山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

美術案4

2014-03-04 23:11:19 | 透明人間三部作-2014-2015
人形作家きちくるお 参(戦)する!
2002年「アベサダ三部作」で映像や展示で定大明神(球体関節人形)でお世話になった
きちくるお!さんが次回公演で関わってくれることになった。
飛び出たプランは「文化人形」?・・・何と!レトロだが、私にはこの発想が新鮮に感じた。
イメージはキャッチボールである。どや!奴らには爆弾のようなものになるかも知れない。
奴らとは?薄っぺらな商人たちのこと?美意識は過激に限ります。

今日(3月4日)は熊本市上通り岡田コーヒー店で美術プランニング会議を行った。
参加者:夢現・クドシン(舞台監督)・サキ・MAMIちゃん・きちくるお・私の6名

彼女(きちくるお)は驚いた様子だった。
今、舞台美術担当が決まっていないからだ。みんながモヤモヤしているのである。
「あれもある、これもある」と意見を出し合いたい。ポジティブなところからデザインを全体的にまとめる。
この、まとめ役を後出しで決めてみたいと思っている。
美術に関してはセンスや個性がむき出しになる。だが、演劇は集団の力だ。
ぶつかり合い、そこから生まれる。
提案されているキーワードは
①コンポスト(廃棄物)
②再生する肉(内臓や心臓、目や口などの人体の部分)
③魂の抜けた人形(人類滅亡のシンボルか)
④灯篭(ロボットのようにも見える光)
⑤透明感のある布で空間を演出(はごろも)
⑥お囃子の舞台(伝統と未来のミスマッチをマッチする)
などなど。
各人が局部的な部分をデザインして設計する。形を作る。
舞台ではイメージとして置かれ、分裂と合体を繰り返すことを目指す。
これが美術と演劇の面白いところ。そして、集団の力である。
舞台美術担当はプロデューサーとして誕生する。全体が見えなければならない。
もうすぐ決まる。

会議が終わって、山水亭のラーメンでシメタ。「しめしめ。」