山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

「ねじ式」演出メモ(役者篇)

2011-02-20 23:55:22 | モノローグ【エトセトラ】
3月11日(金)-13日(日)の「ねじ式」公演に向けて2月半ばより週5回の稽古で臨んでいる。さて、役者篇。

「あの時はこう言った」のに「この時は違うことを言う」困った演出が私です。芯が無いと言われれば、ズバリ、その通り!・・・だから、演出メモが必要になってくる。
稽古場ではメモと役者とのガチンコ勝負が続いている。ある意味、メモは空論として流れてしまう場合が多い。役者から飛び出してくる偶然や思いつきが、とんでもなく面白い!感動する場面を生み出すのです。・・・役者は身体を張っている。メモはそれを支えるために書きかえられる。

笑える場面はアイデアだけではダメ。知的にフンと笑えるのではダメ。生理的に堪え切れない笑いが稽古場で生産される。
問題はここです。人間の感情をメモで計算、あるいはネタ帳を元に組みたてるだけでは追いついていけない。悲しみも同じこと。



青年/工藤慎平・・・彼の妄想世界である。

(イメージ画)肥後丸.

青年の妄想の中で登場する

天狗堂の社長/田中幸太・・・崩壊寸前の権力
紅い花のさよ子/坂本咲希・・・少女椿の
もっきり屋のチヨジ/肥後丸.・・・せつない少女
シンデンのマサジ/過眞島憲法・・・少年フェチ
産婦人科の女医/夢現・・・妖怪エロス

ますます登場人物=出演者たちは迷路にハマっていきます。
一見、妄想世界の未知との遭遇に思われるかも知れないが、妄想だからこその概知との遭遇を!

夢で逢いましょう。

会場:熊本市河原町2河原町問屋街通路・熊本市電「河原町」下車

(写真デザイン)小島将春・大阪事務所

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