夜の中の夜3時ごろ、揺れを感じた。この数日、震度3・2・1と続いている。揺れるたびに、あの時のことを思い出す。…熊本地震。あれから明後日で1年だ。いつも指折り数えてきた。
昨年の4月14日夜の震度6強!…アパートの部屋では棚や箪笥、テーブルが倒れ、照明は落下、食器棚も倒れてガラスが飛び散っていた。壁のひび割れで尋常でないことを知った。近くの家は倒壊している。これが震災か!ニュースの場面に放り込まれたような気分。それから震度5・4・3が呆れるほど続いて治らない。
外の道路に飛び出ると近所の方々が集まって座り込んでいた。
引越しをして1年半くらいの場所(健軍方面)だったから近所の人の顔も知らなかった。これを機に一気に身近な人として付き合うようになった。
電気・ガス・水道が止まった。
あくる日、片付けるのが大変だと心配していると劇団のタロー君が手伝いに来てくれたのだった。メドがたって、座長とタロー君と食事をとりに行こうと車で出かけるや信号待ちで追突され、踏んだり蹴ったり。追い討ちとは…。容赦ないことだ。
その夜中、震度7がきた。屋根の瓦が崩れて飛び散っていた。死ぬかもしれないと思うほど体が固まってしまった。前日の片付けが台無し!ヒビが更に大きくなり、アパートが潰れると思った。
前震と本震、追突…おまけに雨漏りで部屋の中が腐りかけてしまった。それから1ヶ月近くの路上生活。
有り難かったのは身内や友人からの救援物資が送られてきたこと。座長が働く会社の労働組合からの援助金など。民のまごころ。民の力。ミンミンである。
思い出すと不思議の時間を経験したものだ。
分別されていないゴミの山、流通ができるようになってコンビニに行列。ガソリンスタンドの行列。なんでも行列。
都市部道路の復旧は早いものの田舎方面は遅い。国道ー県道ー市道ー町道ー農道の復旧格差。
不思議な夢を見ているようだ。
中の3時ごろ、揺れを感じた。この数日、震度3・2・1と続いている。揺れるたびに、あの時のことを思い出す。…熊本地震。あれから明日で1年だ。いつも指折り数えてきた。
「
昨年の4月14日夜の震度6強!…アパートの部屋では棚や箪笥が倒れ、照明は落下、食器棚も倒れてガラスが飛び散っていた。壁のひび割れで尋常でないことを知った。近くの家は倒壊している。これが震災か!ニュースの場面に放り込まれたような気分。それから震度5・4・3が呆れるほど続いて治らない。地震酔い。史上、類のない余震の数を更新していた。
外の道路に飛び出ると近所の方々が集まって座り込んでいた。
引越しをして1年半くらいの場所(健軍方面)だったから近所の人の顔も知らなかった。これを機に一気に身近な人として付き合うようになった。死ななくて良かったね、と。関連死も含めて200人以上か。70才以上の割合が大きいとのこと。
電気・ガス・水道が止まった。
あくる日、片付けるのが大変だと心配していると劇団のタロー君が手伝いに来てくれたのだった。メドがたって、座長とタロー君と食事をとりに行こうと車で出かけるや信号待ちで追突され、踏んだり蹴ったり。追い討ちとは…。容赦ないことだ。
その夜中、震度7がきた。屋根の瓦が崩れて飛び散っていた。死ぬかもしれないと思うほど体が固まってしまった。前日の片付けが台無し!ヒビが更に大きくなり、アパートが潰れると思った。
前震と本震、追突…おまけに雨漏りで部屋の中が腐りかけてしまった。それから1ヶ月近くの路上生活。
有り難かったのは身内や友人からの救援物資が送られてきたこと。座長が働く会社の労働組合からの援助金など。民のまごころ。民の力。ミンミンである。
思い出すと不思議の時間を経験したものだ。
分別されていないゴミの山。川内原発は止まらない。ブルーシートの屋根。コンビニに行列。ガソリンスタンドの行列。なんでも行列。待つ。待たされる時間。何を待っているのか気が遠くなるような時間。ネガティブな不思議。
都市部道路の復旧は早いものの田舎方面は遅い。格差の不思議。
逃げよう。逃避しよう。引越し先が決まるのに2ヶ月かかった。2ヶ月で新しい住居に住めるのはまだ良い。今、仮設住宅で暮らしている人もいる。…つい先日、仮設住宅で老人の孤独死のニュースがあった。
言葉の使い方が悪かったでは済まされない「自己責任」(復興大臣)のフクシマの問題は身につまされる。
1年前のことを振り返っているが、時間というものは伸びたり縮んだりするものだと実感する。
不思議な夢を見ているようだ。夢?これが現実か。
さて、不思議の時間をバネに百年の時間を行ったり来たりしよう。劇は時間の旅なのよ。…5月末で「万華鏡〜百年物語」最終稿に向かう。役者スタッフ、新劇からアングラ劇、伝統芸能、音楽・美術のメンバーの秘密のベールが剥がされる日が近づいてきた。シャッフルと人の化学反応!ガラガラポン!
