山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

母+エロスの謎

2015-03-14 03:50:00 | 透明人間三部作-2014-2015
「ねじ式」に登場する「切っても切っても金太郎飴のおっかさん」と「産婦人科の女医のエロス」について書こうとするも、今日の私的日常の直腸癌検査結果が気になって台本を書くのに集中できなかった。情緒不安定です。気持ちがふらふらしている。なんて小さいおっさんなのだ!と情けなさもある。
まるで「ねじ式」に登場する青年の彷徨い「イシャはどこだ?」を追体験しているようでもある。追体験というのは青年の金太郎飴の婆さんに対して「もしや、あなたはぼくのおっかさんではありませんか?」の問いかけと「できたら産婦人科の女医が絶対必要なのです。」に同意共感してしまったことだ。
何だ?この妄想と現実の密着した距離感は?あたかも社会不安と私の体の内部の不安が溶け合ったかのようにも思える。
予定では今月の中旬から入院手術のつもりだったのだが、手術前に放射線治療と抗がん剤治療を行ったあと、切除手術を行う方針が固まった。再発の確立を下げるための処置だと言われた。
白い巨塔と泣く子にはかなわない。稽古や公演スケジュールに不都合があってはならないのだが、座長=夢現の演出と劇団の出演者たちの力を発揮する良い機会だと思う。ある意味、災い転じて福となす。
明日(土)には「母+エロス」の場「産婦人科」を書く。
台本上では産婦人科の女医は謎の登場人物になっている。誰が配役かを決めていない。ミステリアスな場面という訳だ。書きごたえがある。
隠し技は公演当日までは秘密にします。それは見られてナンボーの劇としてお楽しみにしておきたいからだ。
「夢日記」は私小説を突破します。

劇団夢桟敷 第67回公演
透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり





(注)ここに掲載されている写真は2011年「ねじ式~復活篇」の舞台写真より。

■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2

■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕偉人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

【登場人物・・・出演】
青年・・・工藤慎平
キクチサヨコ・・・坂本咲希
コバヤシチヨジ・・・肥後丸.
新田のマサジ・・・太郎ピーチマンション
天狗堂・・・海幸大介
金太郎飴の母・・・夢現
無能の人・・・山南純平
産婦人科の女医・・・謎
【スタッフ】
東田まなみ/坂本冬馬(音楽)/タカハシユウジ(音楽)/のわーる(音楽)
工藤慎平(舞台監督)/坂本咲希+太郎ピーチマンション(宣伝美術)
肥後丸.+海幸大介(舞台美術)/さかもとまり(音響)/山南純平(照明)

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/sejishiki

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