From This Moment On / Marian Mcpartland
女性ピアニストが登場したのは秋吉敏子に続いて2人目だ。
マリアンマクパートランドはイギリス出身、生まれは1918年なので今年で90歳。まだまだ健在だ。
そしてディキシー&スイング系のコルネット奏者であったジミーマクパートランド夫人であったこともあり古いスタイルのピアノかと思うと結構モダンなタッチだ。
このコンコルドに初登場したアルバムも、ストレートな力強い演奏をする。
Concordが主流としていたモダンスイングより、少しモダンな雰囲気のするピアノトリオアルバムだ。
バックを努めるお馴染みのジェイクハナとはボストン時代で知り合いだったそうだが。きっと同じ時期にボストンにいた秋吉敏子ともその頃から親交があったかもしれない。
ベースのブライアントーフは74年にプロになったばかりの若手。そのきっかけは、クレオレーンのバックのベーシストとしミルトヒントンが紹介したからとか。
その後もマクパートランドとの付き合いがしばらく続く。彼女にとってもお気に入りのベースだったのだろう。トーフはその後ジョージシアリングとのコンビで有名になったが、新人のトーフを登用した彼女の見立てもたいしたものだ。
彼女はちょうどこのアルバムが録音された1978年からスタートしたFMのラジオ番組が有名。毎週ゲストを招いて一発勝負の生演奏を繰り広げてきたそうだが30年以上も続いているとか。流石に今もやっているかどうかと思ってサイトを探したらしっかりやっていた。
“Marian McPartland's Piano Jazz”だ。たいしたものだ、
日本では渡辺貞夫が同じような「マイディアライフ」という番組を持っていた。レギュラー番組となるとただ演奏ができればよいというだけではだめだ。自分のグループだけでやっても毎週新しいレパートリーが必要だし、ゲストを招いてとなるとどんなプレーヤーとでもお手合わせができるようでないと。さもないと、これだけ長期間続けることは難しいとは思う。
その意味では、単にピアノの演奏に柔軟性があるだけではないだろう。きっと人間的にも誰にも好かれる素敵な女性なのだと思う。
それまでConcordにはオーナーの趣味かギター物が多かったが、不思議とピアノトリオが少なかった。彼女の登場で新たなラインナップが加わってきて益々領域が拡がってきた頃だ。
このマクパートランド、昨年もコンコルドからアルバムを出している。このアルバムのタイトルは”From This Moment On”。まさにこの時をスタートとして、Concordに登場したミュージシャンの最長不倒距離を更新しているかもしれない。
1. From This Moment On Porter 4:17
2. Emily Mandel, Mercer 5:32
3. Sweet and Lovely Arnheim, LeMare, Tobias 4:33
4. Ambiance McPartland 5:48
5. You and the Night and the Music Dietz, Schwartz 3:33
6. If You Could See Me Now Dameron, Sigman 3:35
7. Lullaby of the Leaves Petkere, Young 3:55
8. There Is No Greater Love Jones, Symes 3:29
9. Polka Dots and Moonbeams Burke, VanHeusen 4:03
Produced by Carl Jefferson
Marian McPartland (p)
Brian Torff (b)
Jake Hanna (ds)
Recorded at Coast Recorders, San Fransisco , December 1978
Originally released on Concord CJ-86 (Reissued CD CCD-4086)
女性ピアニストが登場したのは秋吉敏子に続いて2人目だ。
マリアンマクパートランドはイギリス出身、生まれは1918年なので今年で90歳。まだまだ健在だ。
そしてディキシー&スイング系のコルネット奏者であったジミーマクパートランド夫人であったこともあり古いスタイルのピアノかと思うと結構モダンなタッチだ。
このコンコルドに初登場したアルバムも、ストレートな力強い演奏をする。
Concordが主流としていたモダンスイングより、少しモダンな雰囲気のするピアノトリオアルバムだ。
バックを努めるお馴染みのジェイクハナとはボストン時代で知り合いだったそうだが。きっと同じ時期にボストンにいた秋吉敏子ともその頃から親交があったかもしれない。
ベースのブライアントーフは74年にプロになったばかりの若手。そのきっかけは、クレオレーンのバックのベーシストとしミルトヒントンが紹介したからとか。
その後もマクパートランドとの付き合いがしばらく続く。彼女にとってもお気に入りのベースだったのだろう。トーフはその後ジョージシアリングとのコンビで有名になったが、新人のトーフを登用した彼女の見立てもたいしたものだ。
彼女はちょうどこのアルバムが録音された1978年からスタートしたFMのラジオ番組が有名。毎週ゲストを招いて一発勝負の生演奏を繰り広げてきたそうだが30年以上も続いているとか。流石に今もやっているかどうかと思ってサイトを探したらしっかりやっていた。
“Marian McPartland's Piano Jazz”だ。たいしたものだ、
日本では渡辺貞夫が同じような「マイディアライフ」という番組を持っていた。レギュラー番組となるとただ演奏ができればよいというだけではだめだ。自分のグループだけでやっても毎週新しいレパートリーが必要だし、ゲストを招いてとなるとどんなプレーヤーとでもお手合わせができるようでないと。さもないと、これだけ長期間続けることは難しいとは思う。
その意味では、単にピアノの演奏に柔軟性があるだけではないだろう。きっと人間的にも誰にも好かれる素敵な女性なのだと思う。
それまでConcordにはオーナーの趣味かギター物が多かったが、不思議とピアノトリオが少なかった。彼女の登場で新たなラインナップが加わってきて益々領域が拡がってきた頃だ。
このマクパートランド、昨年もコンコルドからアルバムを出している。このアルバムのタイトルは”From This Moment On”。まさにこの時をスタートとして、Concordに登場したミュージシャンの最長不倒距離を更新しているかもしれない。
1. From This Moment On Porter 4:17
2. Emily Mandel, Mercer 5:32
3. Sweet and Lovely Arnheim, LeMare, Tobias 4:33
4. Ambiance McPartland 5:48
5. You and the Night and the Music Dietz, Schwartz 3:33
6. If You Could See Me Now Dameron, Sigman 3:35
7. Lullaby of the Leaves Petkere, Young 3:55
8. There Is No Greater Love Jones, Symes 3:29
9. Polka Dots and Moonbeams Burke, VanHeusen 4:03
Produced by Carl Jefferson
Marian McPartland (p)
Brian Torff (b)
Jake Hanna (ds)
Recorded at Coast Recorders, San Fransisco , December 1978
Originally released on Concord CJ-86 (Reissued CD CCD-4086)
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