2012-1103-man0769
万葉短歌0769 ひさかたの0703
ひさかたの 雨の降る日を ただひとり
山辺にをれば いぶせくありけり 大伴家持
0703 万葉短歌0769 ShuB679 2012-1103-man0769
□ひさかたの あめのふるひを ただひとり
やまへにをれば いぶせくありけり
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】題詞原文は「大伴宿祢家持報贈紀女郎歌一首」。
【訓注】ひさかたの(久堅之)。降る日(ふるひ=落日)。ただひとり(直独)。いぶせく(欝)。紀女郎(きの いらつめ)。