Very Tall / Oscar Peterson Trio with Milt Jackson
レッドノーボのヴァイブとロストンプキンスのピアノの掛け合いですっかり気分がよくなったが、ヴァイブとピアノというとこのアルバムを忘れることはできない。
ピーターソンとジャクソンが共演した有名なアルバムである。
ピーターソンは、有名ミュージシャンとの共演作が多い。その中でも、名作に残る一枚だ。
これまで数多くレコードやCDを買ってきた。何回も聴き返したものから、封を切って一回聴いたきりになっているものまで千差万別だ。
最近のipodでは、聴いた回数がちゃんとカウントされているのでその差が明確に分かる。だたし、ipodだとシャッフル再生があるので「お任せ」で聴くことも多く、比較的満遍なく聴くようになっている。
最近は古いレコードを引っ張り出して聴く機会が多いが、こちらはほとんど10数年ぶりで、いやそれ以上聴かなかったもの。久々に針を通すものばかり。特にアナログレコードは一時封印をしていたこともあり、まさに棚卸し状態だ。
その中で、この“Very Tall”は昔から好きなアルバムだったので何回も聴いたアルバムだ。最近も棚から出して近くに積んであった。ここ一年でも何回か聴いた記憶がある。
このアルバムのように何故か思い入れがあり、何度も聴き返したが故に、針を落とした瞬間に全体を思い浮かべることができるアルバムが何枚かある。
それらが本当の意味のフェイバリットアルバムかもしれない。ハーブエリスと共演したハローハービーもその一枚だった。
ということで、聴きなれたアルバムではあるが、改めてライナーノーツにも目を通しながら聴き返してみた。さすがに名演だ。
ミルトジャクソンとピーターソントリオのコンビネーションは文句の付けようがない。
ライナーノーツの冒頭に、「シグペンの加わったピーターソントリオとジャクソンのレコードでの共演は始めて」と書いてある。そして、この録音もほとんどがワンテイクで行われたとも。普段一緒に演奏していなくとも、演奏し始めれば2人で通じ合う何かをお互い持ち合わせているのだろう。
ノーボとトンプキンスの相性もピッタリと書いたが、こちらの2人はその比ではない。
それに加えて迫力はこちらが一枚も二枚も上手。ピーターソン36歳。ジャクソン38歳。ちょうど二人とも脂の乗り切った時期であり、片や半分引退したノーボと比べる方が野暮であった。
それにしてのこのトリオの一体感が素晴らしいと思ったら、このアルバムの録音は1961年。
そう、あの61年から62年にかけて行われたロンドンハウスの長期間のレコーディングのちょうど間に行われたものだった。どうりでノリが半端ではない。
ピーターソンは、つい最近亡くなるまで長期間活躍を続け、作品もそれぞれの時代に数多く残されている。
しかし、いつのピーターソンが良いかと聞かれれば、この頃のピーターソンが一好きだ。
改めてディスコグラフィーも見直してみたが、61年はロンドンハウスのライブ以外スタジオ録音したのはこれ一枚だけ。このアルバムに入っている以外にその時のセッションの未発表曲もあるようだが、きっとそれもいい演奏だと思う、
果たして世に出ているのかどうかは?少し探してみよう。
1. Green Dolphin Street
2. Herartstrings
3. The Work Song
4. John Brown’s Guy
5. A Wonderful Guy
6. Reunion Blues
Milt Jackson (vib)
Oscar Peterson (p)
Ray Brown (b)
Ed Thigpen (ds)
Produced by Jim Davis
Recorded in New York September 15,18 1961
レッドノーボのヴァイブとロストンプキンスのピアノの掛け合いですっかり気分がよくなったが、ヴァイブとピアノというとこのアルバムを忘れることはできない。
ピーターソンとジャクソンが共演した有名なアルバムである。
ピーターソンは、有名ミュージシャンとの共演作が多い。その中でも、名作に残る一枚だ。
これまで数多くレコードやCDを買ってきた。何回も聴き返したものから、封を切って一回聴いたきりになっているものまで千差万別だ。
最近のipodでは、聴いた回数がちゃんとカウントされているのでその差が明確に分かる。だたし、ipodだとシャッフル再生があるので「お任せ」で聴くことも多く、比較的満遍なく聴くようになっている。
最近は古いレコードを引っ張り出して聴く機会が多いが、こちらはほとんど10数年ぶりで、いやそれ以上聴かなかったもの。久々に針を通すものばかり。特にアナログレコードは一時封印をしていたこともあり、まさに棚卸し状態だ。
その中で、この“Very Tall”は昔から好きなアルバムだったので何回も聴いたアルバムだ。最近も棚から出して近くに積んであった。ここ一年でも何回か聴いた記憶がある。
このアルバムのように何故か思い入れがあり、何度も聴き返したが故に、針を落とした瞬間に全体を思い浮かべることができるアルバムが何枚かある。
それらが本当の意味のフェイバリットアルバムかもしれない。ハーブエリスと共演したハローハービーもその一枚だった。
ということで、聴きなれたアルバムではあるが、改めてライナーノーツにも目を通しながら聴き返してみた。さすがに名演だ。
ミルトジャクソンとピーターソントリオのコンビネーションは文句の付けようがない。
ライナーノーツの冒頭に、「シグペンの加わったピーターソントリオとジャクソンのレコードでの共演は始めて」と書いてある。そして、この録音もほとんどがワンテイクで行われたとも。普段一緒に演奏していなくとも、演奏し始めれば2人で通じ合う何かをお互い持ち合わせているのだろう。
ノーボとトンプキンスの相性もピッタリと書いたが、こちらの2人はその比ではない。
それに加えて迫力はこちらが一枚も二枚も上手。ピーターソン36歳。ジャクソン38歳。ちょうど二人とも脂の乗り切った時期であり、片や半分引退したノーボと比べる方が野暮であった。
それにしてのこのトリオの一体感が素晴らしいと思ったら、このアルバムの録音は1961年。
そう、あの61年から62年にかけて行われたロンドンハウスの長期間のレコーディングのちょうど間に行われたものだった。どうりでノリが半端ではない。
ピーターソンは、つい最近亡くなるまで長期間活躍を続け、作品もそれぞれの時代に数多く残されている。
しかし、いつのピーターソンが良いかと聞かれれば、この頃のピーターソンが一好きだ。
改めてディスコグラフィーも見直してみたが、61年はロンドンハウスのライブ以外スタジオ録音したのはこれ一枚だけ。このアルバムに入っている以外にその時のセッションの未発表曲もあるようだが、きっとそれもいい演奏だと思う、
果たして世に出ているのかどうかは?少し探してみよう。
1. Green Dolphin Street
2. Herartstrings
3. The Work Song
4. John Brown’s Guy
5. A Wonderful Guy
6. Reunion Blues
Milt Jackson (vib)
Oscar Peterson (p)
Ray Brown (b)
Ed Thigpen (ds)
Produced by Jim Davis
Recorded in New York September 15,18 1961