とりあえず、今、作家としてアッパラパラである。地震の揺れではなく、途中経過の揺れを楽しむ。
昨年の4月14日夜の震度6強!…アパートの部屋では棚や箪笥、テーブルが倒れ、照明は落下、食器棚も倒れてガラスが飛び散っていた。壁のひび割れで尋常でないことを知った。近くの家は倒壊している。これが震災か!ニュースの場面に放り込まれたような気分。それから震度5・4・3が呆れるほど続いて治らない。
外の道路に飛び出ると近所の方々が集まって座り込んでいた。
引越しをして1年半くらいの場所(健軍方面)だったから近所の人の顔も知らなかった。これを機に一気に身近な人として付き合うようになった。
電気・ガス・水道が止まった。
あくる日、片付けるのが大変だと心配していると劇団のタロー君が手伝いに来てくれたのだった。メドがたって、座長とタロー君と食事をとりに行こうと車で出かけるや信号待ちで追突され、踏んだり蹴ったり。追い討ちとは…。容赦ないことだ。
その夜中、震度7がきた。屋根の瓦が崩れて飛び散っていた。死ぬかもしれないと思うほど体が固まってしまった。前日の片付けが台無し!ヒビが更に大きくなり、アパートが潰れると思った。
前震と本震、追突…おまけに雨漏りで部屋の中が腐りかけてしまった。それから1ヶ月近くの路上生活。
有り難かったのは身内や友人からの救援物資が送られてきたこと。座長が働く会社の労働組合からの援助金など。民のまごころ。民の力。ミンミンである。
思い出すと不思議の時間を経験したものだ。
分別されていないゴミの山、流通ができるようになってコンビニに行列。ガソリンスタンドの行列。なんでも行列。
都市部道路の復旧は早いものの田舎方面は遅い。国道ー県道ー市道ー町道ー農道の復旧格差。
不思議な夢を見ているようだ。
中の3時ごろ、揺れを感じた。この数日、震度3・2・1と続いている。揺れるたびに、あの時のことを思い出す。…熊本地震。あれから明日で1年だ。いつも指折り数えてきた。
「
昨年の4月14日夜の震度6強!…アパートの部屋では棚や箪笥が倒れ、照明は落下、食器棚も倒れてガラスが飛び散っていた。壁のひび割れで尋常でないことを知った。近くの家は倒壊している。これが震災か!ニュースの場面に放り込まれたような気分。それから震度5・4・3が呆れるほど続いて治らない。地震酔い。史上、類のない余震の数を更新していた。
外の道路に飛び出ると近所の方々が集まって座り込んでいた。
引越しをして1年半くらいの場所(健軍方面)だったから近所の人の顔も知らなかった。これを機に一気に身近な人として付き合うようになった。死ななくて良かったね、と。関連死も含めて200人以上か。70才以上の割合が大きいとのこと。
電気・ガス・水道が止まった。
あくる日、片付けるのが大変だと心配していると劇団のタロー君が手伝いに来てくれたのだった。メドがたって、座長とタロー君と食事をとりに行こうと車で出かけるや信号待ちで追突され、踏んだり蹴ったり。追い討ちとは…。容赦ないことだ。
その夜中、震度7がきた。屋根の瓦が崩れて飛び散っていた。死ぬかもしれないと思うほど体が固まってしまった。前日の片付けが台無し!ヒビが更に大きくなり、アパートが潰れると思った。
前震と本震、追突…おまけに雨漏りで部屋の中が腐りかけてしまった。それから1ヶ月近くの路上生活。
有り難かったのは身内や友人からの救援物資が送られてきたこと。座長が働く会社の労働組合からの援助金など。民のまごころ。民の力。ミンミンである。
思い出すと不思議の時間を経験したものだ。
分別されていないゴミの山。川内原発は止まらない。ブルーシートの屋根。コンビニに行列。ガソリンスタンドの行列。なんでも行列。待つ。待たされる時間。何を待っているのか気が遠くなるような時間。ネガティブな不思議。
都市部道路の復旧は早いものの田舎方面は遅い。格差の不思議。
逃げよう。逃避しよう。引越し先が決まるのに2ヶ月かかった。2ヶ月で新しい住居に住めるのはまだ良い。今、仮設住宅で暮らしている人もいる。…つい先日、仮設住宅で老人の孤独死のニュースがあった。
言葉の使い方が悪かったでは済まされない「自己責任」(復興大臣)のフクシマの問題は身につまされる。
1年前のことを振り返っているが、時間というものは伸びたり縮んだりするものだと実感する。
不思議な夢を見ているようだ。夢?これが現実か。
さて、不思議の時間をバネに百年の時間を行ったり来たりしよう。劇は時間の旅なのよ。…5月末で「万華鏡〜百年物語」最終稿に向かう。役者スタッフ、新劇からアングラ劇、伝統芸能、音楽・美術のメンバーの秘密のベールが剥がされる日が近づいてきた。シャッフルと人の化学反応!ガラガラポン!
とりあえず、今、作家としてアッパラパラである。地震の揺れではなく、途中経過の揺れを楽しむ。