木すらあぢさゐ 諸弟らが
練りのむらとに あざむかえけり 大伴家持
0707 万葉短歌0773 ShuB680 2012-1107-man0773
□こととはぬ きすらあぢさゐ もろとらが
ねりのむらとに あざむかえけり
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】大伴宿祢家持が久邇京(くにの みやこ)から坂上大嬢へ贈った歌五首、の第四首。
【訓注】言(こと=事)。あぢさゐ(味狭藍)。諸弟(もろと)。むらと(村戸)[=群詞]。あざむかえ(所詐)。